高飛車奴隷ちゃん(無料漫画) – らく百科

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※この記事には重大なネタバレが含まれます
※一部ショッキングな描写を含みます


高飛車ドレイちゃん ハミタの読み切り
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高飛車奴隷ちゃん(たかびしゃ どれいちゃん)

高飛車奴隷ちゃんとは、漫画家のハミタがPixivで連載していた無料のファンタジー漫画である。

キャラクターと、その物語

▼高飛車奴隷ちゃん
「フフフ 羨ましいわ、庶民の方は暇そうに外をうろつけて」という第一声から物語が始まり、彼女を「面白そう」という理由で主人が購入した。外見年齢は20代~30代前半。
・奴隷ちゃんは慇懃無礼(いんぎんぶれい)であるものの、奴隷であることに誇りをもっており、庶民のような待遇を受けると「庶民に成り上がってしまう」と危機感を持つ。
・メシは昨日の残りでいいかと問う主人に対して「庶民の方と同じものなんて食べられるわけないでしょう?水と小麦粉で結構よ」と言い放った。その後、確かに水と小麦粉で作られているピザを振る舞われている。リアクションからして美味しかったと思われるが、「こんなに味が濃くて体に悪そうな食べ物は初めて」「味の情報量がキャパオーバーしててよく分からないわ」と発言している。また、ピザの持ち方がおかしいことから、高飛車で美しい外見と髪にもかかわらず、実は育ちが良い、というわけではなさそうだ。
・主人は奴隷に対してかなり平等に近い接し方をしていて、自分と同じ食事を出すし、毎日三食食えと言っているが、奴隷ちゃんが勝手に4日に1食だけに絞っている。(この少なさは領主の娘がドン引きするものであり、奴隷としてもひどいレベルと思われる)
・主人が戦争に行った際には、戦場に行った主人と同様では?というくらいにやつれており、4日以上寝ない時もあった。
主人よりも偉い領主の娘をクソガキ呼ばわりし、「私の主人は庶民の方だけ」という謎の理屈を持ち出す。
・武器を持った衛兵の持つ剣を奪い、二人を瞬殺するなど、戦闘の心得がある。
・決闘で木剣の刀身が抜ける罠を仕掛けられるも、一切動じず木剣の柄で殴りつけるなど、死線をくぐっていそうな胆力と実力を持っている。
・相手が抵抗できなくなっていたとはいえ、蹴りで首の骨を折っている。
・人に「庶民」「かっぺ」など勝手なニックネームを付け、その名で呼び続ける。国の名前どころか自分の名前すら知らない人ばかりの育ちであり、「彼らは大抵 立場や特徴を呼び合っていた」という名残りと思われる。
・生ゴミを食べ、血の匂いの充満する中で生きていたところを人さらいに無抵抗で捕まり、奴隷となる。労働、憂さ晴らし、夜の世話などをさせられたが、「人の為に生きる」奴隷の仕事にやりがいを感じる変人であった。「奴隷」は彼女が彼女自身につけた名前であり、アイデンティティである。
・奴隷として生活しながら貴族の話を盗み聞きして言語を学び、主人のために腕をみがき続けた。その結果、奴隷をこき使うタイプも、甘やかすタイプも「奴隷のさせがいがない」と、すぐ捨てられ奴隷商の元へ戻ることになる。

▼庶民(主人)
・本名不明。奴隷ちゃんだけでなく、領主の娘も彼を庶民と呼ぶ。
・呼ばれている通り庶民であり、奴隷ちゃんのことを「面白そうだから」という理由で買ったが、奴隷ちゃんは奴隷としての価値が低かったため、庶民でも買いやすい価格であったと思われる。
庶民でも奴隷をもつのが一般的なのかは不明だが、領主の娘がおどろいていないことから、普通なのかもしれない。
・手柄をあげて領主の娘の騎士を任命されるなど、実力と力のある人物。
・奴隷である奴隷ちゃんを対等な同居人のように扱っている人格者であり、慇懃無礼な奴隷ちゃんの態度に怒ることなく、冷静にツッコミを入れている。
・死罪を宣告された時に「マジすか」とリアクションするなど、そもそも緊張感に欠けたところがある。
・ケガで片足を動かせぬ状態にもかかわらず、子どもの危機に飛び出し剣を素手で掴むなど、勇気と実力を併せもつ。

▼領主の娘(クソガキ)
・庶民を自分(の屋敷)の騎士に任命した。庶民を認めており、高く評価している。奴隷ちゃんも騎士の奴隷として、一緒に迎え入れた。
・語尾が「~なのよ」
・奴隷ちゃんから無礼なことを言われても「こいつなんなのよ!」と怒る(ツッコむ)だけで罰を与える様子はなく、奴隷を人間として扱う人格者である様子。
・しかし傷ついた庶民を戦場へ送り出すなど、権力者らしくそこの決断にためらいは見えない。「君主のために死ぬ、それが騎士の仕事」と笑顔で言い、激昂した奴隷ちゃんに殴られた。
・さすがに胸ぐらを捕まれ殴られることはライン超えだったらしく、奴隷ちゃんと庶民は死罪を宣告された(彼女が庶民を含めての死罪を直接指示したのかは不明)。
・庶民からもらった靴を取りに来た奴隷ちゃんに屋敷の者を無力化される(生死不明)。彼女の異常性に怯み、素直に靴の場所を伝えたことで見逃された。
・だが、最終回の解釈次第では、奴隷ちゃん以外に殺された可能性もある。

▼かっぺ
・廃村にしか見えない村に住む田舎っぺの少女。戦争があると聞いて村民たちが逃げだしたのに、昼寝があまりに快眠すぎて逃げ遅れた。
・その後、村人を追ったが、追い剥ぎ集団に遭ったのか村民たちは血の海に沈んでおり、引き返して廃村に住み続けて、弟を待っている。
・亡命する奴隷ちゃんと庶民を、領主の娘に手を上げたと知りながら受け入れた。
・食事などの準備をしてくれるため、奴隷の仕事が減ることを嫌がる奴隷ちゃんからたびたび暴力をちらつかされている。
・かっぺの弟を殺したのは庶民であり、その功績で彼が騎士になるほど高名な人物だった。
・弟の敵として剣をとるも、庶民の謝罪に「謝らないで」「許したくなってしまう」とためらいを見せる。それでも彼を切ろうとしたところ、奴隷ちゃんに首を貫かれて死亡した。

▼騎士
・奴隷ちゃんたちの追っ手。庶民に決闘を申し込むが、彼がケガのために奴隷ちゃんが代わりになる。木剣の刀身が抜ける小細工をするが、奴隷ちゃんに瞬殺される。かっぺを人質に取るも、奴隷ちゃんは彼女の危機を気にすることもなく騎士にドロップキックをかました。拘束され、命乞いをしたが首の骨を折られて死亡する。
・手柄を独り占めしようと一人で挑んだのが彼の失策だったが、奴隷ちゃんたちを殺した報酬は「領主の娘に顔を踏んでもらえる」というものであり、領主の娘からは死を悲しまれることなく「全く使えないなのよ!あのロリコン変態騎士!」と罵られた。

▼クマ目
・ラトナ教の信者。泥水を「神の加護のある水(ハッピーウォーター)」と信じ、清潔な井戸を「反ラトナ派の所業」と閉じるなど、その内容はカルト。
・ラトナ教に反する者を何人も殺している。彼女が直接手を下したことがあるかは不明。
・庶民と奴隷ちゃんによって幽閉された。結末は不明だが、今までの所業から街人から許される可能性は低い。
・街の井戸水が致命的に汚染されていることから、ラトナ教の支配を逃れた人々も全滅すると思われる。

▼自称天才剣士
・奴隷ちゃんたちの追っ手。自信満々で領主の娘に彼らの首を持ち帰ると宣言した。
・天才を名乗るなど腕に自身はあったようだが、ラトナ教から振る舞われた神の水を投げ捨てたことで数の暴力に敗北。さらし首となった。
・なお、領主の娘もその配下も誰も彼の名を覚えておらず、本当に実力があったのかは怪しい。

▼街の少女
・ラトナ教の支配する街で、病気の母のために清潔な井戸の水をくんだところを咎められ、斬られかけたところを庶民に助けられた。
・しかし、ラトナ教から毒を飲まされ、苦悶の表情の死体となった。見せしめとされたのだと街人は語る。
・だが、ラトナ教は毒を使っていないと主張。作中でそれが真実と思われる描写がなされている。

▼短パン
・奴隷ちゃんたちの追っ手。ニックネームに反してダンディでニヒル。
・奴隷ちゃんを圧倒するほどの実力。
・主である領主の娘から「何を考えているかわからない」と言われ、「愛猫」と呼ぶ猫を握り殺し、「人間は自らが生きる為なら(中略)誰であろうと殺すべきなのだ」と持論を述べる一方で、奴隷ちゃんを殺さずに無力化して理由を問われると「惚れたからなんて言えば、お前は納得するのか?」と的を射ない返答をした。
・主と国を捨てて亡命し、「あの国はけったいな奴隷に目をつけられている」と滅亡を予言した。
・物語の結末はさまざまな解釈ができる形で終わっており、彼の最後のモノローグは意味深なもの。実際に奴隷ちゃんが国を滅ぼすことになるのか、奴隷ちゃんが何もせずに自然死を選んだのか、短パンがとどめをさしたのかは不明。

R18

本編にR18シーンはないが、ハミタのFANBOXで支援するとキャラのR18イラストが見られる。本編内で起きている出来事なのか、ifなのかは不明。

また、そのR18イラストの紹介のため、物語中の一部がR18設定になっており、未成年やフィルタをかけている人は一部を読めない可能性がある。ただし「まとめ」としてR18イラスト宣伝を含まず、性的描写のない本編が全年齢で投稿される可能性がある。関連リンクも参照。

▼余談

同作者の作品から派生したR18イラストでは、相思相愛の男女で純愛っぽいR18でも、竿役が同じ男性に見えないことがある(顔が描かれていない、体格が違って見えるなど)。そのため、読者に妄想力があれば純愛派もNTR派も楽しめる。

また、本編では性的なシーンに発展しなさそうなヒロインもR18イラストになる場合があり、このギャップも魅力の1つである。

ハミタ(作者)の作風

読後感のいいギャグや良い話から、読後感が最悪でトラウマ的後味の悪い結末まで幅広く描く。そのため、物語がどう展開するのかまったく予想できないという楽しさがあり、同時に予想外の最悪な結末に心をえぐられ、数日は記憶から消えない傷を残すこともある(この記事の筆者は、ある作品を読んでから数日思い出して軽く鬱い気分になった)。

展開が予想できないわくわくを味わうか、ネタバレの可能性を受け入れて先にタグやコメントを確認するかはお好みで。

▼その他、ハミタの読み切り(無料)シリーズ


天使の一目惚れ ハミタの読み切り


幻覚少女がつきまとう ハミタの読み切り


調子外れな女上司が好きな男の話 ハミタの読み切り


サンドイッチの話 ハミタの読み切り

▼商業作品「目つき悪い子かわいい子」
(Pixiv無料公開あり:#オリジナル 目つき悪い子かわいい子 その1,2,3)

「目つきが悪い子は優しいとネットに書いてあった」
主人公はまわりから恐れられている、背が高く目つきの悪いクラスメイトに話しかける。しかしタバコ代をカツアゲされ、ゴリゴリの悪い子だったことが発覚する。─────と思いきや、実は本当に、彼女はかわいい子だった。


目つき悪い子かわいい子 1 (MFC)


目つき悪い子かわいい子 2 (MFC)


目つき悪い子かわいい子 3 (MFC)

▼商業作品「宇宙人のかくしごと」
(Pixivで無料公開あり:#井の中の蛙大海へ出る 宇宙人のかくしごと その1

主人公はクラスの女子に告白をする。
しかし、彼女は人ならざる宇宙人の異形の正体を見せて彼の記憶を消そうとするも、主人公は「それでも」と食い下がる。宇宙人と付き合うことになり、同居することになった二人。
だが、宇宙人の価値観は人間のそれとズレており、また、人間というものは本当に醜いもので─────────


宇宙人のかくしごと(1)


宇宙人のかくしごと(2)


宇宙人のかくしごと(3)

▼他にも衝撃的な作品や、引き込まれる作品多数。

Kindle化されていない名作も大量にあるため、Pixivをチェックすることを勧める。
ハミタ – pixiv
えっちなのに興味ある方は、Pxivで作品を見た後にFANBOXを見ると幸せになれる。
ハミタ|pixivFANBOX

▼誰が文か

主人公は人間と現実世界が嫌いだった。
唯一の楽しみは読書と、図書館の本に手紙をはさんだ文通。彼は顔も知らない相手に惚れた。
だが、スポーツマンを騙っていたのに「あなたも運動が苦手」と指摘された違和感で、彼は誰かにからかわれていると疑念を抱く。彼と関わりのある女性は、たったの3人。
彼は彼女たちを快く思わないまま、文通相手の正体を探るべき3人に近づく。
彼女たちとの日々は悪くないものだったが、物語は予想もつかない結末へと向かっていく。


誰が文か 1

関連リンク

▼Amazon Kindle(無料)
高飛車ドレイちゃん ハミタの読み切り | ハミタ | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon


高飛車ドレイちゃん ハミタの読み切り

▼Pixiv
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(C)ハミタ

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