【ウマ娘ネタバレ】鉄翼蒸気奇譚 感想

ウマ娘考察|感想|分析|ネタバレ

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ウマ娘ストーリーイベント「鉄翼蒸気奇譚」

※当記事は私見や感想が含まれます。内容に間違いがあるかも。

VRゲームの世界へ

VR機器『ウマレーター』を用いたオンラインゲームが舞台。

ウイニングチケット、ナリタタイシン、ビワハヤヒデのBNW3人がCMしたゲームを先行プレイできることになり、トウカイテイオーとツインターボも参加。

ウマレーターはレースシミュレーターだが、提携オンラインゲームをプレイ可能で匂いや感触もリアルに体験可能。過去にゴールドシップが魔王になったこともある。(過去イベント『幻想世界ウマネスト』)

スチームパンク世界でジョブ選択

スチームパンクはSFジャンルの1つで、蒸気を用いた科学が発展した世界観。レザーを用いた独特で装飾の多い衣装も特徴的。

タイシンたちの衣装もしっかりスチームパンクらしいものになっている。

選択ジョブ

チケット:『配達人(クーリエ)』

タイシン:『機械技師(メカニカルエンジニア)』

ハヤヒデ、テイオー、ターボ:『ジョブなし(ハードモード)』
※ジョブ無しは1度だけいずれかのジョブスキルを使用できる

テイオーとターボは意図的にハードモードを選択したが、ハヤヒデは選択前にターボがスタートしてしまったためのジョブなし。

ターボは謝り、ハヤヒデもターボを責めることなくゲーム開始。

(タイシンとチケットだけ衣装がある大人の事情っぽいものをきちんとゲームストーリーに組み込むのはさすがCygames。)

行き倒れ技術者NPC

おなかがすいて倒れていた技術者ゲームキャラクターと遭遇。

彼女は一人で飛行機を制作していた。この街では山の向こうまでいける道がなく、その先に何があるのか見たいのだという。

テイオーは『これに協力し達成することがクリア条件だ』、ターボは『飛行機乗りたい』など、それぞれの動機でNPCに協力する。

夢を否定する他NPC

この世界にまだ飛行機は存在せず、周囲は『鉄の塊が飛ぶわけない』『危ないからやめろ』『汽車もあるのに空を飛ぶ必要はない』と否定的。

軽い気持ちで夢を否定することはタイシンが味わい続けてきた屈辱であり、露骨に不快感を示す。

ハヤヒデは冷静に対応するが、内心はタイシンと同じく怒りを感じており『実現した結果で黙らせてやろう』というスタンスを共通として技術者NPCへの協力を続ける。

Memo:タイシンは同年代の男子、女子、ウマ娘から侮られ、トレセン学園の教官やトレーナーたちにまで走るのをやめたほうがいいと言われ続けた。
当人がやりたいことを「やめろ」という他人の言葉を人一倍嫌う。

資金不足の解決

配達人(クーリエ)のチケットやジョブなしのテイオーとターボは配達を中心にお仕事。ウマ娘のターボすら重い荷物や、3往復は必要な大量の荷物もウマ娘のフィジカルを活かしてクリアしていく。

テイオーはゲーム慣れもあり、同じ方向のクエストをまとめて受注し効率よく片付けていく提案など有能さを発揮。

ターボはその人懐こさで、図らずとも情報収集を重ねていく。

タイシンも機械技師(メカニカルエンジニア)として機械修理をおこない資金調達。ハヤヒデは情報収集につとめる。

先代技術者の残した飛行機、未回収

飛行機づくりを続けているNPCの先代は、もっとも成功に近かった試験飛行の墜落を最後に引退していた。

ハヤヒデはこれまでの研究成果が今の飛行機に生かされていないことに気付き、過去の失敗を振り返り学ぶことに意味があると主張する。

一方でタイシンは過去の敗北なんて自分の無力を痛感するだけで思い出したくない、敗北は勝利で塗りつぶすものだと考えていた。

技術者は『私のせいで師匠の夢を奪ったのに、師匠の技術を盗むなんてできない』と言うが、ハヤヒデは『NPCが過去の失敗から目を背けているだけ』と指摘する。

それでも技術者は『私の提案で飛行は失敗し、師匠の夢を奪った』とゆずれなかった。

先代とお話、牽引車確保

墜落機の回収には先代の牽引車が必要だった。

先代の居場所はターボが配達時に聞いていたため、スムーズに先代を訪ねられた。

先代は心折れ『勝手にしろ』という態度だったが、ターボが無邪気に『飛行機に乗りたい』とはしゃぐのを見て心を動かされた。

盛大は研究を続ける技術者のことは気にかけ夢の実現を期待していたが、重荷を背負わせてしまうと距離を取っていたのだ。

しかしテイオーは自分に当てはめ『期待を背負うのは重いけど、重いからこそ─── 潰されずに受け止めてみせるって踏ん張る力にもなるんだよ!!』と主張する。(第5話より)

心動かされた先代は牽引車を貸してくれるが、牽引車は錆びついており一人で方向を定めて押して初速を確保しないと走り出せない。

ターボが押してもビクともしなかったが、ジョブなしが1回だけスキルを使える「EXジョブチェンジ」で蒸気走者(ブースター)になり牽引車を走らせた。

墜落機回収

牽引車を借り、山まで到達したが墜落した機体のもとへたどり着いた。

タイシンは墜落機を見て、技術者が気にしていた『自分の提案のせいで失敗し、師匠が引退した』という構造らしきものを見て『これ、失敗の原因どころか……むしろこれがあったから、ここまで飛べたんじゃない?』と気付く。

これによりタイシンは上手くいった点も含めて失敗を切り捨てることは、敗北したレースから学べたはずの点を切り捨てていたことと同義であり、ハヤヒデの言う事も正しかったのだと感じる。

タイシンが分解した墜落機の牽引を開始。しかし運転がむずかしく、テイオーがEXジョブスキルを発動してこれを操った。

飛行機泥棒?

テイオー達が機体の回収するのは所有者の代行として正当だが、『泥棒!』と追ってくる者がいた。テイオーたちは一度停止し、追ってきた女性の話しを聞く。

鉄の研究者女性はやたら早口。

彼女は鉄の研究者であり、墜落機の技術に感銘を受けていた。チケットは『この墜落機が夢を与えたんだ』と、自分もレースを見て夢を持った経験と重ねる。

鉄の研究者は自分が研究する丈夫で軽い合金を使えば飛行機が飛べるかもしれないとし、テイオーたちは墜落機を譲ることはできないが協力関係にはなれると彼女を引き込んだ。

墜落機と技術者

タイシンらの説得で技術者が墜落機を確認する。

長く放置され外部は朽ちていたが、壊れていない部位は師匠と研究し向上させてきたパーツばかりであり、過去の研究成果がいかに大きかったのかを物語っていた。

ターボが『窓がどうして二重に?』『他にはどんなこだわりが?』と質問。窓が二重なのは師匠が超寒がりだったから、その分外のパーツを軽くする、他にも全ての部分がこだわりぬいているということを情熱とともに思い出す。

技術者は自分が師匠の夢を奪ったと思っていたが、彼の努力を引き継がなければならないと考えを改める。

ハヤヒデはその言葉を聞き、動力研究に強い技術者のサポートとしてEXジョブチェンジ。設計担当を名乗り出た。

待たされていた鉄の研究者もやっと紹介され、現実世界とは鉄の性質が異なることも加味してハヤヒデ、技術者、鉄の研究者が共同で飛行機を組み上げていく。

先代へ報告

テイオーは「叶わなかった夢にも……価値があること、伝えなきゃだよね。」と先代に実現が近いことを報告へ。

チケットは夢への特急券と言い、試験飛行の予定日と場所を書いた紙を渡した。

先代は「自分の夢は終わった」とその場に行かないつもりだったが、テイオーは『続いてるよ!!あの子が夢をつないだんだ!』と訴える。

チケットは自分が「夢への特急券」と表現した紙を、さらに『大丈夫!! アタシのチケットは、勝利への直行便だから!』と後押しする。(ウイニングチケット!)

Memo:競走馬トウカイテイオーは無敗で二冠を達成したが骨折により人々の夢である三冠目に出走できなかった。
SSRサポートカード『夢は掲げるものなのだっ!』など、トウカイテイオーは『期待』『夢』という単語と関わりが深い。『叶わなかった夢にも価値がある』という言葉はかなり重みがある。

試験飛行

パイロットのチケットと、修理対応ができるタイシンが搭乗。さらにどうしても乗りたがったターボも参加。

3人乗っても大丈夫か?という話では、タイシンとターボが小さいから大丈夫だろうという見解。ハヤヒデも計算上大丈夫だと判断。

Memo:タイシン145cm、ターボ146cm、テイオー150cm。ターボよりタイシンのほうが1cm小さい。

3人を乗せた飛行機は無事に離陸、飛行。

感動して泣くチケット。はしゃぐターボ。二人の大声にダメージを受けるタイシン。

山の向こうに見えたもの

山の向こうには街があった。そこにはロボットらしきものも見える。

↓おそらく川に立つまるっこいヤツがロボット

↓技術者たちの街とはつながっていないが、ちゃんと道もある。ということはさらに別の街もあるのだろう。

燃料が帰還分しか無いにもかかわらず、好奇心と気合で街まで飛ぼうとしてしまうチケットとターボをタイシンが止め、無事に帰還する。

報告を聞いた技術者は次の目標を『ロボットの街への着陸』へ定めた。

評価の一変

飛行機の姿は町の住人にも見えていて、感動した子供や、心配から夢を否定していた大人たちも集まってきた。

はしゃぐ者、感動する者、夢を妄想と決めつけたことを謝罪する者など、技術者の評価は一変する。

その中には先代である師匠もいて祝福をもらう。鉄の技術者は先代に墜落機からヒントを得た話を聞き、先代は自分の夢が無駄じゃなかったことを知る。

彼らの姿を見守り、ゲームクリア。現実世界へ帰還する。

現実へ

ゲーム体験を通じて想うところを話すBNW。

チケットは自分がトレセン学園に入りダービー出走を目指したきっかけのレースを思い出す。

ハヤヒデも『私も繋ぐものでありたいと思うよ。私の走りで、誰かに夢を見せたいと。 君たちとともに、な。』と語り、タイシンは『………あっそ。』とだけ答える。

テイオーは自分も同じで、カイチョーはみんなに夢を与えてくれると言う。

ターボは『ターボは……よくわかんない!いつも全力ターボ全開で走る! そんだけ!!』とそれぞれ。

テイオーはターボを『キミの全力は夢のかたまり』と評価し、このイベントは終了となる。

Memo:競走馬ツインターボは最初から最後まで全力疾走する大勝ちか、途中でスタミナを切らした大敗の両極端。ギャンブルのようなそのスタイルは正に夢のかたまりだった。

今回のイベントも面白かった。

ウマ娘と異世界を気軽に繋げるウマレーターはどんどん活用してほしい。

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