麻薬（ドラッグ）- らく百科

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概要

概要

麻薬とは、脳に作用し酩酊・多幸感・幻覚をもたら強い依存性を持ち、しやがて脳を破壊する薬物であり、ほとんどの国で使用が禁じられる。

違法性

麻薬には複数の問題がある。

強い依存性があり、脳自体が変化するため意志で抗うことができない
上記により再犯率が高い
上記の性質のため、反社会的組織が販売し莫大な収入源となる
莫大な得があるため、反社会的組織により広まりやすい
幻覚・幻聴・購入資金を得るため凶悪犯罪や事故が引き起こされる
脳に復帰不能かつ多大なダメージを与える

芸能人などは、お金がある、捕まった時にニュースになることで違反者が有名になりやすい。また前歴があるためか罪をつぐなったあとも売人から連絡がとられるのか、依存性もあいまって再犯がニュースになることもある。声優が降板するなど、エンタメ界にも影響が大きい。

くれぐれも「すぐやめられるし」「一度だけなら」「やせるらしいし」なんて手を出していいものではない。上記の通り、意志の力でやめられるものではないし、やせるのではなくやつれて肌はボロボロ、髪はぱさぱさ、目はくぼみ数十年老化したかのような外見となるため、美容目的ならなおさら逆効果である（それどころか命に関わる）。

覚醒剤

麻薬は植物からつくられたものであり、覚醒剤は人工的につくられたもの。麻薬よりも依存性が高く、そのぶん法律的な刑罰も重い。大麻の所持が営利目的でない場合5年以下の懲役、覚醒剤は1年以上の懲役であり、後者のほうが長くなる可能性が高いというか確実。
所持・譲渡・譲り受けはさらにわかりやすく、営利目的でない場合、大麻は5年以下、覚醒剤は10年以下である。

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大麻

もともと大麻は麻薬は日本でも麻薬扱いではなく、しかし禁止ではあるため厚生労働省・法律においても「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律」と大麻・麻薬を分けて表記し区別していた。しかし同改正により、”大麻等の不正な施用についても麻薬及び向精神薬取締法の「麻薬」として禁止規定及び罰則（施用罪）が適用されることになります。”と、麻薬扱いとなった。そのため日本を基準にすると（大麻が合法な国があるので）外国は麻薬に甘く、日本は厳しいとも考えられる。

合法の国もあり、旅行や滞在などでその匂いをかいだことのある人は「大麻の匂いがする」とすぐにわかるほどであり、これはしばしば日本での通報理由となり、実際に逮捕者が出ている。「なんで大麻の匂いがわかるんですかね（名推理）、あれれ～おかしいぞ～」というコメントもつきがちだが、その独特なにおいは間違えようがないとのこと。

合法なもの

鎮痛剤などには、低濃度のものなら処方箋無しで買える日本の医薬品にも含まれている。とはいえ、麻薬的な悪影響を及ぼすには身に著しい危険をもたらす量のオーバードーズにつながり、デメリットの苦痛で多幸感どころではないと思われる。しかし実際にオーバードーズを意図的に行い、これが問題となることがある。

また法律で「規制が追いついていない」という理由で「違法ではないから合法」という主張がなされることがある。これはニュースなどでは「脱法ドラッグ」「危険ドラッグ」と呼び問題意識を広めている。規制が追いついていない理由として、違法性の判断は慎重におこなわなければならず、しかし抜け道を探す側はちょっとずつ変更して違法の範囲から逃れ、いたちごっこになってしまう。

しかし、上記で日本で麻薬扱いとなった大麻より煙草のほうが害と依存性が高いというデータもある。しかし煙草は社会に根づきすぎており、ある日突然違法にすることはできない。アルコールを規制すると犯罪が増え、反社会的組織の資金源となることを歴史が証明しているため、煙草も同じ未来をたどると推測できる。「幻覚がないから煙草は麻薬ではない」とするなら大麻も同じであり、大麻が麻薬であるにもかかわらず煙草が合法というのは実質、煙草が合法な麻薬と考えることもできる。

問題発言

生娘をシャブ漬け戦略

大手牛丼チェーン店の常務取締役企画本部長が繰り返し発言し大ニュースとなった事件。

「女は男に高い飯をおごってもらえるようになれば牛丼なんか食べない。いなかから出てきた生娘を牛丼中毒にするシャブ漬け戦略（意訳）」と言い放ち、当然、人権・ジェンダー・倫理・コンプライアンスすべてに問題ありで、該当の人物は牛丼チェーンにて執行役員および常務から解任された。

フィクションにおける麻薬・扱っている作品

作品

当然ながらしっかり否定的なものが多い。

ジョジョの奇妙な冒険第5部黄金の風
主題ではないが物語で主人公の所属するグループがラスボスと戦う動機の1つが、ボスの組織による麻薬蔓延の阻止であり、同組織に所属していながら裏切ることになる。また、物語の最後にも重要な役割を果たす。

名探偵コナンピアノソナタ「月光」殺人事件
YouTube：【公式】名探偵コナン「ピアノソナタ「月光」殺人事件」｜　シーズン１第１１話
ネットミーム「ペロッ　これは青酸カリ！」のコラ元・元ネタであり、実際は麻薬。
「なんで舐めて麻薬だとわかるんだ」「麻薬舐めて大丈夫か？」というツッコミが多数だが、物語自体は非常に重要かつ最も悲しい事件とすら言われており、コナンはこの事件で探偵としての心情を固めている描写がある。なお、麻薬を舐めたのではなく指を舐めて麻薬を付着させただけであるという解釈もあるのだが、いずれにしてもなぜ麻薬とわかったのかは不明。無辜むこの一般人にはわからないが、触感や質感が独特なのだろうか？

ONE PIECE
麻薬的な危険物が登場する。
・激しい依存性のある薬入り飴玉：シーザーが誘拐した子どもたちが逃げられないよう与えていた飴玉。子どもたちはそれを知らず完全に依存しきっていたが、チョッパーたちからその危険性を説明される。子供たちは薬物の禁断症状が出て飴玉をほしがり、子供の一人のモチャは他の子達をまもるため、すべての飴玉を飲み込み倒れた。後に保護・治療されている
・エネルギー・ステロイド：ホーディー・ジョーンズ一味が使用した「怪力を得られる薬」。ホーディーは、ワンピースの中でも有名な「2年後シャボンディ諸島」で再集合した修行後のルフィを苦戦させるほど強大なパワーを得ていた。しかし激闘の末、ルフィに敗北。投獄されたホーディーは「玉手箱」の別名を持つエネルギー・ステロイドの副作用で著しく老化し、立つのもやっとで、乱暴をすれば自分の骨が折れるほどの体となった。ワンピースは奴隷のような歴史の黒い部分をストーリーに組み込む大人向け要素があるが、この「一時的に全能感を得るが体が崩壊し破滅する」のは名前が違うものの麻薬・覚醒剤の性質であった。

BØY（公式：[第1話]BOY – 梅澤春人 | 少年ジャンプ＋）
チーマーのボス神崎狂はドラッグ「ヘルビジョン」を売りさばいており、これは部族の決闘儀式に使われるドラッグであり肉体強化+痛みを感じない身体となる。しかし服用してなお主人公のハレルヤにはかなわず、大量に服用、さらに強化されるがなおも圧倒され、感じないはずの痛みを感じ、自分の腕が溶ける幻覚を見始める（バッドトリップ）。その後逮捕されるが脱走し、ハレルヤと再戦。さらに強力なドラッグを入手していたがハレルヤの挑発でドラッグ抜きの決闘をし追い詰めるも敗北。今度は自ら出頭。敵の中でも特にハレルヤへダメージを与えたキャラであり、しれっとドラッグの依存性から脱却しているような底しれぬ強さもある（前述の通り、覚醒剤は意志の力で克服できるようなものではない）。敵の中で唯一人気投票でランクインをしている人気キャラであり、最終回では会わないものの顔出ししている。

メデジン　麻薬カルテルをぶっ潰せ！
タイトル通りの洋画である。

The House I Live In
麻薬戦争批判ドキュメンタリー映画。

音楽

キャンディークッキーチョコレート (feat. 初音ミク & 重音テト)（MV）
考察に「キャンディ・クッキー・チョコレート」というお菓子の名前はそれぞれ麻薬の隠語であるというものがあり、MVの中にも「虹色のだんご」「サイケデリックな背景」「めまい」「三半規管の死」「嘔吐描写」があり、「キャンディクッキーチョコレートにはちっとも特別な意味なんてないんだからね！」という匂わせも仕込まれている。電子ドラッグ……とまでは言わないが、楽曲の依存性も高い。

モニタリング（DECO*27）（MV）
考察の1つに「ミクが訪ねている人物が麻薬をやっている」というものがある。画面が正常な時、ミクはいたって普通の表情と動きをするのだが、背景や周囲にサイケデリックな表現や演出がなされた時にはミクの挙動が狂気的になり、歌詞も人物の妄想と解釈できる。人物が出てこなくてもまとも視点で周囲に座り込んで待つなど、幼馴染や実際に好意があるなど特別な関係性はあるのかもしれない。
この考察の場合、ミクは人物が引きこもっているのを心配で訪ねてきているだけであり、人物に対して「恋愛・性的な意味で君が欲しい」「君が病めるときもいつもそばにいる」は人物の妄想であり、むしろストーカー的思想をしているのは人物側と考えることもできる。「ねえ私知ってるよ　君が×××してるの知ってるよ」「びくんびくん震えてさ　声もダダ漏れなんだわ」という歌詞もミクが狂気的な表情で背景も歪んでおり、妄想の可能性が高い。
もしもこれがマスターベーションであれ麻薬であれ、玄関の扉を通して声や震えている様子がバレるのはおかしなことである。
MVのラストで扉が開きミクと人物が対面するが、上記考察の場合はミクの身が危うい。

ふしぎなくすり feat. SATOE（pop’n music 17 THE MOVIE）
曲コメント：フシギなフシギな魔法のくすり! アナタも変身しゃうかも〜!
考察どころかそうとしか思えない歌詞であり、「ふしぎなくすりのまされて」と直球から始まり「渋谷で海を見ちゃったの」「竹下通りでポールダンス」と幻覚・異常行動を思わせるもの、「げっほげっほ」とむせる様子も見られる。
ニコニコ動画を中心にMAD・パロディが流行り、ネタソング好きなホロライブ所属のVTuber、戌神ころねもふしぎなくすり / 戌神ころね(cover)を公開している。