時系列順で前作も含めた流れをまとめる
自己解釈を多く含んでいるため、不正確な部分があることを了承して欲しい
1000年以上前〜今作のエンディングまで
1000年以上前
個が無く種族全体が1つの存在であるという価値観の異星人が存在した
惑星「2526B」ではカラー細菌の感染が認められる
異星人の体は複数の生物のDNAと機械を組み合わせたもので、異星人もまたカラー細菌の脅威に晒された
異星人AL-ANは研究者チームのトップとしてカラー細菌の保管と研究を開始
カラー細菌へ対抗するには、ある種のリヴァイアサンが持つ「エンザイム42」という酵素が必要だったことをつきとめ、リヴァイアサンを研究施設に保管した
試験的に、ピーパーを取得してはリヴァイアサンの酵素を獲得させ輝くピーパーを放出する。このピーパーは積極的に捕食される(ゲーム上は別に捕まえやすくないと思う)
AL-ANは種族全体の意向に従わず、結果的に施設が耐久をはるかに上回るリヴァイアサンの力によって施設が破壊され、カラー細菌が2526Bに蔓延した
異星人は治療法を模索したようだが、リヴァイアサンは「以前の者たちはただ戯れていた」と発言している。これは異星人の研究のことを指しているのかもしれない
AL-ANがアーキテクト保存媒体に保管される
近い過去・デガシ号
2526Bの近くを航行したデガシ号が、異星人の施設によって撃ち落とされ2526Bへ墜落する
▼デガシ号やその他宇宙船を撃ち落とした異星人施設
生存者は護衛として雇われた傭兵のマルグリット、雇い主のポール、その息子バートの3人だけだった
ポールは保険会社が救助に来ると楽観していて、金や権威がものを言うと信じていた
バートはこのままでは食糧が足りなくなるため、栽培が必要であると気がついた
マルグリットは血気盛んで、積極的に原生生物を狩り、バートが求める素材を「やりすぎ」な手段で集めた
偉そうなポールと、権威を嫌うマルグリットはたびたび衝突する
嵐にあったり資源が少なくなったりしたことで、住居を地上から水中へと移していく
彼らはカラー細菌に感染し、海底から受信できる人工的なシグナルにわずかな希望を見出していた
最終的に、ポールはリヴァイアサンの体内酵素が抗菌に役立つことに気がついた
そしてマルグリットはリーパーリヴァイアサンを半殺しにして拠点へ引きずってきた
危険を持ち込むなと激昂するポール
待っていても何も解決しないと主張するマルグリット
二人とも間違っていると諌めようとするバート
その時リーパーリヴァイサンが暴れ出し、拠点が崩壊する
ポールが死を覚悟した時、マルグリットがリーパーリヴァイアサンに金属片を突き立て、マルグリットとリーパーは海へ消えていった
ポールは深海に見えた光がバートのものだと信じ、自分の血の匂いを感じながら海底へ向かったのが最後の記録になっている
バートは最初に暮らした地上拠点に戻り、細菌に体を蝕まれながら死ぬまでの時間を過ごした
マルグリットがリーパーにとどめを刺して水上に出た時、そこには海しかなかった
岸まで泳ごうとしても力尽きるだけだと悟り、遅れて浮いてきたリーパーリヴァイアサンを浮き輪兼食糧にして命を繋いだ
しばらくしてペングリンの群れを見つけ、ビロウゼロの大地に辿り着いた
腐り、浮力を失い沈んでいったリーパーの頭蓋骨をあとで迎えに行くことをマルグリットは誓う
ビロウゼロの地で生き始めたマルグリットは(狩りは問題ないだろうが)野菜のない生活による栄養失調と戦うため、不慣れな栽培を初めて苦労しながら温室を作った
時期不明
AL-ANを保管するサンクチュアリの電力が危機的状況を迎える
AL-ANが救難信号を送るが、マルグリットはそれを無視する(そもそも気が付いたのかは不明)
アルテラ社が信号を受けサンクチュアリ(AL-ANが保管されている場所)を発見するが、AL-ANが「彼らは異星人への興味が強すぎて、故郷へ辿り着き悪影響があるかもしれない」と考え、サンクチュアリへの扉を閉ざした
異星人施設への侵入について
ロビンはサンクチュアリに入れたのはAL-ANがロビンに期待したから。
AL-ANがいなければロビンも他の異星人施設には入れないし、アルテラ職員たちは異星人施設付近にばかり拠点を建てたが中には入れなかった
前作では遺跡前の緑色バリアを突破するのに、バリア前に設置された色に対応する異星人のタブレットが必要だった
ビロウゼロでもタブレットのアイテムデータはあるが使用しない
タブレットはチートコマンドでのみ入手可能な他、マルグリットの拠点にブルータブレットの残骸が転がっている(スキャンはできない)
前作
オーロラ号が、デガシ号と同じく異星人の施設に撃ち落とされる
生き残りは数人いたが、それぞれ原生生物に殺害されるなどして前作主人公以外が全滅する
主人公はサンビーム号が救助に来ることを知り、着陸予定地点へ向かい異星人の施設を発見する
救助に来たサンビーム号もまた、主人公の目の前で撃ち落とされた
主人公もカラー細菌に感染し、宇宙船を撃ち落とす施設を無力化するには細菌を取り除かなければいけないことが発覚する
「救助には行けない、拾える範囲まで来てもらう必要がある」という通信を受け、主人公が脱出用ロケットの製造を目指しながら、カラー細菌の治療法を探す
カラー細菌の治療方法を探していくと、複数の異星人施設の廃墟を発見する
最終的にテレパシーのような力を使う特殊なリヴァイアサンまで行き着いた
リヴァイアサンは自分の子供たちの卵が孵化することを望み、主人公は探索可能範囲内にある様々な植物から孵化酵素を作り始める
孵化したリヴァイアサンたちは「エンザイム42」という酵素を放出して、前作の探索可能範囲内に散らばりカラー細菌を治療した
子供たちが孵化したことで、親のリヴァイアサンは深い眠りについた
主人公もカラー細菌を克服したため異星人の施設を無力化し、脱出用のロケットを製造して2526Bを脱出する
ビロウゼロの記録から、生還できたようだ
今作の少し前
アルテラ社がロビンの所属会社を買収する
アルテラ社からロビンの姉のサムを含む数人が2526Bへ派遣される
アルテラ社員がカラー細菌に感染した状態で凍結された「氷漬けの怪物(リヴァイアサン)」を発見する
カラー細菌が科学や医学発展、進化へ結びつくと、一部のアルテラ職員が秘密裏に研究し始める
情報を隠されたサムが、発見者からカラー細菌の存在を知らされる
危険だから細菌を駆逐すべきだと主張するサムだったが、上はそれを聞き入れず、むしろキャリアに傷がつく前に反対をやめるよう嗜められる
サムの開発したスパイペングリンをきっかけに、サムがマルグリットへ辿り着き交友を結ぶ
迷うサムをマルグリットが勇気付け、サムがカラー細菌の抗菌剤を開発する
マルグリットがカラー細菌を研究していたオメガ研究所を破壊する
アルテラ社が「サムは彼女自身の不注意で亡くなった。損害賠償については保険会社から連絡が行く」とサムに連絡を送る
数人の協力を得て、ロビンがサムの死の真相を求めて2526Bへ向かう
今作「ビロウゼロ」
2526Bへ向かう途中、流星嵐に被弾したロビンが墜落する
※火の出たポッドから脱出する光景は前作のオープニングにも似ている
AL-ANのSOSをロビンのPDAが受信し、ロビンがサンクチュアリにたどり着く
サンクチュアリの電力が付きかけていて、AL-ANを記録媒体に移さなければ消えてしまうという
ロビンは所持していたPDAを避難場所として提案したが、生物と機械の境界が曖昧なAL-ANはロビンの脳に入り込んでしまう
シーモンキーが友好的になる
AL-ANを頭の中から追い出したいロビンに、AL-ANは「出ていくのに適した体が必要だ」と進言。AL-ANの体を作るためにアーキテクトのアーティファクトを集めていくことになる
ロビンがデルタ基地のドッグでマルグリットと遭遇し「私の縄張りに近づくな」と警告される
水中にあるマルグリットの拠点を見つけ、サムの情報を求めるが「知りたければデルタ基地の衛星塔を停止させろ」と要求される
ロビンが沈没船「マーキュリー.II」を探索し、「テストオーバーライドモジュール」を製造して衛星塔を停止させる
マルグリットが「衛星塔を止めた礼」として、サムがマルグリットと共にアルテラに背き、カラー細菌に立ち向かったという情報を得る
サムが開発した「スパイペングリン」を使い、サムが隠したカラー細菌の「抗菌剤」を入手する
カラー細菌に感染した氷漬けのリヴァイアサンを「抗菌剤」で治療する
氷漬けのリヴァイアサンのある場所には、サムが外すことのなかったネックレスが落ちていた
多くのアーキテクトのアーティファクトを見つけ出し、AL-ANに必要な体の設計図を入手する
異星人のファブリケーター施設でAL-ANの体を製造、AL-ANが器へ移る
前哨拠点ゼロ付近にある異星人施設でテレポーターを起動する
AL-ANとロビンが協力し、AL-ANの故郷へのフェーズゲートを開放する
宇宙船とAL-ANが一体化し、ロビンが舵を取ってフェーズゲートを通る
宇宙空間を経由して次のフェーズゲートを潜り、異星人の都市が見える
AL-ANとロビンは「二人なら困難も乗り越えられる」と、どんな現実が待ち受けているかわからない都市へ向かう
後書き
まだ把握しきれておらず、誤りや不確かな部分が多いと思う
ビロウゼロのストーリーは「サムの死の真相を探る」というもので、サムがどれだけ苦しい中で努力して葛藤を乗り越え偉業を成したかがわかる。サムも主人公みたいなものだった
サムがロビンに送ったログの中では恋の話が出ていてあとで撤回しているが、アルテラ職員のログを集めているとそれっぽい話が見つかる。お相手も女性
前作をプレイした身としては滅んだと思っていた異星人がビロウゼロで出るというのも驚きだったし、やらかしたのがAL-ANだったというのが面白かった
知った後だから思うが、物語的に一人しか出ない異星人なら確かにAL-ANのような重要人物じゃないともったいない
何も知らない異星人がロビンと一緒に謎を解明するというパターンでも面白そうだけど
異星人が生きていたとして、個は全のためにあるという異星人の価値観で「やらかしたAL-AN」が許される気はしないし、AL-ANが処罰されれば異星人の場所で孤立したロビンがどうなるのか……これだけで続編が作れそうなくらい想像が膨らむ
他の海洋サバイバルにハマれるかは少し自信がなくて、サブノーティカの世界や操作性にハマってしまって続編があるかどうか、あるとしても何年後になるのか……と思うと、サブノーティカとビロウゼロをもっと楽しみたい気持ちがより強くなる
次にこのくらいハマれるゲームが出るとしたら、発売日が発表されたばかりの「エルデンリング」(22年1月発売予定)だろうか
ハマれるゲームを求めて食わず嫌いせずゲームを探してみようか、海洋探索ゲームを中心に
Subnautica + Subnautica Below Zero(サブノーティカ +サブノーティカ: ビロウ ゼロ) – Switch