ゲームやVTuberに課金できないことを、負い目に感じる必要は無い

心理
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客観的理屈と主観から、負い目は不要(理屈)

実際のところ、私は負い目を感じています。(感情)

でも、おそらくそれを負い目に感じる必要はありません。(客観的理屈)
VTuberとかなり形は違いますが、私のサイトにも広告があり、サイトを見た方が商品を買わなくてもその方に対してネガティブな感情はありません。(主観)

※この記事では、VTuberへのスパチャ(スーパーチャット)やメンバーシップ加入、グッズ購入のことも、ゲームと同じく「課金」と表現しています。

負い目を感じる理由

【課金できる方がいいという思考】

  • VTuber専業の方がその収入で生活していることを知っています。
  • ゲームのサービス継続や新規コンテンツには課金が必要であることを知っています。
  • 配信やアーカイブで、推しに多額を支払う人たちが見えます。
  • 有料メンバーシップコンテンツがあり、メンバーだけが見られるコンテンツがあります。
  • スーパーチャットやメンバーシップ加入に対して、VTuberは特別なお礼をします(全員では無いけど名前呼びや優先的なコメント反応など)。

【しかし、できないので】

  • 直接的な支援ができていないように感じる。
  • お金を自由に使えないと言うのはみじめなことに思える。
  • 自分がしている無課金でできる高評価やチャンネル登録は、匿名やその他大勢の、いてもいなくてもいい存在に思えます。

客観的理屈としての、負い目不要論

VTuberやゲーム会社は、自ら無料配信(基本無料プレイ、アイテム課金制など)を選んでいます。

試食や体験版なら、本製品も買ってね!という宣伝目的です。
しかし、普段の配信や基本無料のゲームは、無料の部分もメインコンテンツです。
実際に誰も課金しなかったらサービスは継続できないでしょうけれど、それは無課金勢が気に病むことでも責められることでもなく、企業側の戦略の問題。

「配信に来てくれるだけで嬉しい」というのは、感情的にも本音でしょうし、理屈(利益)的にも本当でしょう。ましてや大手のゲームを除けば、VTuberもゲームも広告収入があります。「見るだけで発生する収入」は大きく、単発の購入より安定し、かつ利益の中の大きな割合を占める可能性が高い。

VTuberと私のサイトはフィールドも違えば、ファンなのか情報を求めてかという大きな違いがあるものの、スパチャやグッズ購入やメンバーシップ ≒ 商品リンク、広告収入の感じ方はちょっと近い部分があると思います。

キャラによりますがほとんどのVTuberはスパチャやグッズ、メンバーシップは、良いと感じてしてくれたら最高に嬉しいという気持ちが強いと思います。ファンにも喜んで欲しかったので、無理をされるとむしろ申し訳ない。

立場を逆に考えるなら、昨日も過労で倒れたけどみんなのために今日も配信頑張るね!と推しに言われてる気分でしょうか。嬉しく無い。推す側も自分が無理せず楽しめる範囲で。これができないと結局推すことに疲れて気持ちが離れたり、過剰に思い詰めたりしてしまいます。

ふと配信に現れて去り2度と現れない上限スパチャ富豪も嬉しいかもだけど、よく来てくれてコメントや高評価してくれるファンを大切にしたい人が多いと思う。たとえ、その人がスパチャやメンバーシップ加入できない人であってもです。

感情で負い目があるままでも、理屈で問題ないと知っておく

課金しない人を責める気持ちがないか自分を見つめてみる

自分の中に「スマホゲームで課金しないのは悪」みたいな思考があると、自分が課金できない状況で自分の思考に攻撃される。それがVTuberに対しても無意識に適用される可能性はあると思います。

私は有料コンテンツを無料で利用することを悪だと思います。しかし、課金できる無料コンテンツを無料で楽しむのに罪悪感は必要ありません。これは開き直りでも恥知らずでもないでしょう。

下記のような縛りをする理由はありません。
「課金せずに遊ぶなんて」
「基本無料に課金するなんて」
課金されなければサービス終了するかもしれない、その時に後悔しても遅い。そういう動機で課金するのも自由です。要は自分が納得できて、人に価値観を押し付けたり金銭的な迷惑をかけなければ自由だと思います。

実際のところ、私は負い目を感じている(理屈と反する感情)

まったくもって恥ずかしい限りで、その恥じる感情も負い目にプラスされます。

私はスパチャやメンバーシップ加入ができず、なんならコメントができず、キャパオーバーするのでチャンネル登録やフォローすらできないことが多いです。(高評価はする。)
イラストはクオリティと絵柄を安定させませんし、完成後に多数のミスを発見します。

チャンネル登録とフォローできないのがだいぶきつくて「スパチャとかしなくても大丈夫だよ、チャンネル登録とフォローしてくれたら!」みたいに言ってくれることにも応えられない罪悪感が強い。それも理屈で言えば義務ではないし、結局配信は見ているものが多いので数十円の広告収入にはなってるはずなんですけどね。(広告1再生につき0.1〜0.2円程度らしい)

ただ、ここで無理をしてチャンネル登録やフォロー、コメントをするとキャパオーバーして目に入るだけで辛くなったり、最悪反転アンチになりかねないので今以上の無理はしません。

負い目も、メンバーシップ限定配信とか販売ボイス気になるなーと思っていて、それらは1万円もせずに参加・購入できるのにそれができないことと、それらができないのはただただ自分が悪いという点が大きい。
もちろん無料で公開してほしいとか配信してほしいとは言えない以前に言わない。ちゃんと適切な報酬を受け、課金している人はそれ相応の感謝やコンテンツを受けてこそ健全だと思う。

その負い目でファンを辞めたらそれが推しの損失

例えば私がいなくなっても推しはまったく気が付かないと思います。再生数が1アーカイブにつき0.1円減るかどうかかもしれません。

有害な場合を除き、そのわずかなプラスがなくなると言うのは確かに損失と言えば損失です。
(このサイトやTwitterアカウントが推しにとってわずかでもプラス、そうでなくてもせめて有害でないことを願うばかり)

もしかすると再生数4,999なら通らなかった企画が、再生数5,000で「やってみようか」と意外に大きな影響があるかもしれません。

配信やアーカイブの視聴、フォロー、チャンネル登録、コメント、メンバーシップ、スーパーチャット、グッズ購入。程度の差はあれど、だいたいはプラス方向の影響がある。

同じものをずっと同じ熱量で好きでいることはあまりありません、人間。
好きなことは変わらなくても、熱狂が冷めることもあります。そのシリーズは好きだけど新作はなんとなく見なかったりとか。

ファンじゃなくなることは良いんですが、その理由が無理に好きでいようとしたからはちょっと悲しいと思う。もっと無理せず、推したければ推して、熱が覚めたら他にも目を向けてみる。そんな風に自然に接するのが互いに良いと思います。無理して推しても長続きせず結局ファンじゃなくなりますし。

まとめ

  • 無課金に負い目を感じることはない。
    無課金提供を選んでいるのは推しや推しの所属企業で、その選択にファンが勝手なルールを追加するとちょっとおかしなことになる。
  • 負い目を感じちゃうのはわかる。
    好きって言うのがもう感情だし。
  • 無理して推すと結局推せなくなる。
    ファンが減るのは推しの損失で、その理由が無理に好きでいようとしたからは悲しい。

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