【アンチの心理】自分がアンチにならないためにも知っておきたいこと

イーッだ!メンタル

「アンチになるな」「アンチは最低だ」と言う気はありません。ただ、アンチでいるというのは自分自身にとってもストレスになります。それが大人気のものが対象であれば、視界に入れないと言うことも難しく、常にストレスにさらされることになります。アンチにならない、アンチをやめることができれば、毎日が少し楽になるのです。

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アンチとは?

アンチとは、特定の人、国、作品等に対して、執拗に執着し、攻撃的な言動や行動を繰り返す人のことを言います。

一般的に、殺人や詐欺などの凶悪犯罪の犯人に対しては、過剰な攻撃をしている人であってもアンチとはあまり言われません。人によっては好きな映画作品や有名人、政治家などに対して延々と攻撃的な行動や言動をしていること。心の中で嫌いだと思っているだけで済んでいるのであれば、それもアンチと呼ぶことはほとんどないでしょう。

特定の対象に攻撃的な言動・行動をたびたび、継続的にしていることが、アンチの定義と言えます。

アンチになる心理

なぜ人はアンチになってしまうのでしょうか。その心理を知れば、自分がアンチに狙われた時に冷静でいることや、自分が何かのアンチにならないように気をつけるための助けとして役立ちます。

嫌いなのに、人気がある

  • 自分には良さがわからないのに、人気がある。
  • 嫌いのに、人気がある。
  • 自分には悪いとしか思えないのに、支持されている。

理解ができないものというのは、不快なこと。それが嫌いなものや悪だとしか思えないものであればなおさらです。人気があるからすぐに大嫌いになる、というほどの人はそれほどいませんが、何度も何度も広告や特集などで「求めていないのに何度も見せられる」ことで嫌気がさし、人によってはアンチに発展することがあります。

しつこくオススメされた

しつこくオススメされるとうんざりしてしまい、その対象のことを詳しく知る前から大嫌いになってしまうことがあります。

このケースは大人気作品に多く、「○○見てみて!絶対面白いから!」としつこく言われたり、多くの人から言われ続けることで起こります。「見たら面白いのかもしれないけど、見る前から食傷(しょくしょう)気味だわ」とネガティブな感情を抱き、大人気作品なおかげでニュースやSNSでも見かけて「見るのも嫌だ」というところまで発展してしまいます。

よく聞く話では「お酒」「悪質な広告」「漫画作品(ワンピース、ジョジョ、ハンターハンター、刃牙)」「お笑い芸人」があります。私もジョジョや刃牙は面白いと聞いていても「絵がちょっと…」と感じていたところから「あの絵じゃないとダメ」というくらいにハマったので、オススメしたい気持ちはありますが、絵に抵抗を持っている人にそれが良いんだよ、と何度も言われた人がうんざりする気持ちもわかります。お酒も、例えばビールが好きなじゃない人に「苦味と炭酸でのどごしが…」と語られても「それがイヤなんだけど」と内心思われてしまい、あまりにしつこいとビール自体やビールが好きな人さえ良くない印象を抱くことにつながりかねません。

アンチのファンである

自分の好きな人がなんらかのアンチである場合、その人の影響でアンチになることがあります。アンチだったから好きなわけではありませんが、結果としてアンチのファンだったケースです。

よく見られる例で言えば、「好きな芸能人が政治批判をしたから、その時の政権のアンチになる」パターンや、その逆。他に「好きな配信者が特定の業界を批判したから、業界のアンチになる」というネット限定のパターンなどもあります。

アンチのファンから攻撃された

わざわざ「○○の方がいい」「○○と比べたら質が悪い」「○○より下手」「○○が言ってたからコメント欄を荒らしに来た」などと言いにいく人がいます。それを受けた人、というよりも、それらの言動を見たファンが「○○」のアンチになることがあります。

そもそも○○のファンが攻撃してきたわけで、当然ながら攻撃をされた人のファンは嫌な気分になり、その中には○○のアンチになる人も出るわけです。

期待を裏切られた

期待を裏切られた場合、アンチになることがあります。対象が人であることもありますが、このパターンで多いのは企業です。

  • 「せっかく高いお金を出して買ったのにすぐ壊れた」
  • 「無料修理や交換をしてもらえると期待したが、してもらえなかった」
  • 「サポートセンターに連絡したら、不快な対応をされた」
  • 「商品や荷物を雑に扱われた」

メンタルが強いと周りから思われている人は、いい意味で人に期待をしないという考えを持っています。期待をしないから裏切られることがなく、期待しないから素晴らしい対応をされたら当然と思わず有難い(ありがたい)と感じられるのです。

どうしても許せない

不祥事があった有名人や企業が矛先である場合が多いパターン。アンチではなく私刑という形で犯罪者に対して行われることもあります。

対象がどうしても許せず、許せないことに対して罰が与えられていない、または不十分だと感じる場合は「もっと責められるべきだ」「責められて当然だ」と感じます。「自分自身が責めなければ」と無意識に考え、実行します。

自分の怒りを理解してほしい

「あいつはあんなに嫌なやつなのに、なんで皆わからないんだ?」という想いが攻撃性につながります。直接相手に暴言をぶつけたりするとは限らず、雑談やSNSやブログという場所で、対象がいかに悪いか、わからない人はどうかしている、といった情報を発信します。その情報に反応する賛同者や反対者がいることで、より感情が強化されるのです。

賛同者によって「みんなそう思ってる」、反対者によって「わからないやつは馬鹿だ」という思考が強くなります。

理解されないばかりか、否定された

自分が嫌なものに対して発言した時に、共感してもらえないどころか否定された場合にアンチになることがあります。

「イライラするのは暇な証拠」なんて言葉があります、確かに一理あるんです。もちろんこの言葉でイライラを手放せるならそれでOK。

しかし忙しい日々に追われていてもイライラする人はイライラしますし、楽しいことを楽しいと思えないほど精神的な余裕がない場合は、暇だからそう感じているわけではありません。つらい気持ちになっている時に「暇人だな」で一蹴されれば、理解されないことで、よりネガティブな気持ちが強まります。

自分に影響力がないと思っている

アンチになる人は、自分には影響力がないと思っていることがあります。

相手を攻撃したい、態度を改めてほしいと思いながらも、自分には相手を変えるほどの影響力がないと感じている場合です。この矛盾した気持ちゆえに、攻撃はしつつも相手が傷つかないと思っているために、よりひどい言葉で罵り(ののしり)ます。

認知の歪み

あまり好きな表現ではありませんが、認知の歪みとは簡単に言うと「自分自身を苦しめる、考え方のクセ」のことです。誰にでもありえることですが、発達障害があると認知の歪みを持ちやすくなると言われています。

〜べき思考

「こうあるべきである」という考え方。

  • 「人は優しくあるべき」
  • 「教師は善人であるべき」
  • 「店員は丁寧(ていねい)であるべき」
  • 「医者は何一つ失敗してはいけない」

考えるだけなら問題は起きないかもしれませんが、自分の考える「〜べき」から外れた人を攻撃してしまうならアンチに該当します。

感情的決めつけ

自分が怒りを覚えた相手がする事や言う事に対し、全て間違っていると決めつけてしまう事。またはその逆で、好きな人が言うことを全て正しいと思ってしまう事もあります。

極端な場合は、好きな人と嫌いな人が同じことをしても、好きな人は正しいことをして嫌いな人は悪いことをしたと考えてしまいます。

白黒思考

白黒思考、言い換えれば「0か100か」という考え方です。

白黒思考を持っていると、自分にとって見逃せない一つの欠点を相手に見つければ、相手の全てが許せなくなります。

他の感情が得られなくなっている

心に余裕がなく、「怒り」以外の「楽しい」「嬉しい」などの感情をあまり感じられなくなっていることがあります。これは、単純に疲れている時やうつ病が治りかけている頃にも出る可能性がある症状です。

人は何も感じられていない状態を、ひどいストレスに感じます。この状態でも「悲しい」「つらい」だけは感じるという人もいますが、「怒りの感情の方がまだマシだ」と無意識に感じていれば怒りの矛先(ほこさき)を探して、少しでも苦しみから逃れようとします。

「無感動」よりも「怒り」を選ぶ、というのはある意味当然とも言えることですが、この場合は楽しいことを探しても楽しく感じられないため、怒りの対象を自分から見に行っては怒りを募らせる(つのらせる)ことを繰り返します。

相手を悪だと思っている

アンチになる人は、相手が「悪」だと思い込んでいることがあります。すでに社会的制裁や刑罰を受けている相手に対する場合もありますが、相手がなんら罰を受けていない場合は、「許せない」と攻撃的な言動や行動に走ることがあります。

自分が正義だと思っている

アンチ的な発言をしている人は、自分が正義である、自分は正しいと感じていることがあります。そのため、このケースでは自分がアンチだとは自覚せず、ただ悪いものを悪いと言っているだけだと考える思考パターンです。

「相手が悪だと思っている」と似ていますが、自分が正義だと思っている場合は「自分も悪いことを言っている」という自覚が、より少ないと言えます。

実際に攻撃する、あるいは争うという状況で人がもっとも攻撃的になるのは、相手が間違っていて自分が正しいと思い込んでいる時だという説があります。ただ呆れたり、人は人と考えて争いに参加しないのが多数派かもしれませんが、そこで攻撃や争いを起こしてしまう人もいるのです。

アンチが多いコミュニティに属している

アンチが多い場所にいると、「みんな言ってる」と錯覚してしまい、対象のアンチであることが当たり前だと考えてしまうようになる可能性があります。

実際に10人中6人が「○○は悪い」と言っていたとしても、4人はそう考えていないかもしれません。あるいは、自分が属しているコミュニティが4人の方でありながら「みんな言ってる」と感じている場合もあります。たしかに「(自分の周りは)みんな言ってる」わけです。

これは現実世界で仲の良いグループや会社、業界などでもそうですし、コメントができるニュースサイトやまとめサイトでも、それぞれの場所で多数派が異なる場合があるため起こり得ます。また、購読している新聞社や雑誌、見ているテレビ番組によっても同様です。

事実である場合や錯覚である場合もありますが、たくさんの人が同じ意見を言っていると感じているため「なんでこれだけ言われてるのにあいつは態度を改めないんだ?」と怒りも覚え、自分たちが正しいと感じて、時には攻撃的になります。

自分と相手が同じ人間だと思っていない

これは相手が人間だと思っていないということではありません。むしろ、立派でメンタルが強く、影響力もあるすごい人だと思っていることがあります。そして自分自身は相手や社会にとって取るに足らない人間だと思っているため、自分程度が何を言ったところで大きな影響力はないという考え方です。

「影響力がある人間は言動に責任を持て」と主張する人に多く、裏を返せば「自分には影響力がないから何を言ってもいい」という思考があります。このケースは自分の発言に想像以上の悪影響があると知る出来事があった場合、それがSNS上の発言であれば発言の削除やアカウントを消去して消えようとすることが多いのです。

実害を受けたと感じた

自分や自分の好きなものが被害を受けたと感じた場合、アンチになるケースがあります。消費者として商品を使い、健康や金銭的な実害を受けた場合や、自分の仕事や活動に悪影響を受けた(と感じた)ことがきっかけとなるものです。

活動の実例として、海外の成人向け配信サイトでバーチャルタレントが1位を取り、他の配信者から「私たちは自分の体で勝負しているのに」と大バッシングを受けた話があります。別にバーチャルタレントが配信してはいけないというルールはありませんし、バーチャルというジャンルが卑怯というわけでもありません。

音楽に例えれば演奏しないエアバンドが首位を独占してしまったような感覚に近いかもしれません。「俺たちは演奏で勝負してるのに!」と業界の人間が怒ったところで、そうでなければいけないルールは無いのです。しかし、自分の活動に想定外の方法で上回られた、自分のファンが流れたということで、人と違った方法で首位になった存在のアンチになり、そのアンチ活動によって今度は「首位になった存在のファンがアンチのアンチ」になるという負の連鎖が起きる場合もあります。

自分がアンチにならないために

人がアンチになるのは止められません。しかし自分がアンチになることを予防したり、アンチになっても自分のために怒りから逃れられる可能性はあります。その方法をいくつか知っておいて、怒りにとらわれた時に役立ててください。自分に合った方法があればこのページをブックマークしておくと、いざという時にすぐ試せて便利です。

何かストレスを発散させられる趣味を持っているのであれば、それに取り組んでみましょう。楽しめないようなら休息が必要です。退屈を感じてつらくなり、怒りを求めてしまう可能性はありますが、完璧にできなくても、数分だけでもボーッとしたり、自分の呼吸だけに数分間集中する「マインドフルネス」を試してみると、楽になる可能性があります。

頭の中を自動整頓させる

「マインドフルネス」という技術があります。いくつか種類がありますが、基本的にはどれも頭を数分間休ませること。これによって、自動的に頭の中が整理されてストレスやメンタル、思考が整えられる効果があります。

その効果は高く、注目を集めていて、メンタリストとして有名なDaiGoもマインドフルネスについて、動画の公開と書籍の出版をしています。

「マインドフルネス」の一つのやり方は、息をゆっくり深く吸って、7秒ほど息を止めて、ゆっくりと吐き出す、というのを数分繰り返して、考え事でいっぱいの頭をすっきりさせるというもの。YouTubeでもマインドフルネスに使える動画がありますので、怒りや退屈で苦しさを感じている方は是非試してみてください。

対象の情報から離れる

可能であれば、嫌いなものの情報に触れないようにしてみましょう。これは怒りとうまく付き合う技術であるアンガーマネジメントの一つです。

怒りのような強い感情は長く続くものではないので、怒りの原因に触れる回数を減らせばそれだけイライラすることも減り、わざわざその対象へ攻撃してしまうほど強い感情にもつながりにくくなります。

テレビを見る人であれば話題の映画や歌や有名人の情報に触れないというのはほぼ不可能なので、しばらくテレビから離れてみるのもいいでしょう。家庭環境や生活の一部として見ないことが難しい場合はこの方法が使えないので、別の方法をとる必要があります。

ストレス発散する

好きなことができるようであれば、好きなことをしてみましょう。人によって好きなものは違いますが、映画、カラオケ、食事、会話などは効果を実感する人が多い方法です。楽しいことができる気分ではないかもしれませんが、効果があるかないかはその時によって代わりますので、一度効果がなかったとしても「イライラしてるな」と感じたらまず試してみるのがオススメ。

試しても効果が感じられなかったり、一時的に効果があったけれどまた怒りがこみ上げてきた場合は、違う好きなことを試してみましょう。同じものを続けると効果が薄くなってきたり、イライラに引っ張られて好きなものがイライラするものになってしまう可能性や、ストレス発散方法が食事の場合は肥満や生活習慣病、買い物が趣味ならお金を使いすぎるなど、二次的な実害につながる可能性があります。

できるだけ、自分が好きなものをたくさん知っておくと、それだけ試せることが増えるので、日頃から「やったことのないこと」に挑戦してみたり、触れてみることで良い影響が得られます。

書く

アンチに関することだけでなく、ストレス発散やメンタルトレーニング、思考の整理にも効果がある方法です。

自分の考えを書き出すことでスッキリする効果があり、感情的な思考が論理的に落ち着いたり、誰かに愚痴を言って適切な相槌(あいづち)を打ってもらったのと同じ効果を得たりすることができます。

紙に書いた方が効果が高いという研究結果もありますので、PCやスマホではなくアナログがおすすめ。書いたら破いて捨ててしまえば、流出や炎上の心配もありませんし、愚痴相手から嫌な顔をされたり嫌なことを言われたり都合を合わせてもらったりする必要もありません。

体を動かす

体を動かすことはメンタルに良い影響を与えるという、数多くの信用できる研究結果が出ています。運動嫌いとしてはイヤな話ですが、事実であることは否定できません。うつ病の回復期にも効果があると言われていて、運動をしない人ほどネガティブな感情にとらわれやすいようです。(念のために補足します。うつに関しては「ある程度回復してきている」時の話なので、状態が重い時期は無理に動くのは逆効果です。)

体を伸ばすような、運動とは言えない程度のものでもやらないよりはマシ。できる範囲で挑戦し、普段から筋トレをしている人ならいつもより少し強めに追い込んでみるのがオススメです。

まとめ

「アンチは良くないことだ」だとか、「アンチなんて許せない」なんてことはさておき、自分自身がアンチ的な行動に走ってしまうほど怒りの炎で焼かれていてはメンタル的な大きな悪影響が出るばかりか、思わぬ「反撃」や「報い」を受けて想定以上の罰を受ける可能性もあります。有名人でもない自分にアンチがつき、住所特定や顔画像の公開がネットで永久に残されてしまうなんて恐ろしい可能性もあります。

何より自分と自分のメンタルを守るために、攻撃的な気持ちになった時は怒り以外のストレス発散方法や落ち着く方法を複数持っておきたいですね。

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