可不とは
可不は、人気曲「フォニイ」「キュートなカノジョ」などのボーカルを務めています。
この可不って何?誰?人なのボカロなの?と疑問を覚える方が結構いるみたい。私もそうだった。
音楽的同位体 可不
可不は、「音楽的同位体 可不(KAFU)」とも呼びます。
何と同位体かというと、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルアーティスト花譜のことです。バーチャルシンガー。歌手系VTuberと言った方がわかりやすいかも。
2人は「音楽的同位体」で同じ歌声を持ってます。
可不”KAFU”は花譜の音楽的同位体として生まれた人工歌唱ソフトウェアです。
音楽的同位体 可不(KAFU)より
人工歌唱ソフトウェア。つまりPC上で歌声を演奏できるソフトですね。
少しずつ説明しますが、”花譜の歌声から生まれた人工歌唱ソフトウェア”が「可不」なんです。
ちなみに花譜はKaf、可不はKAFUと記載されてます。
これはKaf(花譜)× U(You=あなた)を合わせたもので、Kafの歌声とあなたの作曲で1つの歌が生まれるという素敵なネーミング。
CeVIO AI ソングエディタ
可不は【CeVIO AI ソングエディタ】なので、結月ゆかり、弦巻マキ、紲星あかり、東北きりたん、IA、ONE、さとうささら、小春六花たちと同じシリーズです。
結月ゆかり達の名前でピンとこない場合は、初音ミク達で考えた方がわかりやすいかも。
最新のAI技術で音質・癖・歌い方・しゃべり方を高精度に再現できるという文句の通り、今まで花譜が別名義で歌っていると思ってました。そのくらい似てるし、使いこなしてる人のCeVIOはかなり人間っぽい。
聴き比べると、可不は確かに花譜と呼ぶには無機質で、しかし合成音声としてはあまりに感情豊かで人間じみています。要所要所が花譜なんです。
私は歌としては花譜の感情伝わる表現力が強く響きますが、可不には可不の「人に近いが人ではない」魅力があり、どちらも好きです。
でも可不は、他のCeVIOキャラクターやVocaloidと違って可不というキャラクターが歌っているという形で描写されないと言うか、MVに可不が登場しないことが多い気がする。
だから「ボカロ曲」みたいな印象は薄くて、作曲者のオリジナル曲っていう印象がより強いっていうのが主観的な感想です。
花譜 feat.可不
「フォニイ」や「キュートなカノジョ」は可不単独ボーカル曲ですが、公式で花譜 feat.可不による「フォニイ」も公開されてます。
可不の曲を花譜が歌ったりデュエットしたり、花譜曲を可不が歌ったりするときに「歌ってみた(Cover)」という文字はあまりつけられてないっぽい。
花譜のソロ曲は「わたしだけのうた。」、歌ってみたでは「わたしがすきなうたをうたうよ。」と動画概要欄に記載されます。
でも、花譜と可不の組み合わせの時はソロ、歌ってみたとは違う表記。この辺りも「音楽的同位体」として特別な扱いに見えます。
「似てるけど違う」2人を「音楽的同位体」と表現する言葉選びがさすがKAMITSUBAKI STUDIOだって勝手な印象抱いてる。
花譜が可不の歌を歌うこともありますが、逆に可不が花譜の曲を歌うともあります。
可不オリジナル曲を作る名だたるボカロ作曲者達
最後に可不のオリジナル曲とアルバムの紹介、ボカロ曲好きなら皆知ってそうな作曲者たちが参加しています。
- メスト
かいりきベア feat.可不 - YONAKI
みきとP feat.可不 - フーリッシュフール
栗山夕璃・蜂屋ななし・可不 - マーシャル・マキシマイザー
柊マグネタイト feat.可不 - フォニイ
ツミキ feat.可不 - 水面下
大沼パセリ feat.可不 - 社会距離
40mP feat.可不 - ひみつのユーフォー
ナユタン星人 feat.可不
上記の曲はアルバム『KAF+YOU KAFU COMPILATION ALBUM シンメトリー』に収録。
以上。花譜の音楽的同位体 可不についての紹介でした。
© KAMITSUBAKI STUDIO