この記事にはネタバレが含まれます
例え話として「ここで車に乗るシーンはあの作品のパロディ」といった紹介をします。それはガーディアンテイルズに車に乗る場面やストーリーがあるというネタバレにつながることをあらかじめご了承ください。
パロディ元のタイトル自体は目次に表示されていますが、その中まで読みすすめなければ内容はわかりません。
パロディネタ
きちんとオリジナルストーリーがあった上で、色々なパロディがちりばめられています。
私が気づいていないものもあると思いますが、ドラゴンボール、ジョジョの奇妙な冒険、キルラキル、ロックマンがあります。
ポケモン(アニメ版)
「なんだかんだと聞かれたら答えてあげるのが世の情け」
この名台詞は、アニメ版ポケットモンスターで憎めない悪役を務めるロケット団のムサシ・コジロウ・ニャースの前口上ですね。
ガーディアンテイルズでも、憎めない悪役の3人がこのセリフを言っています。このセリフを言われているキャラも、ちょっとポケモンキャラに似た服装に見えますね。
ドラゴンボール
亀仙人の修行
格闘家のストーリーで、仙人の修行を受けるシーン。
ここでは亀の甲羅を背負わされたり、崖の下に石を投げてその石を拾ってくるよう指示される。石を持って帰れなければ飯抜きというシーンが。
これは幼少期の悟空が亀仙人から受けた修行と同じ内容です。しかし、その日はドラゴンボールとは違う展開に…?
こんなものぉ…!
同じく格闘家のストーリー。強力な気弾に耐えながら「こ…こんなものぉ…!」と言いながら最終的に大ダメージを与えるシーンは、ドラゴンボールのワンシーンです。
色々とうろ覚えですが、このセリフを言ったのは孫悟空の攻撃を受けた時のフリーザかベジータ。フリーザが元気玉を受けた時か、ベジータがギャリック砲との撃ち合いで悟空の界王拳4倍くらいのかめはめ波を受けた時ですね。
キルラキル
戦闘力でカーストが決まる学園。
キルラキルでは制服が戦闘服であり、相手を戦維喪失(せんいそうしつ/服を破壊)することで勝利。ガーディアンテイルズではモテ力(もてりょく)というモテる数値でカーストが決まり、倒した相手のモテ力を奪えるシステムです。
上画像、生徒会長のMOTEPO(モテポ)が53万なのも、ドラゴンボールのフリーザの戦闘力ネタかも。
一部の登場キャラクターに太い赤字で名前が書かれるのはキルラキルの演出です。本家よりはだいぶ不細いフォントですね。
ロックマン
ステージ選択
キルラキルと同じく、学園が舞台のイベントから。
四天王たちと戦うステージ選択はロックマンパロディです。
ロックマンでは好きな順番でボスを選んで戦えますが、ガーディアンテイルズでは必要なモテ力を集めてボスに挑めるようになるため、弱い相手から倒していきます。
ステージ開始画面も
ロックマンではステージを選択した時に、そのステージのボスがポーズを取る演出があります。(古いナンバリングだけかも)
るろうに剣心
こちらも学園イベントから。
イベントアイテムとして入手する「逆さま刀」ですが、ジャンプコミックスのるろうに剣心では主人公剣心が敵を斬らず命を奪わない逆刃刀を用いています。
アイテム説明の「人を生かす刀」というのは正に剣心が逆刃刀を持つ理由ですが「逆刃刀でも殴れば命に関わるのでは」という読者からのツッコミも反映されていますね。
鷹の爪団
ゆる〜い悪の結社、鷹の爪団。ガーディアンテイルズでは竜の爪団が登場します。
団長は竜の着ぐるみを着た少女で、本人は悪党気取りですが周囲には彼女に助けられた人であふれているキャラクター。身を挺して主人公たちの盾になる一幕も。
部下にはホシダくんと博士がいて、見た目がクマの博士をクマと呼ぶのはNG。博士がキレます…というのは、鷹の爪団で言えばヨシダくんと、クマと呼ばれるとキレる博士みたいですね。
「りゅ〜う〜の〜つ〜め〜」の口上も登場します。
↓鷹の爪団の博士(クマ扱いはNG)
ジョジョの奇妙な冒険
「WRYYYYYYYYY」「そこに痺れる!憧れるぅ!」「世界一ぃぃぃぃ!」など、ジョジョの奇妙な冒険パロディも見られました。
コメントできる動画サイト
ニコニコ動画的な、生配信中のステージでコメントが右から左へ流れていく演出があります。
「なかなか上手くなってきたじゃん」などよくあるコメントに思えながらも、言われる側の気持ちが味わえます。
他にも…
他にも私が元ネタを知らずに気が付かないパロディもあると思いますし、書く前に忘れているものもあると思います。
覚えているパロディ(一部は勘違いかも)
- ONEPIECE
- HUNTER×HUNTER
- ガンダム
- エヴァンゲリオン
- きっと他にもたくさん…
最後に
デフォルメされたドット絵でかなりソフトに見えますが、登場する悪党たちの行動は吐き気を催す邪悪なので感情移入しやすいのも良いところ。プレイしていてちょっと泣きそうになる場面もありました。
パロディはストーリーの邪魔をしすぎず、面白い演出として楽しむことができる絶妙なラインだと思います。また、元ネタがわからなくてもそれはそれで気になりません。
何かパロディに気が付いたら、また情報を追加するかもしないかも。
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