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この記事はネタバレを含みます。
異世界クラス召喚されたらR1○のスキルを獲得したので、○りたい放題させてもらいます! (2)【電子版特典イラスト付き】
異世界クラス召喚されたらR1○のスキルを獲得したので、○りたい放題させてもらいます!
異世界クラス召喚されたらR1○のスキルを獲得したので、○りたい放題させてもらいます!とは、成人向けコミックス……と思いきや、年齢制限はないらしい。コミカライズ版のタイトルでは、R18の8と、ヤりたい放題のヤが読める程度に塗りつぶされている。
原作:仁堂ジョー コミカライズ:ひろのあきとみ
あらすじ
普通の学生だった影山崇(かげやまたかし)とそのクラスメイト達は、ある日突然、異世界に召喚された。
これは魔王への戦力としての召喚であり、崇たちにはそれぞれランダムでスキルが与えられる。崇が得たスキルは「SSRスキル 世界の変容(R18)-チェンジ・オブ・ザ・ワールド-」。
世界の理を変容させ、自身に理解しやすいインターフェイスで対象に指定した人物を攻略することができる。なお、攻略した相手からはスキルをコピーすることができる。複数の対象を攻略する場合には、起点となるポイントへ時を遡る(さかのぼる)ことを推奨。力は引き継ぎ可能。
戦えば死ぬ可能性もある剣の魔法のファンタジー世界で、崇は仲間とともに魔王を倒す戦力として、召喚者の王女シャルロッテに協力することを決意する。
主要仲間キャラクター
影山崇(かげやま たかし)
「SSRスキル 世界の変容(R18)-チェンジ・オブ・ザ・ワールド-」を持つ。先にスキルを解説する。
「SSRスキル 世界の変容(R18)-チェンジ・オブ・ザ・ワールド-」
- 相手を指定すると、ギャルゲのように攻略できる。
- 指定した相手の現在の好感度と、好感度が大きく変わる重要な返答候補が選択肢として見える。
- 攻略するとヒロインのスキルをコピーする。
※攻略とは、相手の好感度をMAXにして相手とR18的行為をすることである。 - 選択肢を間違えた時、時を戻って選択をやり直せる(ギャルゲ的セーブ&ロード)
- やり直さないと出現しない選択肢もある
- 死ぬと、死ぬ前に戻る
内容が内容だけに、仲間にすらほとんど内容を伝えていない。
影山崇
幼い頃に剣道でまったく勝てなかった幼馴染の七瀬杏(ななせ あん)に勝つため、必死に特訓した経験のある芯の強さを持つが、特訓の末に七瀬への勝率が100%になってしまい、七瀬が泣いているのを見て剣道自体を辞めてしまった。それ以来、七瀬とは疎遠になっている。
結果的に言うと、「SSRスキル 世界の変容(R18)-チェンジ・オブ・ザ・ワールド-」を使い、ヒロインたちを攻略してスキルを得ていく立場になるのだが、本人の根は七瀬へ一途であり、他のヒロインから好意を寄せられたり、スキルが必要になったりしても抱くことにはためらいを見せる(折り合いをつけて関係を持つことにはなるが)。そのため、タイトルの「◯りたい放題」はよくある若干のタイトル詐欺である。
「SSRスキル 世界の変容(R18)-チェンジ・オブ・ザ・ワールド-」によって「死ぬと戻る」ことを否応なく利用することになり、圧倒的に格上である魔王軍四天王の一人、狼牙族のマルコシアスを相手に百回以上殺されながら相手の行動パターンを覚え、とうとう討ち取るといった、元来持つ根性とセンスを見せる(七瀬を見殺しにせず逃げる手段がなかったという事情もある)。
また、やり直しの際には戦闘だけでなく交渉を選ぶなど、現状「それしかない」という選択肢を自力で見つけられるだけの機転もきく。
七瀬杏(ななせ あん)
七瀬杏
クールビューティー。剣道部に所属しており、崇が剣道をやめたあとも実力を高めて全国優勝を果たしている。
最初は崇から避け始め、今のクラスで久しぶりに再会した際には「虫を見るような目で無視された…」。崇はエロ展開を抜きにしても「仲直りくらいは」という望みをかけて、杏を最初の攻略対象に指定した。この時点での崇への好感度は「空気(最低クラス)」。
※エロ展開への期待がゼロとまでは言っていない。
小学生くらいのころから高校生の不良相手に立ち向かうほどの勇気と正義感を持つ。杏は恐怖に震えながらも立ち向かっていただけであったが、不良はそんな杏を蹴ろうとした。その時、不良の攻撃を割り込んだ崇が竹刀で防御し、防犯ブザーの脅しで不良を追い払った。この時に「もっと自分を大切にしろ!」と崇に怒鳴りつけられ、その時のやり取りでお互いに強い好感を持ち、意識し始めている。
剣道の腕は、スキル抜きでの崇との勝負では圧勝。崇には長いブランクがあり、その間も杏は努力し続けたため当然ではあるが、覚えゲーだったとはいえ百回以上死んで格上に勝利した崇が手も足も出なかった(いくら相手の動きを覚えても、それをかわして攻撃を当てるには最低限の能力が必要である)。
この強さと後述のスキルの相性は最高であり、相手が圧倒的な格上でなければ敵はないと思われる。
スキル「縮地」
距離制限のある高速移動。
スキル「絶対領域」
範囲内の相手への攻撃が必中になる。
速水翔吾(はやみ しょうご)
速水翔吾
サッカー部のさわやかな好青年。
スキルを得たあと真っ先に話しかけてくれたクラスメイト(友人?)。スキル「聖騎士の盾」(詳細は後述)であり、役に立ちそうだが崇は「新しい扉(→同性愛)を開く勇気はまだない」として攻略対象には選ばなかった。
スキル「聖騎士の盾」
名のとおりであるためか、コミカライズ版では詳しい説明なし。しかし魔王軍四天王の一人、狼牙族のマルコシアスのラッシュを受けきったのは盾の性能ではなくスキルによる上乗せがあったと思われる。
言峰詩織(ことみね しおり)
言峰詩織
サッカー部マネージャー。
七瀬の友人であり、翔吾のことが好き。翔吾とパーティーを組むために声をかけた結果、翔吾といっしょにいた崇、そして詩織と一緒にいた七瀬で組むきっかけとなった功労者。
スキル「癒しの手」
触れた相手を回復させる能力。
小鳥遊ひより(たかなし ひより)
小鳥遊ひより
七瀬攻略後のヒロイン。
属性1つしか適性を持たないこの世界において、全属性に適性を持つスキル「全属性魔法適性」があり、魔王攻略のための必須スキルと考えた崇が仲間にしたいと考えた。崇はしおりを「攻略」する気はなく、仲間として戦ってもらえたらという期待であったが、ひよりは戦闘を強く恐れている。崇はそれをいったん尊重したうえで彼女に魔法の使い方をレクチャーした。
父親の暴力にさらされた過去や、良い子として振る舞っていた自分へ理解を示してくれた崇に告白する。崇は一度は七瀬を想っていることを話し、彼女の告白を拒否。これによってひよりのフラグは折れる。しかし崇のスキル内容を知ったひよりはそれを承知の上で「…七瀬さんを守るんでしょ?はっきりとした目的があるのなら、罪悪感なんかに負けてる場合じゃないって言ってるの」と、崇が時を戻ってやりなおし、ひよりのスキルを得る(=抱く)ように説得する。
フラグが折れた世界線のひよりの了承のもと、崇に想い人がいると知らない世界線のひよりと関係を持つというやや複雑なことになっている。また、良くも悪くも、この件によって一途な気持ちがありながらも他のヒロインに手を出すという矛盾した覚悟を崇が持つようになる。
スキル「全属性魔法適性」
全属性の魔法を使えるようになる。
これにより、この世界では普通できない「水と土を混ぜて弾丸状の物体を形成し、炎魔法で高度を高めたセラミック弾を風魔法で圧縮した空気で回転させつつ放つ」という、現実の銃弾を模した魔法を編み出した。しかもこれは弾丸のように直線的でなく、曲線的に対象を狙うため回避しにくく、訓練用人形を砕くほどの威力を持つ。
また、応用で相手の足元を岩でかためて行動を封じることができ、複数のアンデッドや、魔王軍四天王の一人、狼牙族のマルコシアスの動きを停止させることすら可能。ただし数が多いと対応しきれないなど、魔力や操作能力の制限がある。
セントハイム国
シャルロッテ
崇たちのクラスを召喚した人物。
戦いは強制せず、元の世界へ帰りたいものは準備が整い次第送還する、魔王討伐した際の報酬には望むものをなんでも与えると伝え、宝石を好きなだけどころか、自分自身の身も望むなら「喜んで」差し出すと宣言する。なお、崇はこれを「うまいな。特別な力があると特別感と高揚感を与え、戦闘を強要しない選択肢を与え、射幸心を煽っている。見かけによらず切れ者かも」と評価している。
魔王軍
狼牙族のマルコシアス
魔王軍四天王の一人、狼牙族のマルコシアス。女性の獣人。
人間を殺し回っているが、それは魔王の指示であり、本来は強者と戦うのが好きで約束も守る熱血漢であり、弱いものの命を奪うのは趣味ではない。
実践経験がなかったとはいえ、剣道全国大会優勝+チート級戦闘スキル+異世界転移で基礎能力が底上げされている七瀬を瞬殺(文字通り、命を奪っている)。その後、崇、翔吾、詩織も殺され続ける。
何度やり直しても七瀬がマルコシアスに特攻し殺されてしまうため、崇は百回以上殺されながらマルコシアスの動きを覚え、ついにマルコシアスを討ち取った。
たしかな手応えを感じ「自分たちなら魔王にも勝てる」と自信をつけた崇たちの前に魔王が現れ、マルコシアスの仇として崇たちを圧倒的な力で叩き潰す。魔王を目の前にした時点で崇たちが戦意を失うレベルの魔王に「何度やり直しても絶対に勝てない」と悟った崇は七瀬攻略前に戻ることを余儀なくされる。
「マルコシアスは魔王が敵討ちに直接来るほど大切な存在」という、マルコシアス本人すら知らないことを知った崇は、マルコシアスを改めて圧倒することで実力を認めさせ「魔王に周辺を襲わないよう伝えてほしい」と交渉。マルコシアスは「魔王様が聞き入れるかはわからない」としつつも、勝者である崇を認めてその伝言を受け取った。
リムル
魔王軍四天王の一人。露出度の高い衣装をまとって妖艶な女性であり、イメージ通りのサキュバス。
善良な一般人であれば完全に理性を奪いゾンビと見紛うような性欲お化けにさせてしまい、耐性があるらしい崇も勃起してしまい動きがにぶるという、とてもカッコ悪い理由で戦力ダウンさせられてしまう。これによって必中のはずのスキル「絶対領域」による攻撃が回避されるなど、効果はシャレにならない。
その魅了効果による欲情は、結果的にひよりと崇が関係を持つトリガーにもなった。
魔王
外見は無表情で美しい女性。
登場時点では「SSRスキル 世界の変容(R18)-チェンジ・オブ・ザ・ワールド-」で唯一攻略対象にできない絶対的な存在。ただし崇は『状況が違えば攻略することは可能なのかも知れない』と考え、魔王本人にそう宣言しており(時を戻るため、通常であれば魔王はこの宣言を聞いていないことになるはずだが)、たしかにコミカライズ版ではシステム音声が「現時点で攻略することはできません」と言っている。
マルコシアスが特別なのか、他の仲間も大切にしているのかは定かでないが、マルコシアスを討った崇一行を直接殺しに来るほどの情を見せる。土属性の魔法で翔吾と詩織を殺害し、崇へ致命傷を負わせた上で、崇を炎魔法で消し炭にするなど、この世界の「属性は1人1つしか適性がない」という理からも外れている。これへの対処のため、ひよりのスキル「全属性魔法適性」が必要であると、後の崇は考えている。
「魔王には絶対に勝てない」「だがみんなで生きて元の世界に帰る」
この動機が、本来は一途で理性もある崇が他ヒロインを攻略する強い原動力になっている。天然たらしの素質もあるが。
性的なシーンについて
タイトル詐欺?
「異世界クラス召喚されたらR1○のスキルを獲得したので、○りたい放題させてもらいます!」なんてタイトルから、中身のないスカスカな作品か?と思いきや、がっつり少年誌で読んでも面白いと思えるレベル。このタイトルで軽い印象を受けてしまうのは、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」や「転生したらスライムだった件」に近いものを感じる。
全年齢扱いも一応は納得で、普段は少年誌並みに健全。性的なシーンはそれがメインである場面のみ。一方で、その行為シーンはガッツリ描かれている。社会的に大丈夫なのかちょっと不安はあるが、抵抗がある人はタイトルでバイバイするはずなのでゾーニング的にはセーフと考えられなくもない。
話の面白さやクオリティに関しては全年齢でエロシーン抜きにしてもいいのでアニメ化してほしいレベル。そこだけ円盤特典扱いもあり。
余談
これは浮気なのか?
崇がしているのは(選択肢が限られているとはいえ)浮気というのはその通り。だがしかし、別ヒロイン攻略時には、攻略前に戻っているため、戻った世界ではまだヒロインと恋愛関係にない。とうぜん、その世界でのメインヒロインから見れば、崇が他の女性に目をむけたなんて事実もない。
崇が最初に自分のスキルを「ギャルゲ」と例えたように、ヒロイン攻略後に「最初から※」プレイしていることに似ていて、世界線が別のため、その世界ではその時のメインヒロインしか攻略していない。※前回得た記憶とスキルを持ち越すため、「強くてニューゲーム」の方が近い。
この理屈でいうと、ギャルゲで主人公は浮気していないが、あえて浮気しているのだとすれば、それはプレイヤーである。ただし、崇はプレイヤーでもあるため、やはり浮気か……。ただし、ひより相手の時のように崇が言わなければ他の人が好き・浮気したという証拠がゼロという事実もある。執筆時点では2巻まで(ひより攻略まで)のため今後の展開はあくまで予想だが、「別ヒロインを攻略する」という覚悟を決めた崇なら、ヒロインへ他の想い人がいることを秘密にしたまま攻略する展開は十分ありえる。自分に一途じゃなければ許せない人というのは、むしろ多数派とすらいえるので。
さらに余談:世の中には「君と彼女と彼女の恋。(ニトロプラス / R18)」のように、一部のプレイヤーが「ヒロインのために別ヒロインの攻略プレイはしたくない」と思わされる特殊なゲームも存在する。
参考:PCゲーム『君と彼女と彼女の恋。』第2弾PV(これ自体は全年齢、ややショッキング表現あり)
R18抜きにしても面白いR18作品
※リンクは全年齢版
R18スキルはいちおう全年齢作品だが、世の中には「R18ゲームだがR18部分を抜いても面白いゲーム」が存在する。そうしたものは、下記のように全年齢版・アニメ化されることがある。
▼Fateシリーズ
もともとはR18作品だが、エロを完全に抜いても面白い作品であり、事実大人気全年齢コンテンツとして地位を得ている。本来のR18シーンの目的は「魔力供給」であり、設定として重要でありながらけずっても話の面白さを損ねないのは「R18スキル」と同様。
▼Key作品:Kanon、AIRなど
ゴリゴリに泣ける作品であり、全年齢版をプレイした人からすると「R18シーン入る余地ある?」というレベル。
実際のところ、恋愛描写の延長というある意味現実と同じ感じなので、作品内で描写されるかどうかの違いである。
▼その他有名どころ(アニメ化作品)
月姫、グリザイアシリーズ、School Days、蒼の彼方のフォーリズム、DRAMAtical Murder(原作はかなり濃密なR18BL)、リトルバスターズ!(最初は全年齢だったが、後にR18版が出ためずらしいパターン)、To Heart
エロゲを人に誇っちゃダメだよ的名言
うろ覚えだが、ネットで見かけた画像で忍者がこんなことを言っていた。
「確かに泣けるエロゲがある。エロ抜きでも面白いエロゲはある。だが、エロゲだ。その時点で一般的に隔離(かくり)されるものであり、それをエロゲ好きでない相手に語るなど言語道断。」という内容である。原文はもっと説得力があり、的を射ていたものだったが元ネタ・コピペを見つけられなかった。
それこそFateを知っているオタクとしては「元はエロゲだっただよぉ」と言いたくなってしまい、事実としてこの記事にそれを余談として書いているが、本来は避けるべき表記である。
関連リンク
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