獅白ぼたん初オリジナル曲「Lioness’ Pride」が良い

獅白ぼたん

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直訳すると「Lioness’(女性ライオンの)Pride(誇り)」

この曲は獅白ぼたん活動1周年を記念というタイミングで公開され、彼女の初オリジナル曲にあたります。

歌詞、曲調ともに今の獅白ぼたんと獅白ぼたんの歌声にぴったりな印象を受けました。

獅白ぼたんって「有能」「一人でなんでもできる」「強い」っていうイメージを持ってる人が多いんじゃないかって思うんです。

私が抱いた初期の印象ですが、多分それは私だけじゃないと思うし、私もそうですが知っている配信者で好きだったとしても、単推しである程度以上の時間のある人でなければ全ての配信をチェックできるわけではないので、初期のイメージから変わらず、獅白ぼたんの他の一面を知らないままって人はたくさんいると思います。

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獅白ぼたんのLioness’ Pride

作詞作曲編曲は「かめりあ/Camellia」氏

商業ではアニメ「ゆりゆり」の曲や、同人では東方アレンジや完全オリジナル曲も制作されています。

獅白ぼたん=ホワイトライオン女子

歌詞の中では「一人」と歌われる部分が「1匹」と表記されていて、獅白ぼたんがホワイトライオンであるという種族的な視点も強い歌だな〜って思います。

獅白ぼたんってFPSゲームが得意なことで、ロシア語もゲームのためにちょっとわかる、みたいな話があったと想うんですけど、歌詞にもロシア語が登場します。

記事の最初にも書きましたが、タイトルの英語を直訳すると「Lioness’(雌ライオンの)Pride(誇り)」

歌詞に登場するロシア語は「льВИца.」(歌詞そのまま正確じゃなく、大文字小文字ごちゃごちゃになってます)。これも機械翻訳してみると「雌ライオン」でした。

仲間を想う歌詞

獅白ぼたんらしさが見える歌詞

「百獣の王」

ライオンは強いイメージから百獣の王と言われますが、獅白ぼたんが歌うLioness’ Prideでは次の歌詞が含まれています。

百獣の王は 九十九を信じるから王なのさ

Lioness’ Pride / 獅白ぼたん【original】

強い、有能というイメージを持たれやすい人って孤高になり、同時に孤独になることも少なくないと思います。改めて歌詞を確認すると、それを直接歌う部分もありました。

ウマ娘が好きな人ならシンボリルドルフがわかりやすいかも。

みんなに憧れられるカリスマで近寄り難いと思われてるけど、本人はもっと距離の近い存在になりたい。そのためにダジャレの練習してる、なんて設定とストーリーがあります。

独裁者になりたいなら別ですが、王であることと孤独であることはイコールじゃないというか、それだと寂しいしうまくいきませんよね。

獅白ぼたんのカリスマイメージ

獅白ぼたんも1リスナーから見ると「自分にはとうていできないことをやってのける(ゲームのスーパープレイやパソコン知識による仲間のサポートなど)」「悲しむ姿や落ち込む姿は見えない」ので、獅白ぼたんを好きという感情は共感より憧れのほうが適切であるように感じるんですよね。

元ネタは漫画のBLEACHだったと思いますが「憧れは理解から最も遠い」ってやつで、自分を好きと言ってくる人が自分を全然理解してない、ってかなりきつい孤独感ありそうですよね

野球選手に憧れて野球選手になりその人と同等以上の成績をおさめ、肩を並べて戦うようになった、それでも憧れは消えないとかなら理解を持ったあこがれと言えるかもしれませんが。

私は努力や悲しさを隠されると本当に見えないし想像できないことが多いので、そうした本音の見える配信や切り抜きを見落としていれば、落ち込むことなんない完璧な超人にしか見えなかったかもしれません。

獅白ぼたんの味方

99という数字はライオンは百獣の王という百獣のトップである自分を抜いた数字です。

だから自分以外の全員のことで、「信じる」ということは味方のことだけを指していると考えられます。自分が消えて喜ぶような相手を信じるというのは、この場合ちょっと意味がわからないので。

これが同期の人数など具体的な人数ではなく99という数字になっているのは、同期、スタッフ、SSRB団(ファン)といった自分の味方になってくれる人すべてを指しているんだと思います。

「王」とは

「王」と自分を呼ぶのは他の人を下に見てる?なんて考えがわずかに頭をよぎりました。

しかしそもそも先述の「信じる」って実際のところ対等以上の相手にしかできないことだと思います。

立場的に上司が部下を信じるといったことはあると思いますが、人間的に下に見てる相手を信じることってできませんよね。

歌詞では「友の前を歩くため」「前を向いて進める」「後ろに大切な私たちの群れ」といったフレーズがあります。

王の道と書いて「王道」って言葉がありますが、この言葉は「先王の確立した政治にならう」とか「近道」といった意味を持ちます。

獅白ぼたんの歌うLioness’ Prideでは、獅白ぼたんが進み、その後ろを彼女の群れが続く。

となると、彼女は「王道を切り開く賢王」であり、王道を作り出す側の先王に位置するイメージになります。

強さだけじゃない獅白ぼたん。でも強い獅白ぼたん

この曲では「ただ格好いい獅白ぼたん」ではなく、等身大の「弱さもあるけど強く見える獅白ぼたん」の素の顔まで見えるような曲で、初のオリジナル曲から飾らない雰囲気というのがすごい。

初配信でもそうですが初めての時って、できるだけ自分を良く見せようとしてしまいがちですし、実際に第一印象が良かったから素を見せても受け入れられることってあるじゃないですか。

オリジナル曲も、もともと獅白ぼたんを知らない人がオリジナル曲だから聴いてみようかと考える人がいてもおかしくありません。

実際のところ、多くのVTuberのチャンネルで再生回数をチェックしてみると、歌が上位を占めることが本当に多い。

でも彼女は初の時点から「自分には弱さもあるけど仲間がいて、夢があって、前を向いて進んでいくんだ」と、弱さの部分もちゃんと見える曲になっているんです。

普通の人同様に傷ついたり落ち込むこともあるホワイトライオン。

それでもやはり強さが必要になる道を突き進もうとするというのはやっぱり魅力的な部分です。

強く見えるからといってそのイメージを守るのではなく、かといって同情を引くために弱く見せることもなく、等身大を思わせる姿を見せてくれる。

もちろん人前に出す顔ですから見せる部分は選んでいるとしても、それは当然のことですし、それを考えても「弱い部分もあるけど必要以上にわざわざ見せたりしない」「強いと思われてるイメージを守りに入らない」というのはやっぱり多くの人よりできていると思いますし、それができるのはやっぱりすごいと思います。

最後に

かっこよさしか見せないわけじゃないのがかっこいい

イメージの押し付けがどうしても出てしまうんですが、保身に入らず進もうとする姿勢はやっぱり多くの配信や行動、言動からたびたび感じています。

できないことをできると言い張ったりせず、これはできないけどできるようにやっていく、はたまた、これはできないしできるようになる必要性も感じてない。

そういったことを人一倍素直に見せてくれる方だと思います。

百獣の王には味方ばかりではありませんが、信じられる99の味方がいるのでしょう。

これからも道を切り開いていく獅白ぼたんが見られるんじゃないかなって、思っています。

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