森カリオペについて
森カリオペはhololive-EN(ホロライブENGLISH)所属のアイドル死神VTuber(バーチャルユーチューバー)です。
自己紹介Rapのタイトルには【ReaperかRapperか?】とあり、【リーパー(死神)かラッパーか?】と訳せます。ラッパーはヒップホップの音楽ジャンルのことですね。
ラッパーとしての実績
デビューして間も無くからオリジナルソングを複数公開しています。再生数は下記の通り。(タイトルは邦題のみ|再生回数は2020年11月20日確認)
- 失礼しますが、RIP♡ 7,551,947再生
- ReaperかRapper? 自己紹介ラップ 1,234,161再生
- DEAD BEATS 3,390,987再生
- Live Again 2,660,932再生
- Cursed Night 853,664再生
合計で15,691,691再生、約1570万再生。
失礼しますが、RIP♡公開は2020年9月12日。再生数は2020年11月20日に確認したので、2ヶ月と1週間程度でこれだけ再生された計算です。
発表から2ヶ月以上が経過しているわけですが、これだけ時間が経ってなおAmazonヒップホップの売れ筋ランキングで4位という上位に位置し続けています。
Amazonでは同時に『ベストセラー』表記もつけられています。
名前について
『森カリオペ』は日本向けの名前で、英語圏ではCalliope Mori、中国向けでは森美声と表記されています。
Calliope(カリオペ)
おそらくはギリシャ神話の『カリオペー』または『カリッオペイア』という女神からではないでしょうか。中国名では『カリオペ』にあたる部分が『美声』となっていますが、まさに女神『カリオペ』の名前は『美声』を意味します。
女神カリオペはゼウスの娘の1人で、叙事詩を司ります。
叙事詩とは、物事や出来事を韻を踏む形で文章化されたもので、語り部や吟遊詩人が伝える詩もその1種です。
ラップは「韻を踏む」歌詞が使われることの非常に多い音楽ジャンルで、まさに森カリオペにぴったりです。
Mori(森|モリ)
『Mori』の部分については、森カリオペが死神であることからラテン語の【メメント・モリ】の可能性が高いと考えられます。
【メメント・モリ】は「いつか自分が必ず死ぬことを忘れるな」「死を忘れることなかれ」という意味のラテン語です。【メメント・モリ】は「今が良くても明日がどうなるかはわからない。油断しないように」という戒めであり、同時に「明日死ぬかもしれないのだから、今日を楽しもうでは無いか」という意味を併せ持っています。
【メメント】の部分が「思い出せ」という意味にあたることを考えれば【モリ】部分が死を表していると判断することができます。
【死神】という言葉は英訳すると、単純に「death」とも訳される場合があります。これは【死】を意味する英単語であるため、【死】=【死神】と考えることも可能です。
以上を踏まえると、森カリオペという名前は「死の女神」と考えることができるでしょう。
木々が生えていることを表すのであれば【Forest】なので、日本名の『森』というのは発音からの当て字ではないでしょうか。『Mori』→『森(日本語)』と当てはめたものであり、『Mori』と『森』の共通点が発音しか見つかりません。
中国名でも『森』の字が入りますが、発音は『セン』となります。こちらもここに深い意味が込められているというよりも、『Mori』→『森』→文字だけそのままで中国でも『森』と表記されていると思われます。
まとめ
森カリオペはオリジナルソングの歌詞もよく考えられたものであると感じられますが、名前もしっかりと考え抜かれているのを感じます。
名前、デザイン、発言、歌詞にいたるまで『死神』であることが徹底されているところも魅力的です。
Live AgainやCursed Nightは優しい曲ですが、やはり扱われるテーマに『生』や『死』を感じますね。
2020年にデビューしたばかりの森カリオペ。ぜひ彼女の存在と音楽をあなたの日常にくわえてみてください。