皮肉を言う人の心理。桃鈴ねねが「楽な人生」と言われたことについて【ホロライブhololive】

桃鈴ねね心理

切り抜きで、ねねち(桃鈴ねね)が久しぶりに連絡をしてきた知人から「楽な人生を送ってていいね」と言われたと話したのを見ました。

ねねちはどういうつもりで送ってきたかを確信していなかったように見えますが、リスナーの意見は「皮肉」「いやがらせ」というものが多いみたいですね。

私はこの話を聞いた時、その誰かもわからない”知人”にイラッとしたけど、あきれるのではなく怒りを覚えてしまうのは私が同じような事をしかねない同類であるという要素が大きい。いわゆる同族嫌悪です。

「皮肉を言うためだけに数年ぶりの連絡をしてくる」という行動って、理解できない人が多いんじゃないかと思うんですけど、そういうことをしかねない私なら説明できるかも知れないので、参考や対策に役立つかも知れません。実際の私の思考よりおおげさにしています。

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「楽な人生を送って良いね」と連絡する行動

これはあくまで、私がその思考パターンにハマった時に行動を自重しなかったらと想定しての内容です。

連絡してきた方をこういう思考だと断定したり邪推するのではなく、私の下衆な思考パターンならこうなるというものにすぎません。

発言の意図と心のうち

八つ当たりです。

気に入らないから嫌がらせをしたいというのもありますが、その最終目的はウサ晴らし。相手が傷つくのはその過程で、傷ついた事で自分がスッキリするのがゴール。

「楽な人生でいいね」という皮肉は実際に羨ましい、でもそうなりたいとは思えない(認めたくない)から出る言葉で、さらに人が楽をしているように見えて悔しいのは、自分は楽をできておらず苦しいから。

自分はこんなに苦しいのに、あの人は苦労もせず楽しそうに毎日を過ごしてる。でもその羨ましさを「私もあなたみたいになりたい」なんて素直には言えないのです。

自分ではうらやましいと自覚できない

そうなると、羨ましくなんてないと装い皮肉めいた言い方で「いいねと言ってるけど本当に良いなとは思ってない。頭の悪いあなたのようにお気楽に生きようなんて恥ずかしくて私には無理だ」と相手を見下すしかない。

見下すので、羨ましい自分に気がつかず、認めず、「ああはなりたくない」とまで思う。

実際のところ、そんな事を言う自分の方がみっともないことは多少でも客観性を持っていればわかります。それはあまりにみじめで、自分は平気だと装って醜い皮肉につながるのです。

相手が傷ついたとしたらもしかすると少し気持ちが楽になるかも知れませんが、自分がみじめであることは変わらないので楽になるのも短時間で、この行動自体が自責につながるためあまり意味はないでしょう。次のターゲットを探し始めるかも。

VTuberが楽だと誤認する理由

想像力と知識がありません。

配信、動画サムネイル作り、歌ってみた音源やイラストの依頼、事務所から出る仕事や大量の手書きサイン。

労働基準法で定める1日8時間内で仕事内容が収まる大手事務所の人気VTuberはほとんどいないと思います。(専業はもちろん、他の仕事や学生をしる方では合計時間として。)
しかも腱鞘炎になってまで書いたサイン入りグッズを転売されたのを目の当たりにすることもあるようです。

裏の苦労はわからない

配信は楽しそうに見えますが、あれも感じ方はそれぞれでしょうが仕事ですし楽しい=楽ではない。これは夢を実現した人が多く実感していると思う。

でも私には配信で見る姿しかわからず、裏での苦労を想像する能力が決定的に欠けているため楽しそうな姿だけも見て「天職だなぁ」「苦労せずに楽しくできてすごいなぁ。いいなぁ、私にも才能があれば」みたいな感じですかね。

3D Liveやテレビ番組を見ていて、その撮影や音響などリアルタイムで放送を支えるスタッフがいることをよく忘れます。また、それ以外にも多数の方が関わっていることもきちんと知るまであまり想像できていませんでした。(もっと少ないイメージだった)

平気そうなフリをそのまま受け取る

日本のVTuberはアンチやゴシップを望む一定層が海外より多いように見受けられます。
日本のVTuber名の検索候補には「炎上」「中の人」「前世」がほぼ確実に出てきますが、海外のVTuber名をいれてもそうしたものは出てきにくいので日本特有なのかもしれないと思っています。

でも人気VTuberってよほどキャパシティを越えなければ悪意をスルーしたり笑ったりしているので、精神的に強いように見えて、ノーダメージだと誤解します。

リスナーやコラボ相手を煽る芸風のVTuberが炎上で苦しんでいると驚くくらいです。炎上で苦しむ方がプロレスできるのは今だによくわかりませんが「相手を本気で馬鹿にしたり、気持ち悪いと思っていたらプロレスはできない」と言っていたのを聞いて少しだけ理解できました。

表面しか見えないので甘やかされるし傷つかない人に感じる

想像力の欠如については、ひどいと芸人や芸能人も番組で見ている楽しそうな姿しか見えず、裏でネタ出しや入念なリハーサルがされていることも想像できなければ、カメラを引けば舞台セットは表だけのハリボテっぽいものであったり、カメラマン他多数のスタッフがいることも忘れています。

Vtuberは寝坊や遅刻をしてもネタになる、くしゃみをしただけで喜ばれる、配信開始ツイートをしただけで褒められる。想像力と知識が両方ない状態で私のような人間がVTuberを見ればそこしか気に留まりません。

以前、獅白ぼたんがなんらかのネガティブな出来事に対し「あいつは悲しまないどころか笑っている」と心ない言葉を受けた事を告白していました。

普段の獅白ぼたんは配信では楽しくあろうという誇りがあり、わざわざ悲しい、つらいをアピールするようなことはありません。しかしこうしたことを口にしてくれるまでは、想像力がない私のようなタイプには「無敵の人」に見えています。

ホロライブが好きなのに運営にめちゃくちゃ文句を言ってしまう、言いたくなるのも運営が何をしているのかリスナー側からだとわからないから。

スッタフのえーちゃんが床で寝てた話が出るほど運営側も大変なのだと思われますが、想像力がないと「もっとタレントの負担減らしてあげてよ!」と運営がタレントを大切にしていないように考えてしまうのです

楽なだけじゃないと知った後は

おおよそ「関係ない、あいつはひどい人間だ(嫌いなまま)」「そうだったんだ、大変なんだな…(少し自分の態度を改める)」の2種類

人への評価が足し算引き算。

プラスの状態で知れば好感度が上がりますし、マイナスの状態なら「だから何?」となり、プラスになる可能性はほとんどありません。

かといって「私はつらい、苦しいんだ」とアピールしすぎる人間も好きではありません。演技だとわかりやすいとその人全てに対して信用できなくなることもあります。

普段笑っていて、少しだけ弱みが見えると好感度が上がりがち。という厄介なタイプです。

最後に

ねねちは天才に見える部分もたくさんありますが、人気VTuberの中でもめちゃくちゃ頑張ってるのがわかりやすい方です。

もし私と”知人”が全く同じ思考パターンだと仮定するならば、ねねちが同期から「すごく頑張ってる」と何度も言われている場面などほとんど見ずに、楽しそうにしている1部分を見たのでしょう。そうじゃなければ「楽」とはさすがに思えません。
みんな大変なのに、特別そのように言われるのはよっぽどです。

あくまで、皮肉を言う心理の1パターンとして参考になれば。

この記事は、私のようなみっともない思考パターンはまともな人には理解しにくいと思うので「そんなことを考えてるの?」というくらいの参考にはなるかもしれない考えてとまとめました。

そもそも私とその知人は全く別の人間なので、本当に仮定でしかない話です。

対策としてはほどよく苦労を見せるか、放置悪質ならブロック・受信拒否。もちろん、このタイプのためにわざわざ態度を変えるほどの価値はないので無視か、自分が傷つくならブロック・受信拒否だと思います。
もっとひどければ警察に相談ですが、これは時間と労力をとられるので本当によほどのことですね。

過去にはにじさんじから卒業した鈴原るるも警察に行く必要が度々あり、それによって配信に影響が出ることを自分自身が容認できないと言う卒業理由を語っていました。また、活動中の月ノ美兎も自分の個人情報を道に貼られるなど、その他にもさまざまな嫌がらせを受けて警察に相談したことも何度となくあるようなことを話していましたね。

HIKAKINも殺人予告を受けたなど知名度が上がると嫌う人もいて、中には過激派もいるようです。

攻撃する理由

ちなみにわざわざ攻撃するに至るのは、これも私の思考パターンで言えば「どうしても許せない行動か言動があった」「嫌いだから見えないようにしたいのに、googleやYouTubeでしつこく表示されて我慢できる限度を超える」といった身勝手なもの。

つまるところ、精神的に未熟なんです。あと、人が幸せか不幸かは自分の幸か不幸かに関係ないことも理解するのがむずかしい。

悪質な行動をとれてしまう大人版幼稚園児みたいなイメージをするとわかりやすいのではないでしょうか。

人気があると攻撃を受けることは避けられませんが、だからこそなのか人気VTuberはアンチよりファンに視点を向けて、自分とファンが喜ぶ活動や感謝の言葉に力を入れている場面を見かけます。

それもアンチ側の心理で私が考えるなら、あいつは指摘されても反省しないだとか、ファンは盲目な信者だというように見えます。

「相手も言葉で傷つく人間なんだよ」は効果無し

それを知ったところで、攻撃したい側からするとダメージを与えたいのでやめる理由にはなりません。

だから「相手も人間なんだよ」という説得はほとんどの場合、加害者には響かないと思う。でもファンが「推しを守りたい」という気持ちが強くなる呼びかけなので、まるで無意味とも言えません。

あと、わざわざ皮肉を言う人は生産的なことをできていないことが多いと思います。

私が掃除機を作る人だったとしたら、自分よりすごい掃除機を作る人にも、よく無い掃除機を作る人にも、文句は言えません。
大変さや凄さが想像できるし、文句があるなら自分でつくったものを使えばいいだけなので。

私がVTuberに皮肉を言う人間だったとして、自分がVTuberをやってみたらそれも言えなくなってきます。配信をする大変さ、人気が出ること、それを続ける事、自分だけでは成り立たない事などをやっと理解できるから。

それでも「自分とタイプの違いすぎる人間」と感じて、自分の大変に感じることを相手が乗り越えているということも想像できなかったりするんですけどね。

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