親記事:VTuber
ママ
VTuber文化におけるママとは、VTuberの外見を生み出した担当イラストレーターのことである。
概要
VTuberは配信用の体を得るために個人、あるいは企業としてイラストレーターに依頼する。この時、イラストレーターは「自分を生んでくれた存在」として、これをママと呼称する。
一般的にイラストレーターの性別を問わずママと呼ぶが、ホロライブの湊あくあのように男性であるママのことを「がおうパッパ」と呼ぶなど個人差がある。
ママ 兼 VTuber
実際に女性であるママは意外に多く、しぐれうい(大空スバルのママ)や、おしおしお(天音かなたのママ)、rurudo(常闇トワのママ)、西沢5㍉(桃鈴ねねのママ)は女性イラストレーターである。
さらにしぐれういは個人としての登録者数が日本一のVTuberでもあり、rurudoもるるどらいおんとして、西沢5㍉も基本顔出しだがVTuberボディを持ち、イラストレーターと兼業している。
男性ママもVTuberが多く、伊東ライフ(愛園愛美のママ)、神岡ちろる(猫又おかゆ、椎名唯華、佐藤あにめのママ)、かかげ(鷹嶺ルイのママ)などはバ美肉※である。
※バ美肉:バーチャル美少女受肉おじさん。要は男性が美少女Vの外見を持つこと。神岡ちろるはボイスチェンジャーを使ったり使わなかったりするが、伊東ライフやかかげは堂々と男性地声のまま配信している。
依頼料相場
※参考程度の情報 ※2025/01/26時点調べ
イラスト(デザイン・パーツ分け)
- 駆け出し・一般:5万円~15万円
- 有名クリエイター・企業:最低20万円~
Live2Dモーション(モデリング)
- 駆け出し・一般:だいたい10万円~
- 有名クリエイター・企業:最低20万円~
安上がりなところ
coconalaは安く売り出しているクリエイターが多く、2025/01/26の確認時点でイラスト~Live2Dまでで2万円という破格なものまである。ざっと見た限り、こちらでは2万円~25万円が相場。依頼する際は信頼性や実績の有無を確認すること、また、自分がきちんと支払えるか・失踪せず話を続けられるかは慎重に判断すべきだろう。
補足情報
上記の通り信頼できるクリエイターに頼むにはデザイン・モーションで最低40万円からということになるが、個人イラストレーターはそもそも一般人から依頼を受けない事が多い。
▼理由はたくさん
- 個人依頼者の依頼料踏み倒し・失踪が多い
- そもそも依頼者(社会人)としての常識が欠如している
- 提示予算が論外(無料~1万円など)
- 自分のデザインで悪質な活動や言動をされるとブランドに傷がつく
- 実績として美味しくない
企業から受けたほうが作業量とやり取りが少なく、かつ報酬と実績としての価値がはるかに高い。「企業から受けられない」人でない限り、個人から受けるメリットがほぼない。
有名クリエイターともなれば企業からの依頼すら厳選している状態であり、名もなき個人が100万円積んでも断られることはほぼ間違いないだろう。
対比:パパ
上述のように、男性イラストレーターの場合にママをパパと呼ぶVTuberもいるのだが、他にも「ママ」と同じように性別を問わずクリエイターを指す「パパ」呼びがある。動けるモーションを作ってくれたLive2D、あるいは3D化のクリエイターである。
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