この記事にはストーリーの重要なネタバレをしています。
最初に:自力でストーリーを見たいけど心が折れそうな方へ
難易度「クリエイティブ」を試してみませんか?
プレイヤーはダメージを受けず、呼吸不要、水圧無視、空腹渇きなしです。
素材不要で建造自由、バッテリー無限のモードです。そのせいで攻略順番がぐちゃぐちゃになる可能性はありますが、PDAを回収して進めていけばストーリーを追うことができます。
さらに、コントローラーのL1、R1、OPTIONボタンを押してみましょう。「Developer」が追加されます。
これは開発者用のモード。「Give」メニューから「プローンスーツ」や「サイクロプス」を選ぶと目の前に乗り物が即時出現します。これも併用すればストーリを追うのはかなり楽になるでしょう。
ただし最初から全ての設計図が開放されているので、クリエイティブを始める=ネタバレをくらうことは確定です。
クリエイティブでのプレイももうやりたくない、でも物語がどうなるのか知りたいと言う方はこのページを読み進めてみてください。
注意
結構私の独自解釈を入れた内容で、勘違いや思い込みがあると思います。
サブノーティカストーリー 箇条書き
オーロラ号が海洋惑星に墜落する
複数の乗員が脱出するも全滅
プレイヤーが細菌に感染する
サンビーム号が救助に来るも、異星人の施設に撃ち落とされる。オーロラ号を撃ち落としたのもこの施設
施設は感染者を惑星から出さないために、出入りするもの全てを自動で撃ち落とす
施設の無力化には感染治癒が必要
異星人は治癒方法を探していたが、必要酵素を持つシーエンペラーリヴァイアサンを孵化させられなかった
プレイヤーがシーエンペラーの孵化に成功
子供たちが分泌する「エンザイム42」によって、プレイヤーの感染が治癒される
子供たちが惑星中に散らばり、全ての感染生物たちも治癒されていく
プレイヤーが異星人の施設を無力化する
プレイヤーはロケットを建造し、海洋惑星から脱出した(エンディング)
星間飛行中にエンディングは終了。その後に生き延び、母星へ帰還できたかは不明。
Thank you for playing!
補足
ワーパーの正体
私はかなり嫌な敵性生物がいます。箇条書きでは割愛しましたがこれも重要な存在なので補足します。その名は「ワーパー」
自分自身やプレイヤー、その他生物をワープさせる能力を持った謎の存在。
スキャンするとPDAに「生物を攻撃するが消化器官が見つからない」「内部が他の生物と比べて極端に複雑」「他の生物とまったく共通性が見られない」と記録されます。
異星人の施設を調べると判明するのは「ワーパーは異星人が作り出した人工的な生物+機械」であること。感染者を「隔離(駆除?)」するため、感染者を問答無用で攻撃するために存在しています。その割に中途半端に攻撃してどこかへ行きますが…。
遺伝子及び機械は異星人のテクノロジーであるため、プレイヤーが持てる手段ではワーパーを傷つけることができません。運が悪いと乗り物から引き摺り出され、溶岩にぶち込まれて即死もありえるので避けた方が無難ですね。
幻聴の正体
ある程度プレイした人は「あなたは…何…?」みたいな言葉と虫の幻みたいなものを見たと思いますが、かなり攻略を進めた時にまた現れます。
これはシーエンペラーリヴァイアサンで、この星で唯一言葉を交わせる存在。異星人が研究していることも、いなくなるまでの過程も見てきた様子。
しかしこの声が「あなたを助けたい」と言っているのに、実際に会ったシーエンペラーは「なぜここに?」と言います。
幻のシルエットも小さいので、「助けたい」は卵の中の子供が語りかけてきたと考えた方が自然かも。
「あなたは何?」と言ったのは親で、「助けたい」と言ったのは子供など、同一存在ではなかったという方が一番違和感なく思えます。ただ、子供が孵化した後に子供が話しかけてくることはありません。見落としていなければ。
プレイヤーが子供たちを孵化させると、子供たちの自由は私の終焉と言ってシーエンペラーの親は眠りにつきました。死んだようなセリフですが、その後も呼吸をしているような動きがあります。
細菌感染
インフルエンザみたいな症状が出て咳が止まらなくなり、皮膚には痛みと緑色の点が浮き上がります。生物でも時々見かけますね。
攻略が進むとPDAからセルフスキャンを促され、スキャンすると感染が進行しプレイヤーの体にも緑色の感染症状が現れます。感情移入してたらめちゃくちゃ怖そう。
デガシ号の生存者で頭が良かった青年は、食料やエネルギー問題を解決しましたがこの感染によって命を落としました。
キラキラしたリーパー
光を放ちながら泳ぐリーパーを見たことがあると思います。これはシーエンペラーが泳ぐ時にも見られる現象で、この光は最近の症状を抑止する酵素によるものらしい。
異星人は海水とリーパーを取り込んではリーパーに酵素を付着させ、海に放ちリーパーを捕食させることで細菌に対抗していたと思われます。
シーエンペラーの孵化
異星人はシーエンペラーの孵化が細菌対抗への唯一の手段であるという所までは行けましたが、卵は一向に孵化せず無理矢理に殻を破ったシーエンペラーの子は死んでしまいました。
主人公は惑星内に自生する複数の植物サンプルから孵化酵素を作り出し、異星人が達成できなかったシーエンペラーの孵化に成功します。子供たちはゲートを抜けて海へ。
その時はまだ小さな姿ですが、プレイヤーが施設の無力化をしているうちに描くバイオームに移動していて大人サイズになっています。
これは特に説明されないので、クリア条件が整ってるのに探索するプレイヤーでないと気が付かない要素です、多分
攻撃(殺害)できるかは試したく無いのでわかりません
シーエンペラーはスキャンすらできないので無理だと思います
エンディング
エンディングでは惑星を脱出し、ドラえもんのタイムトンネルみたいな画面で終わる。おそらく超スピードで移動してるんだと思いますが、母星に帰れたのかどうかはわかりません
惑星脱出時にはデブリ(惑星の周りにある岩とかゴミ)にぶつかり、金属パネルが外れてオープニングを思い出させるシーンも…
ロケットの材料にはサイクロプスのシールドモジュールが含まれていて、衝突前に展開したため金属パネルが外れる程度で済みました
これがなければロケットは爆発してたんじゃないでしょうか
演出も割とあっさりしていて、Thank you for playingの表示で終わります
プレイヤーが操作可能な「ロケットを作って乗り込み、必要なスイッチをオンにして座席に座る」流れ自体に感極まるものがあり、それもエンディングの一部と考えています。
巨大なロケットの建造、このロケットが生命維持できるのは一人だけ
人が一人惑星から脱出するのに必要なエネルギーって途方もないですね
ちなみにこのロケットは母星に直接帰るものではなく、救出船が直接この惑星に来られないから中間地点まで向かうためのものです
エンディング後の主人公は借金まみれ?
プレイ中に初めてダイヤモンドを入手すると、AIから「採取物はアルテラの所有物です。あなたは相場価格で返済する義務を負います。現在の負債は300万クレジットです」といった内容のクソコメントを読まれます
これは「おめでとうございます。運度量が普段の500%を上回りました」や「あなたはデータより水泳が好きみたいですね」と同じく、AIには人の心がわからないと言うブラックジョーク演出だと思います
しかし、もしかするとアルテラ社が本気で、自分たちが侵入できない場所の資材を自分たちの所有物のように扱い、遭難中に生存のため使用した資材の価格を請求してこないとは限りません
まだまだ序盤で300万クレジット
最終的に惑星から脱出するためのロケットを作ったことを考えれば、主人公は国家予算レベルの借金を背負ったことになります
ファブリケーターや脱出ポッドはアルテラ製で、アルテラのおかげで生き残れたのは事実ですが、そもそもアルテラのオーロラ号が撃ち落とされて全滅したわけです
生き残るために使った異星の資源使用料金を請求なんて、しないでくれるといいのですが
しかしPDA回収によるデータバンクではアルテラが「現実主義」「慈善団体では無い」と記載されているので、機械的に請求される恐れは残っていると思います
タイムカプセル
ロケットでは「タイムカプセル」があり、中に写真を1枚とアイテムを入れて脱出する惑星へ投下します。どうやらこれはオンライン要素で、スタッフのチェックが入った後に問題がなければ他のユーザーの世界で見つけられることがあるみたい。
多分Steam版(PC版)やXbox版の要素であって、PS4では無いんじゃないかな。
サブノーチカの舞台
位置などはまったく正確ではありませんが、私の中ではだいたいこんなイメージです
オーロラ号が落ちたのは、火山クレーターの端っこ(画像奥側はすぐデッドゾーン)
火山が長方形なのはそれほど大袈裟ではなく、ゲーム内でも本当に真っ直ぐな崖状態
この外側は全て「デッドゾーン」
凶悪な巨大生物「ゴーストリヴァイアサン」しかいない、プレイヤーにとって死のエリアです
多分、もっとあるはずなのに見つからない脱出ポッドはデッドゾーンに……
エイリアンもこの火山のクレーターと内部に施設を作って研究していました
周囲はデッドゾーンなんですが、この惑星は別の場所に行けたらもっと地面や他の山、生物がいたりするんでしょうか
無いとしたらこの範囲内だけに豊富な種が生きる奇跡の惑星感があって、それはそれで面白い
孤立したとはいえ、主人公はめちゃくちゃ幸運だったがわかります
- 周囲の水深が浅い
- 放射線が届かず、かつオーロラ号が近い
- 周囲にピーパーとプラダフィッシュが多い
- 付近に凶悪な敵性生物が少ない
- テーブルコーラルやアシッドマッシュルームが初期地点以外にほとんどない
- クリープパインが近く、とりやすい位置にある
見つけられる脱出ポッドはすべて穴を開けられて、死体も残ってません
デッドゾーンとは
微生物とゴーストリヴァイアサンしか生息していません。リヴァイアサンはその微生物だけを食べているようですが、ナワバリ意識が強く入ってきたものがプレイヤーだろうがサイクロプスだろうが破壊します
メタ的なことを言えば、不自然な壁はつくりたくないけど行ける場所の制限はつくらなくてはいけないゲームとして、きちんと生態系で限界点を作ってあるのはよくできてる
中には限界に挑むプレイヤーもいて、建築を拡張してデッドゾーンへ進んでいっている方がいるという話もあります。もちろんゴーストリヴァイアサンに攻撃されれば崩壊
一番深いところ
深海にも限界があり、1600mほど潜ると脱出ポッド付近に瞬間移動します。これはクリエイティブモードでプローンスーツに乗ってデッドゾーンを落ち続ければOK
本当ならゴーストリヴァイアサンの攻撃が当たらなくても途中でプローンスーツが深さに耐えられず壊れるので、試せるのはクリエイティブ専用ですがリアルに考えるとかなり怖い
周りは真っ暗で、プローンスーツは一定以上浮上できない、泳いでも戻れる距離でもない、ゴーストリヴァイアサンは襲ってくる……
あとがき
当初、サブノーティカはPLAY AT HOMEで無料だったからプレイしただけで、どんなゲームかすら知らずに始めました。
ゲームアイコンから未知の世界の海中で資源を集めたりするくらいは想像していましたが、これほどの深海に潜ったりわずかながら陸があったり、異星人のテクノロジーが重厚なストーリーがあったりリヴァイアサンという脅威がいたり、海の中に(酸の)海があったりと、見知らぬ土地を冒険するゲームが好きな私にクリティカルヒット
こういうゲームがもっと欲しい、と思いますが期待が高すぎてそれを上回ってくれる気がしません。言葉を失ったり恐怖を覚えるバイオームが欲しい
「サブノーティカ ビロウゼロ」という新作が出ます
今度の舞台は氷の世界で、氷の地表では獰猛な生物も多い様子
既出の自爆特攻魚もいるようで、速度アップしているので逃げ切ることはかなりむずかしいんだとか。死ねる
ストーリートレーラー映像ではおじさんが顔出ししています。今回は主人公がプレイヤーではなく、より客観的に見られるストーリーがあるのかも
でも商品パッケージは女性です
映像のおじさんはトレーラー時点で死んでいて、今度の操作は女性キャラとか?間もなく発売です
補足追記:私は買いました。ギリギリの予約なので届くのは発売日翌日、また参考にできる攻略情報をお届けできるかもしれません
(2021年5月加筆・削除・修正)