今、このページを見ているあなたは、小さい鍋でパスタを茹でようとしたけれど麺が鍋からはみ出て下の方が柔らかくなるまで全体がお湯に浸からない経験者ですね?
これ、地味ですが鍋前で下の麺が柔らかくなるまで目を離しにくく、意外に面倒です。
この問題を今すぐ解決する、簡単な方法があります。
小さい鍋で簡単にパスタ(スパゲティー)を茹でる方法
パスタを真っ二つにへし折ります。これだけです。
片手ずつ右側と左側をそれぞれ持って、中央下側へ両手を近づけ、麺が上側に反るようにして真ん中から折れるように。
ちょっとだけ破片がでることもあるので、シンクの上など片付けやすい場所がおすすめです。
麺の長さが半分になるので、お湯の中に麺全体を簡単に入れることができます。
かたくて折るのが難しい場合は、束の量を少なくして無理なく複数回に分けましょう。包丁を使うと洗い物が増えますし、手で折るよりよほど力がいると思います。
味は悪くならない?
ほとんど変わりません。パスタの種類には日本で一般的なタイプ(パスタと言えば思い浮かぶ、普通のやつ)だけでなく、マカロニなどの短いパスタもあります。
中にはロングパスタみたいに細いタイプもあるので、パスタが短くなることで美味しくなくなることはあまりないです。
むしろ、パスタは麺が鍋の中で動くくらい加熱した方が食感が良くなる(耳たぶくらいの弾力と言われるアルデンテになる)ので、小さい鍋では半分にした方がいい場合も。
ソースの絡み具合が…という話もありますが、プロやよほどグルメでなければ気にならない程度。身もふたもない話ですがプロ並みにこだわるなら、とても大きい鍋が必要です。
食べにくくならない?
通常とほとんど変わらず、フォークで巻いて普通に食べられました。
むしろ巻き過ぎて噛みきらなきゃいけないことが少なくなって、食べやすかったです。
もし試してみて「味や食感は良かったけどパスタソースがちょっと残ったぞ」ということがあったら、ミートソースとかは少量ならそのまま食べても美味しいので、フォークでそれ自体をスプーンのようにすくって食べちゃうといいですよ。
大量に残るということはないと思いますが、その場合は次回からソース自体の量を減らして、残ったソースはミートソースならご飯と一緒とか、カルボナーラやナポリタンならパンにつけて食べると美味しいのでむしろお得に活用しちゃいましょう。
食べる人から理解が得られない場合
家族や同居人など、パスタを折らないで!と言われてしまい、どうにも納得してもらえないようならこの方法はむずかしくなっちゃいますね。
でも小さい鍋しかない!という場合は、麺を投入する前にガッツリしっかり沸騰させましょう、鍋の下から火がはみ出ない程度の強い火でもOK。しっかり熱していれば、お湯に入った時に温度が下がってもすぐに温度が上がり、麺がすぐやわらかくなって全体をすぐお湯の中に浸からせることができます。
全体が入ったら、鍋の中を麺が動くくらいの範囲で火を弱くしてOKです。それ以上強くしても変わらないので、じゃあガス代節約しましょうということで。
まとめ
- パスタを二つに折る。包丁は不要、手でOK
- 一度に折れないなら2回か3回に分ける
- 折っちゃいけない場合は、いつもよりしっかり沸騰させてから麺を入れてください
私もつい固定概念にとらわれちゃうことがありますが、パスタを折っちゃいけないなんてルールは無いです!
プロの世界ではダメかもしれませんが、プロが小さな鍋しか持っていなかったらそれはそれで驚きです。
最後に、やっぱり麺は折りたくないし沸騰させても小さい鍋は面倒!という場合は、もう大き鍋買っちゃうのもありです。
一度買っちゃえば何年も使えますし、置き場所に困ったらコンロの上に置きっぱなしでも案外いけます。(火の消し忘れには注意!)
パスタ以外にも使えるけどパスタに(他の麺類にも)便利なザル付きはめっちゃ使いやすいです。
おすすめは↓
参考
日本パスタ協会 パスタの種類:http://www.pasta.or.jp/content/basic/type.html