R18
R18とは、一般的に18歳以上を対象とするコンテンツの規制を示す表記である。Restricted 18の略で、もとは映画業界の指定する年齢基準の観覧制限。
レイティング、CEROともいう。これらは媒体(本、ゲーム業界)などで変わる。平成なかばまでは18禁という言葉が用いられていたが、こちらはあまり聞かれなくなった。
該当するコンテンツ
18歳未満の視聴に適さない映画、漫画、アニメ、小説、ライトノベルなどの作品に使われる。
▼適さない内容の例
性的な描写
暴力描写
ゴア表現(グロ)
麻薬
ギャンブル
そもそも性的欲求を満たすのが目的である”エロ本”などはそのほとんどがR18として出版される。また、性的嗜好としてエロとグロ・暴力がともなうものもあるが、こと日本国内の表現規制において18を超える年齢は指定されない。
エロのイメージが強いものの、ゴア表現(グロ)も該当する。たとえば有名なホラーゲーム「バイオハザード ヴィレッジ Z Version」のように、バイオハザードの中でも「Zバージョン」とされているものは出血や死体の描写がよりクローズアップされ、R18指定となっている。
また、次項の「細かいレイティング」にも記載するが、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編などは少年ジャンプ作品であるにもかかわらず、PG12指定(12才以上推奨)となった。
他にも18才以上(20才以上)でなければ利用できないものとして風俗店や酒、煙草などもあるが、こちらはあまりR18、R20などとは表記されず、18才以上対象や成人向けと記載される事が多い。
細かいレイティング
R18までいかなくとも、キャラクターの露出度が高かったり、出血表現などがあると細かく年齢制限が課せられる。
前述(ぜんじゅつ)の通り劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は少年ジャンプ作品であるにもかかわらずPG12指定(12才以上推奨)で話題となった。他にも「神さまの言うとおり」は別冊少年マガジンの漫画であるが、実写版はR15指定である。
このように、2025/02/01時点では漫画はR18か全年齢、映画やゲームは12,15,18など細かく分けられるなどしている。なお、たくさんの小学生などのキッズも遊んだであろうモンスターハンターライズはCERO C(15才以上推奨)であり、特にゲームのCEROはゆるい印象がある。
これはそもそも保護者がゲームのCEROのことを認知していないためであると思われ、R18になると途端にきびしくする保護者も少なくないだろう。
ギャルゲでも年齢制限はつきやすく、ホロライブのVTuber 猫又おかゆと恋愛ができるおかゆにゅ~~む!はなんとR15指定。これは声、セリフ、水着など肌の露出が基準と思われる。
ちなみにバニーガーデンはPTA(パンツ・たくさん・ありがとう)システムやASMRを導入していることもあってか、R17に指定されている他、同社qureateのバニーガーデン以前のゲームの多くはR15程度の販売で、公式にてR18パッチを無料であてられるというめずらしいパターンを設けていた(PC版のみ)。
例外や抜け道
前述(ぜんじゅつ)の通りゲームのCEROがそもそも認識されておらず、モンスターハンターを小学生が楽しんでいたり、漫画やノベルはR18じゃなければ全年齢というおおざっぱすぎるくくりがされている。
当サイトでも紹介している寝取り魔法使いの冒険や異世界クラス召喚されたらR1○のスキルを獲得したので、○りたい放題させてもらいます!は性描写がかなり描かれており、しかし性器や精液の描写は避けられているなどR17といった印象。
比較として、ユニークジョブ【種付けおじさん】を獲得しましたのように、描写の8割以上が性描写、性器、体液が明確に描かれメインである場合は間違いなくR18に分類されるだろう。
上記はやや過激であるが、こういった話題で出やすいTo LOVEるやTo LOVEる ダークネスなどは、成人向けを買えない未成年が合法的に得られる貴重かつ重要なR12相当のコンテンツであり、性行為自体は避けられている。
未成年・規制の問題
そもそも現実的に考えて18才まで合法的な性欲解消の手段を奪い(うばい)、性自体をタブーとして正しい性知識をつけさせていないことの方が問題であり、未成年は「大人に言えずこっそりフィクションから偏った(かたよった)知識を得るしかない」という悪影響もある。この対処法は規制ではなく、正しくそういった知識を開放的に学べる社会をつくることだ。
一般的に、規制は強化されることが多く、緩和されることは稀である
だが規制すれば、アルコール規制で大失敗した歴史のように、犯罪率の増加や反社会的勢力の資金源となるだけである。また、日本より過度な規制のある諸外国では性犯罪率が比較にならないほど多く(数倍以上)、規制は性犯罪率を高め、コンテンツの充実は性犯罪率を低下させられるとも言える。
未成年の健全な成長と、性犯罪率の低下を求めるのであればなおさら、適切なゾーニングと、多様な性的コンテンツの充実が必要である。
18才高校生問題
日本では18才で成人だが、高校3年生で誕生日をむかえると18才になる。
2022年4月より前までは20才からが成人であったため、日本では「高校生=未成年」という認識が根強く残っており、アルコールとタバコは体への影響を考えて20才からのままであるため、「高校生=未成年」というイメージがより強調される。
そのため、18才以上を対象とするコンテンツや店舗では「18才と高校生NG」とされていることも多い。これは性的なものに限らず、一般的なアルバイトの募集でも同様である。なお、テスト期間に休ませなければならないなどの事情も関係している。
これにより、18才は日本で「成人なのに子供扱いされる」という微妙な立場である。
余談
実はR18だった作品
原作やシリーズ初期はR18作品だったが、人気を獲得し、R18要素なしでも成功を収めるようになった作品は多い。これは、もともとR18シーンを除いても十分に魅力のある作品であったためである。特にFateシリーズは、R18要素を排除したことで、日本を代表するスマホゲームの1つとなった。
▼Fateシリーズ
もともとはR18作品だが、エロを完全に抜いても面白い作品であり、事実大人気全年齢コンテンツとして地位を得ている。本来のR18シーンの目的は「魔力供給」であり、設定として重要でありながらけずっても話の面白さを損ねないのは「R18スキル」と同様。
▼Key作品:Kanon、AIRなど
ゴリゴリに泣ける作品であり、全年齢版をプレイした人からすると「R18シーン入る余地ある?」というレベル。
実際のところ、恋愛描写の延長というある意味現実と同じ感じなので、作品内で描写されるかどうかの違いである。
同じKey作品のリトルバスターズ!は最初は全年齢だったが、後にR18版が出ためずらしいパターン。
▼その他有名どころ(アニメ化作品)
月姫、グリザイアシリーズ、School Days、蒼の彼方のフォーリズム、DRAMAtical Murder(原作はかなり濃密なR18BL)、To Heart
関連リンク
ユニークジョブ【種付けおじさん】を獲得しました(R18 / 記事内容は制限なし)
異世界クラス召喚されたらR1○のスキルを獲得したので、○りたい放題させてもらいます! – らく百科(全年齢だがやや過激)
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