【泥食いニコロ】アニメ化まだー?Pixiv/ツイッターで読める面白い少年漫画

布教

このページの情報は独自解釈です。 詳細は公式ページ(作者いつつせ/古川五勢さんのページ)や作品ページ(Pixiv/ツイッター)をご確認ください。

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【泥食いニコロ】

前情報なしにPixivで読みたい方はこちら▼

#オリジナル 泥食いニコロ - いつつせ/古川五勢のマンガ #漫画 #バトル #泥食いニコロ - pixiv
兄姉をぶっ飛ばす漫画です。ジャンプSQ19という雑誌に乗ってたやつです。お仕事 fivedojin★gmail.com(★→@)

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あらすじ

魔王を封印したのは、英雄と、そのハーレム256人

生まれた256人の子どもたち「英雄特権」を受け継ぎます。
異性にモテモテになったり絆の力で集団リンチ出来たりといった、物語やRPGの勇者が持つような英雄が持つべき特権

英雄の子供たちはその特権を濫用して、略奪や暴力を好き放題。

そんな英雄の子供たちの中で唯一英雄特権を持たなかった256番目、末っ子のニコロ(256)は兄姉たちから嘲笑われ続けてきた。

兄姉からの嘲笑から逃げ出した先に見つけたのは、鎖に囚われた褐色肌の女性ゲオトリリス。
ゲオトリリスはニコロに何かを見出すと、「君の事 嘲笑した奴ら 嘲笑し返してやろう 特権振りかざして」と言いある特権を与えた。

作品の魅力(ネタバレあり)

王道少年漫画のような爽快さ

「泥食いニコロ」はジャンプSQに掲載されたもので、同誌は少年漫画よりターゲットが上の印象があります。
しかし「泥食いニコロ」は少年漫画的なわかりやすさがあります。

  • (ニコロ以外の英雄の子供たち)が完全に悪人
  • 敵が醜い(美形キャラでも醜い表情を見せる)
  • 主人公が敵をぶっ飛ばす
  • 罪のない犠牲者やヒロインは後遺症もなく助けられる

少なくともPixivで読めた限りの内容では、英雄の子供たちは彼らなりの正義があるわけでもなく、ただただ他者を見下し自分の欲望のために暴れ回る外道でした。

むずかしい理屈などは抜きにして、主人公が悪党をぶっ飛ばす!と言うシンプルな内容でヒーローもののような気持ちよさがあります。

重要なのは力の種類ではなく使い方

ゲオトリリスからニコロが受け取った特権は「魔王特権」
ゲオトリリスは英雄に封印された魔王で、ニコロが兄姉から嘲笑われ続けた憎悪にまみれていることを見抜きました。

ゲオトリリスはニコロに力を与えることで自分の代わりに英雄たちを殺してほしいと目論みましたが、ニコロは憎悪の力でゲオトリリスの封印を破壊し救出します。

ニコロは自分と同じように「見下されて嘲笑われてきた」ゲオトリリスを助けてあげたかったと言い、兄姉をぶっ飛ばす時も復讐のためではなく嘲笑われてる誰かを助けるために憎悪の力を使います。

その憎悪はゲオトリリスいわく「普通なら何万人も殺め 何万回も自殺するほどの憎悪」(41P)です。にも関わらず、復讐ではなく人助けに使う。
あり得ないほどの憎悪を持ちながら、誰も殺めず自殺もせずに生き続け、それだけの力を暴走させずに使いこなす。
英雄特権を持つ兄姉に暴力でかなわずにいたとしても、ニコロは最初から最強だったのではないかと思います。

「その笑顔 醜い」からの…

この話のメインヒロインである女性と、英雄の子に顔をぼこぼこにされた妹は、鼻水と涙だらけの笑顔で救われたことに喜び笑顔で抱き合います。

ニコロはそれをみて「ボロボロで、ぐちゃぐちゃの顔だけど。でも」「あの笑顔、すてきだ」と。(49P)

敵をぶっ飛ばすときに「その笑顔 醜い」というセリフと対照的なこのセリフがグッときます。

そして明かされる、ニコロが無表情な理由。(ゲオトリリスの推測)

「ニコロはいつからか無表情になった それは兄姉に見下され嘲笑され続けたゆえの 笑顔への憎悪からだろう」(49P)

主人公だけが二頭身でまんまる目で表情に乏しいのにもちゃんと理由がありました。

魔王ゲオトリリスは、無表情になった理由は憎悪からだろう…の後に「だから いつか見てみたいと思った ニコロが笑顔になる所 いつか」(49P〜50P)と続け、この話はおしまいです。

ゲオトリリスも割と憎めない良いやつなのでは?と感じるんですけど、作者ページでは簡潔に「ゲオトリリス ただのゲス」とだけキャラ説明がつけられています。(作者ページ
魔王が封印される際にも「暴虐の限りを尽くしていた」という文言があります。伝承っぽいので事実は果たして?

ヒロインが可愛い

作者の いつつせ/古川五勢さんは女性キャラが得意な様子で、ニコロに登場する女性キャラも醜く歪んだ状態の英雄の子以外はかわいい。

泥食いニコロが唯一の男性キャラメイン作品…かと思いましたが、ニコロは「ニコロ」「君」「末っ子」としか表記されていないようです。
一人称が「ぼく」で、少年漫画感が強い雰囲気から男の子かなーとは思いますが、もしかしたら女の子かも。

面白かった!

ワンピース、NARUTO、Dr.STONE、鬼滅の刃の第一話や読み切りを見て「めちゃくちゃ面白い」と感じたのと同じくらいの感動がありました。

でも、「ジャンプSQ19という雑誌に乗ってたやつです。」(Pixivキャプションより)とあり、泥食いニコロのイラスト一枚投稿では「昔の読み切りカットです。」とキャプションがあります。イラスト投稿は2016年なのでかなり前の作品なんですね。

Pixivのタグには「オリジナル50000Users入り」「探してたこの漫画」「神作品」が作者以外のユーザーから付けられていて、多くの人の心に響いていたことが伺えます。
投稿は2019年12月8日、今私が書いているのは2021年12月15日で、ブックマーク数は92,499と10万に達しそうなほどでした。

コメント欄にも続編を望む声があり、共感。
Twitterでも「単行本出たら買います!」などの声が多く、いつつせ/古川五勢さんは、”嬉しい” や ”救われます”といった返信をされています。

もし「2話目や設定」がみられる機会があれば最高に嬉しいです。

現在はジャンルは異なりますが、連載している漫画があります。↓

2021年12月15日時点では「犬になったら好きな人に拾われた。」連載中

雨の日に気がつくと、同級生の犬飼さんに連れられて彼女の家に。なぜか一緒にお風呂に入ることになり、鏡を見ると自分は犬になっていた…!!
という、犬主観視点のせくしー系漫画。

犬アングルでスカートのひらひらが……などの視点だけでなく「なぜ自分が犬になったのか?」「不穏な表情をする犬飼さん」「つけられた首輪は新品ではなく、年季が入っていた」など気になる点が多々あり、読み進めると色々とわかってきそうな伏線を感じさせるのはニコロと似た面白さを感じました。

Amazonページで試し読みできます。試し読み範囲でも上記の面白さが見られるのでおすすめです。

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