デイズ・イン・ア・フラッシュ
2022.9.29開催
ネタバレ&感想
デジたん視点
このイベントはデジたん(アグネスデジタル)の内心が語られる聖蹄祭を舞台としたストーリー。聖蹄祭(せいていさい)とは、秋のファン感謝祭のことで、関係者以外も楽しめる学園祭のような雰囲気です。
内心ボイスは朗読のように穏やかで、シリアスな感情を見せてくれました。
デジたんは「ウマ娘オタク(自分)は推しウマ娘に接触してはならない」というルールを課し、トレセン生徒でありながら他のウマ娘と距離を取って遠くから眺めている。
それを今回は「普段は見えない空気のフィルター1枚越しに息をしている。」と表現しています。
ウインディちゃんの魔王城計画
ウインディちゃん(シンコウウインディ)は聖蹄祭で魔王城をつくろうと計画。
頑張って壮大な内容を考えたものの、クラスメイトに「いつものイタズラ?頑張ってね~」と悪意なく流されてしまいます。
ウインディちゃんはショックを受け『またバカにされる』と誰にも声をかけなくなりました。
(ウインディちゃん、無邪気ないたずらっ子って感じですけど高等部でびっくり。)
ウインディちゃんは計画を書いたノートをどこかに落としたことに気が付き、あわてて探します。
ノートの拾い主
廊下に落ちていたノートを踏みそうになり、派手にすっ転ぶドトウ(メイショウドトウ)。場に居合わせたデジたんと一緒にノートを確認すると、それはウインディちゃんの魔王城(お化け屋敷)計画書でした。
ウインディちゃんは『また笑われる』かと不安になりますが、この2人が笑うわけない。それどころか「素敵」「面白そう!」と興奮気味で、ウインディちゃんと協力することになりました。
人手不足
ウインディちゃんが考えた魔王城計画はかなりクオリティが高く、そのこだわりは譲れない。
凝った衣装製作に取り掛かりますが、コス製作経験があるのはデジたんだけ。ドトウはデジたんが余分に用意していた布、針、糸の5分の4をこつこつ失敗してダメにするなど、間に合うはずがない状態に。
「もっと人手が必要」とドトウが控えめに提案するも、ウインディちゃんは『デジタルとドトウ以外にはバカにされる』と内心思い拒否。
勝手に求人
ウインディちゃんは拒否しましたが、ドトウとデジたんはウインディちゃんが頑張って考えた魔王城をしっかりハイクオリティで完成させる助けになりたい。
チラシを作って呼び込みをすると、パマヘリ(メジロパーマーとダイタクヘリオス)が興味を持ってくれました。というか大絶賛。
絶対に人のことを嘲笑しないタイプのギャル。
パーマーは秋のレースを前にして追い詰められ気味で、ヘリオスから「走ることから離れることも大事」と説得されて2人も参加することに。
まだまだ人手不足
教室まるごとひとつ装飾してお化け屋敷にし、魔王の玉座も派手につくり、衣装もめちゃくちゃ凝る………
パーマーたちも参加して計画書を見た結論として「少なくともあと10人はほしい」という話に。
デジたんとドトウで呼び込めたのはパマヘリだけでしたが、そのパマヘリは陽キャどころかズッ友太陽コンビ。かわいい衣装も着て派手に呼び込みを開始します。
怖そうな先生に怒られそうになり退散。
息を切らせて全力で逃げ早着替えしたみたいですが、男性教師が追いつけるわけないだろ!と考えたらちょっとおもしろい。ライトハローはイベントプロデューサーですし、学園関係者の大人でウマ娘ってやっぱりいないんでしょうか。(ウマ娘疑惑考察除く。)
あのクラスメイトたちも……
イベント序盤に「またイタズラ?」と流してしまったクラスメイトはヘリオスと仲良しなギャルの1人だったらしく、超ノリノリで参戦。
人手が増え、魔王城計画実現も見えてきました。
クラスメイトはあの時に言っていた魔王城がこれほどの計画だったとわかり、ウインディちゃんに直接言わないものの感心した様子。
人が増えると「こうしたい」「いや、それは…」と大小の衝突が発生するものですが、ここにはパマヘリ太陽コンビがいるので揉め事に発展するわけもなく。
解決ウェーイ☆
トレセン生徒の本分はレースだから
パーマーはウインディちゃんの「わがままに見えるけど決めたことを曲げない強さ」に胸を打たれた。
一緒に聖蹄祭の魔王城準備に参加できたことにも感謝しているけれど、だからこそ秋の大事なレースに向けて本格的なトレーニングを再開したいと申し出る。パーマーもヘリオスもトレーニングの比率を上げれば、聖蹄祭の準備に参加できる時間はそのぶん短くなるのだ。
メンバーの衝突もたびたび解決してくれた2人の存在は大きい。
しかしウインディちゃんは口悪く突き放すような言葉ながらも、2人を応援する。良い子……!
一人でやろうとするウインディちゃん
聖蹄祭前日。
クオリティにほとんど妥協してこなかったウインディちゃんですが、かなりシンプルになった玉座などさまざまな物に関して「これでいい」と言い、メンバーを帰らせます。
デジたんは魔王城計画書の完成度には程遠いことと、ウインディちゃんが一人で残りをやろうとしていることがわかっているため協力を申し出ますが、追い返されてしまいました。
デジたんは「自分なんかが推しの意見を否定することなんてできない」という制約のため、力になりたいのになれない状態。
「憧れの人をひとりぼっちにしてしまうのはやめませんか?」とデジたんを説得するのはドトウでした。
ドトウはテイエムオペラオーに憧れ、自分なんかではとうてい彼女に並べないと思っていたウマ娘。オペラオーは一人でもきっと大丈夫だし、自分なんかじゃ…と思うけれど、それでもあこがれの人を一人ぼっちにしたくないと思っていることを伝える。
デジたんは「一方通行でよかった。」だけでなく「一方通行でなければいけない、と、思い込んでいた」ことを認識。
やはり自分の気持ちを大切にし、ウインディちゃんを手伝うことに。
デジたん育成シナリオ
デジたんの育成シナリオではドトウが伸び悩んでいる時にも似た状況がありました。
デジたんにはその原因が「まだドトウさんが本格化していないから」とわかっていましたが、この時も「推しに助言するなんておこがましい」と言えなかったのをトレーナーの後押しか何かでやっと伝え、しっかり感謝されました。
そんなドトウがデジたんの背中をおしてるの、めっちゃいい。
ドトウは消極的に見えますが、実際の行動を見るとどのウマ娘よりあきらめが悪く、行動力にあふれた子。
ウインディちゃんと一緒に
サプライズだったのか、衣装に着替えてやってきたドトウとデジたん。ウインディちゃんは暗闇に怖がっていたので、お化けと間違えられたデジたんが殴られ「ありがとうございます!!」と叫んでました。
来たのはデジたんたちだけでなく、他の子たちも。
他の子たちが来てくれるのはデジたんたちも知らなかったことで、ウインディちゃんより遥か前にデジたんが涙目になってるのすごく好き。
ウインディちゃんは小さな声でみんなに感謝の言葉を。
表向きの言葉は粗かったりほとんど暴言だったりするんですけど、聞こえないとこでこういうこと言うんですよね。
皆がウインディちゃんのことを嫌わないのは、こういう内面を知ってるからなんでしょうね。幼子を見るような気持ちっていうのもありそうですけど。
魔王衣装!
協力することで衣装のクオリティもアップ。紙粘土で角も作成。紙粘土すごくね?
朝のトレーニングを終えたパマヘリも来てくれました。
このウインディちゃんはイベント報酬のサポカイラスト。ボーイッシュ魔王。
あっという間の当日
デジたんが魔王城の呼び込みから戻り、交代でパマヘリが呼び込みへ。行列は落ち着いたけどパマヘリが呼び込みいったからまた混むだろうなぁなんて話をしつつ。
魔王城は大成功。客はウインディちゃんへの恐怖……ではなく、可愛さで悲鳴をあげていた。
聖蹄祭の背景を見るとヒト客も来てます。母子っぽい。
デジたんはウキウキと、休み時間にいろいろなところを見に行こうと綿密な計画を立てながら、ふと切ない気持ちに気づきます。
「……もう、終わり?」
自由時間で他のウマ娘ちゃんたちの出し物も楽しんだけれど、いつもと違い大興奮とはいかず。
感傷的な気分に襲われていると、とつぜんの痛みを感じるデジたん。
何かに噛まれた様子。噛み癖のある………いったい何コウウインディちゃんなんだ。
自分を噛んだ影を追うと屋上へ到着。そこには他にも噛まれた被害者のパーマー達がいました。
とうとつに放たれる光と音。後夜祭の花火が花開きます。
噛みつきはウインディちゃんのイタズラであり、花火を見る特等席への招待券だったのです。
デジたんを隔てる空気のフィルター
デジたんは準備から本日に至るまでの聖蹄祭が本当に楽しく、だからこそ終わってしまうさみしさを感じていた。
だけど「普段は見えない空気のフィルター1枚越しに息をしている。」から立ち位置が変わりました。
「見えないフィルターのその先で、あなたたちと、息をしている。」
推しに近づいてはならないという制約をやぶり、フィルターを超えた同じ場所で、仲間として息をする。
かなり泣きそうになりました。
デジたんを見てると「おまえも推しと同じくすごいウマ娘なんだよ!」とよく思っちゃいますが、そんなデジたんが本当に素敵なウマ娘たちとフィルターをはさまず同じ場所で息をしてる。良いシナリオだった………
ここでタイトルの意味を翻訳
デイズ・イン・ア・フラッシュ。Days in a flash.
「あっという間の日々。」
楽しく幸せな時間が終わっていくことに寂しさを感じるデジたんの姿に泣きそうになったあとで意味を知り、涙腺が危なかったです。
本当にこのイベントの数日は楽しくて、終わってほしくないあっという間に過ぎてしまった時間なんでしょうね。末永く仲良くしろ。
後日談
イベントサポートカードでは、ウインディちゃんが「水のホースをへびのおもちゃにすり替える」というイタズラをするも、ヒシアマゾンはまっったく驚かず。
「いつも似たようなイタズラをすると慣れる」と言われ、マンネリに悩んでいたところ、街中でフラッシュモブを目撃。
『踊ればびっくりさせられる』と、花かんむりをつけて踊ってみたり、チアリーディングしてみたり。
だけどまわりから微笑ましく見られてしまい、ウインディちゃんは落ち込んでいく。
それに気づいたヘリオスが声をかけ、いっしょにいたパーマーと、心配してついてきていたドトウ、デジタル、そしてヘリオスが声をかけた他のウマ娘たち(+なぜか参加したたぬき)を引き連れて大規模なフラッシュモブをすることに。
狙い通りヒシアマゾンは驚き、ウインディちゃんはご満悦。しかし反応はすこしウインディちゃんの意図と異なり、皆は『ヒシアマゾンが雑誌に乗ったお祝いサプライズ』と勘違い。
ウインディちゃんは「こんなはずじゃなかったのだーーーーー!!」と絶叫しましたとさ。
その時、ふと閃いた!
根性が20上がった
スキルPtが10上がった
「泥んこマイスター」のヒントLvが1上がった
シンコウウインディの絆ゲージが5上がった
蛇足的小ネタ
身長の話
ドトウはあまり背筋を伸ばさないので身長差わかりにくいけど背高いんだよねっていう話。
- メイショウドトウ 164cm
- シンコウウインディ 152cm(12cm差)
- アグネスデジタル 143cm(21cm差)
21cmも差があるのに、たいていドトウのほうが頭低いという。
ちなみにドトウの身長164cmはウマ娘88人中で上から20番目くらい、マルゼンスキーと同じ。高いほうなんです。
デジたんの143cmは下から8番目、マヤノトップガンと同じ。かなりちっちゃいほう。
デジたんの下ってゼンノロブロイ、タマモクロス、ハルウララ、ニシノフラワー、スイープトウショウ……と、「小さいウマ娘といえば」で思いつく子ばかり。
ドトウが内面も外見も低姿勢なおかげで、あまりデジたんの小ささが目立ちませんね。
以上。よければ他の記事もごらんください。
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