私は歌枠は好きなVtuberの枠を時々開く程度で、スルーすることが多くありました。
しかしめがらいと所属の火閻まどかと鈴花ステラの歌枠は、サムネイルで見かけると楽しみになり、リアルタイムやアーカイブで聴くことが多い事に気がつきました。
これ、マーケティングの違いだなと感じたんです。
火閻まどかと鈴花ステラの歌枠
これは本人たちの実力と、事務所の力の両方が優れているのかなと感じます。
サムネイルと見たくなる理由
毎回というわけではありませんが、何をテーマとした歌枠かがあらかじめ決められていて、サムネイルとタイトルに明記されています。
英語ソング アニソンからポップまで 夏の終わりを感じる曲 青春ソング集
これは見ない理由にもなり得ますが、見たいジャンルの場合は何を歌うかわからない歌枠と比べて配信やアーカイブを開く強い理由になるのです。
それによって「今日は気ままに」や「オールジャンル」という枠もまた楽しみになり得ます。
めがらいとは歌に力を入れている事務所なのでほぼ歌枠。

何を歌うかわからず歌枠が多いと私は多分開かなくなるんですが、それが似たジャンルが連続せずたまたま好きなジャンルであれば開きます。
もし私が歌配信をするとしたら、頭ではそれが良いと考えたとしてもその時に歌いたい歌を選ぶことしかできないと思います。カラオケみたいなものですね。
それだとサムネイルも「歌枠」としか書けません。
でも歌枠の進行を見ていると、火閻まどかも鈴花ステラもあらかじめどの歌をどの順番で歌うかは決めてあるように見受けられます。
音源がいい・ハモリ・コーラスも。
音源には、カラオケ歌っちゃ王、生音風カラオケ屋、アルタエースなどを借りているようです。(配信アーカイブ概要欄より)
音源にもいろいろありますが、かなり生音に近い、綺麗な音源が使われている印象があります。音がいい。
さらに、鈴花ステラや火閻まどから自身が収録したハモリやコーラス、リアルタイムでは再現が難しい複数人数セリフ部分(もってけ!セーラーふくのガヤガヤとか)を使用することで、歌枠にも関わらず美しいハモリや演出を聴くことができます。
クオリティが高くて、リアルタイムで歌ってみたを聞いている気分になれました。
最後に
かなりの実力があってもそれだけでは注目されない厳しい業界ですが、「いろんな歌を歌うよ!」ではなく「この曲を歌うよ!」とピンポイントで狙う事で実は気を引ける可能性は増える。
「みんなに売れたらいいな〜」と洗顔フォームを売るより「女性の肌に優しい洗顔フォーム」「男の肌に合った洗顔フォーム」の方が、当てはまる人の気を引けます。
そうした視点で見ると、「今回はこのジャンルを歌います!」という指定範囲が狭くなるほど、興味を持たなかった人が枠を開く可能性は高くなり、実力と魅力を見せられて中にはファンになる人も出てくると思います。