最初に🏇
自分ではタマモクロスを引けてなくて、にじさんじのバーチャルライバー ニュイ・ソシエールさんの配信を見ての感想となっています。今回は競走馬の話多めかも。
ネタバレはタマモクロス以外のキャラに関しても出る部分があります。
記載のニュイさんの発言は正確に書き起こしたわけではないので、何かひっかかりがあったり誰かに話したくなった時はぜひ詳細やニュアンスをアーカイブでご確認ください。
ニュイさん配信アーカイブ:【ウマ娘プリティーダービー】ま”っ”て”た”で”!”!”!”!”!”!”!”!”!”!”~タマモクロス育成~【ニュイ・ソシエール/にじさんじ】
タマモクロス ストーリー感想
予習したら面白かった
ニュイさんが解説してくれるので、競馬や競走馬を知らなくても配信が楽しい。
知らない方が楽しいのかな?と思っていたんですけど、タマモクロスは配信を見る前から少し調べてみました。(Wikipediaのタマモクロスと父親のシービークロスのページを読んだ)
その状態でニュイさんの配信を見ると、知らずに見ていた時は『そうなんだ!』でした。予習済みで見ると『ですよね!』とか『あのエピソードをニュイさんはどう話すんだろう』『ウマ娘だとこのエピソードどうなるんだろう』と、むしろ楽しみが増えたくらい。
ウマソウルは、女の子みたいと言われた牡(オス)
ゲーム中に中堅トレーナーから「あの体格じゃ厳しいだろう」と言われてましたが、競走馬タマモクロスも「華奢」「牝(メス)より食が細い」「この子は走れないだろう」と言われてたらしい。でもお医者さんだけは「この子の心臓はかなり強いぞ」と、大物になるであろう未来を感じて名前を覚えて帰ったんだとか。
デビュー戦前に「タマモクロスの小さな小さな弁当箱」という話で少食要素が出ました。この表現、大食のウマ娘基準どころか人間基準でも小さな弁当箱をイメージしちゃいます。
減量しなきゃいけない場合も大変ですが、増量しなきゃいけないほうがきついなんて話も聞いたことあります。減量は我慢は理性ですけど、増量は身体的にどうしようもない「本当の無理」があるから長い目で量を増やせるようにならんといけないんですよね。
体を大きくするための力士もですし、野球漫画でもきつい練習に慣れてない時期にめちゃくちゃ食わされて吐く、だんだん慣れてきてたくさん食えるようになりスタミナつく、なんてエピソードがあったなぁ…。
競走馬タマモの母、グリーンシャトーも神経質で食が細かったそうです。ウマ娘タマモのかあちゃんがどうかわかりませんが、母譲りの性質だったんですね。
ヒシアケボノ、タマモクロスの2倍以上の質量ありそう。
ヒシアケボノはストーリーでちょっと出てきましたけど、これは単に小柄なタマモクロスとの対比だったのかも。競走馬としての関連エピソードは見つからなかったので。
タマモだけ太り気味イベントがプラスになったらいいのにー、なんて思いました。が、ゴールドシチーとのイベントで「むしろこれぐらい食べないと維持できない。食べるものは選びますけど」の食べるものを選ぶのが大切なことで、ササミ食べて増量できるならいいけど脂身食べても強くはなれないということなのかな。
ウマ娘の運動量ならササミじゃなく豚肉でカロリー増さないとむしろダメか…?弟妹と一緒に本物のステーキ食べさせなきゃ。
イヤミっぽい中堅トレーナー
ニュイさんの「でもビジュアルあったらきっと好みのキャラ」と言っててなんか納得しつつ、『なんだあのトレーナー!』という怒りが収まりました。
きっとときメモガールズサイドの先生↓みたいな顔。
家族・貧乏
関西弁で強いツッコミ気質、弟妹たちがいて両親が必死に働いて貧乏で、家族を楽にするために負けられない戦いに挑む。
アニメだと、関西+貧乏+家族が多い長女+芸人気質ってキャラ立つ王道の1つだと思う
関西で走っていて、1980年台後半は東京で関西の報道は重賞のみだったのでタマモクロスは知られてなくて「なんかすごいやつが来た!」と、「関西の秘密兵器」なんて報道されてたらしい。たしかに関西要素もりだくさんでした。
「関西の秘密兵器」はウマ娘ストーリーでも登場して、「勝手に秘密兵器にすんなやバレバレ兵器にせんかい」みたいなリアクションしてて面白かった。確かに、本人的には別に秘密にしてへんわって話だ。
競走馬タマモクロスはレース人生で4億以上稼いだらしい。もうちょっと経営が持ち堪えられていたらその賞金で立て直せたのかも…。
これはウマ娘タマモクロスももしかしたら父が倒れた時にレースを辞めてたかもしれなくて、あとちょっとでレースでもっと勝ち進めるのにってタイミングに感じました。
そいえば、ニュイさんの配信見てた時は失念してましたけどニュイさんて関西弁とくいだからタマモ台詞かなり自然なんですよねあれきっと。元いた異世界にも関西みたいな方言あるんだろうか。
貧乏だから成長を見越して大きな服?
私服から、そのデザインになった理由を「貧乏だから大きめの服を?」というニュイさんの考察好き。
片方の肩が出ているのは、こういうデザインの服なんでしょうけど幼い弟妹の面倒を見ていたら服が引っ張られて伸びてる、なんて要素も入ってるのかなと思いました。
母の急病、怪我とレースやバ群への恐怖、史実との違い
「かあちゃんが動かない」と連絡を受けて動揺し、レース中の別のウマ娘たちの転倒に巻き込まれてバッドステータス「バ郡への恐怖期間」取得。
競走馬タマモクロスの怪我は、前の落馬に巻き込まれて落馬→騎手不在で暴走して身体中に打撲でした。その後は怖くて距離を取り理想のコースから大きく外れてしまうなどの原因で4戦連続で敗北していました。
競走馬タマモの怪我はデビューしてから1年以内だったみたいなんですけど、ウマ娘タマモの『バ群を怖がる期間』が発生するのは2年目。攻略サイトGameWithの情報だと「2年目の特定期間」だそう。
ニュイさんも触れていたイベント名の「緑の悲劇」、競走馬タマモの母は「グリーンシャトー」。
Wikipediaを見てみると、競走馬グリーンシャトーはタマモクロスを産んだ3年後に亡くなっています。グリーンシャトー13歳没とのことで、競走馬の平均寿命が25歳程度…早くに亡くなっています。
ウマ娘はウマソウルの影響受けまくってるので、母が亡くなるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
ウマ娘世界で救いのない展開は見たことないですし、知ってる限りストーリー中に亡くなった方はいませんけど、逆境は訪れがちなのでどこまで追い詰められるのかは本当に怖い。マンハッタンカフェのノーマルエンドとか、メジロドーベルの担当トレーナー倒れたのとか。
タマモクロスとオグリキャップ
芦毛は走らない
芦毛(あしげ)の競走馬は走らない(競走馬として弱い)というジンクスがあったらしい。これはニュイさんの配信でも時々話題に出ます。芦毛は灰(白含む)色毛のウマの毛色ことです。
一応理由はあったみたいですが、これを芦毛のタマモクロスとオグリキャップが覆しました。
かつては芦毛の馬は走らないといわれていました。
これは単純に茶色や黒い毛の馬と比較して、芦毛の馬の絶対数が少なかったことと、たまたまこの時代、芦毛の馬で活躍する馬がいなかったからです。
しかしながら、芦毛の怪物として名乗りを上げたメジロマックイーンは天皇賞(春)の連覇を成し遂げましたしタマモクロスとオグリキャップの天皇賞(秋)で芦毛馬のジンクスは打破されました。
競馬情報 ジャンル別名馬特集>>歴代芦毛の名馬を紹介!芦毛の馬に発症しやすいメラノーマとは?
▼髪が芦毛と同じ灰色のタマモとオグリ
ウマ娘のオグリキャップはすでに大量ファンを獲得し花形ウマ娘でしたけど、タマモもオグリも地方出身という共通点があって、「毛色と強さ関係ないな!」とイメージをぶっ飛ばしたみたいです。
メジロマックイーン、ゴールドシップ、セイウンスカイ、ビワハヤヒデたちも芦毛で、誰かウマ娘のシナリオで名前が出ずに存在だけが登場したクロフネも芦毛だったそう。
▼グラブル×ウマ娘コラボのゴルシ&マックイーン(コラボはグラブルで2022年2月予定)
ウマ娘から入ってオグリやゴルシ見てると「芦毛が弱い????????」ってなります。
擦れたタマモと素直なオグリ
タマモは真っ直ぐさもありながらも、恵まれなかった環境で自分を侮る相手や神に対してちょっとツンケンした態度を取る。歪むようなネガティブさはないけど余裕がなくなりやすかったり、地雷になる扱われ方がある感じ。
一方でオグリは、超絶天然ということもあるしそれ以上に真っ直ぐで素直。皮肉なんて言うこともないし捻くれたりしないし一切の歪みが見えない。
序盤は家族のために力みすぎて力を出せなかったタマモ、期待が力に変わるオグリ。
この二人がライバル同士で、ウマ娘ストーリーでも「真逆」とタマモが言うくらいに違う。でも似てる。
何度でも言ってしまう、Cygamesすげぇ。
走り方
バ郡を恐れるバッドステータスを持った2年目の夏合宿にて、スーパークリークとオグリキャップの協力を得て新たな走法を習得。小柄な上に身をかがめてより小さく見える状態でいて、パワフルな走り方に。
競走馬タマモはデビュー当初は頭を高くする硬い走り、本格化してからは低く沈み込みゴールまで首を上げない「大きな犬のような走法」とまで表現されたらしい。この頃はもう、他の馬に対して気の小ささを見せたりバ郡の恐怖を克服し、むしろ「どこまでも頑張り抜く闘争心」を感じさせるとか、最初と真逆と言っていいような印象になってますね。
ウマ娘タマモも、シニア級では何かを怖がるとかレースに悪影響があるような勝利への執着はしなくなっていて、でも絶対に負けないとする闘争心や努力を惜しまない様子を見せてくれてます。
これ、今でもモーションや表情がすごいウマ娘がさらにさらにアップデートされて、このイベント以降でタマモの走るモーション変わったりしたら面白いなーと思う。欲望は尽きない…人間は愚か…。
引退回避する世界線
エンディングでは、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンが「永世三強」と呼ばれるようになった。
優勝したタマモクロスを抜きに三強を数えるのはちょっと不思議ですけど「三人仲良しに見られることが多くて」というスパクリの説明でだいたい納得。別にTOP3とは言ってないし。
史実での言葉は「平成三強」で、競走馬タマモクロスは大人気のまま引退済み。もしも現役だったなら、オグリを他の競走馬と並べて三強とすることはなかったんじゃないかなーと思う。
ウマ娘タマモクロスのエンディングは引退を回避した世界線。ゆえに「永世三強より早いのが”白い稲妻”や!」と言ってのけられるのが良い。
タマモクロスたちの活躍はトゥインクル・シリーズに関心がなかった層にまで影響し、注目を集める展開に。
実際、競馬やタマモクロスを全く知らなかった私でもオグリキャップは知ってたし、芦毛は走らないと言っていた人の価値観も覆した。
そしてウマ娘のタマモ世界線だと、そのオグリを制してタマモも引退せず。もしこの世界で私がウマ娘にあまり興味ないモブだったら「ウマ娘はよく知らないけどタマモクロスは知ってる」みたいな状態になってるんじゃないかと思う。
史実と違う世界がある、これがウマ娘の素敵なところの1つですよね。
うまぴょいもよかったね
センターが小柄っていいな
タマモクロスの元気な声とグラスワンダーの優しい声の差もよかった。ちゃんとタマモクロスの歌声で上手いのがすごい。
コメくいてー(もっと食え)
その他の話
みどりのマキバオーのモデル ※みどりのマキバオーネタバレあり
「ロバのような珍妙な見た目に、小柄で、犬のような走り方」というタマモクロスをモデルとしたキャラクターに、週刊少年ジャンプ連載作品の『みどりのマキバオー』がいます。
序盤は小学校低学年男子ターゲットと思われるお下品ネタ多めのギャグですが、だんだんとネズミの親分が落馬で亡くなったりウマ娘のイメージだとマンハッタカフェみたいなカスケードという漆黒の馬とライバル関係となり異常な体格差で競ったりとかなりの熱血競馬作品です。
みどりのマキバオー(Amazon PrimeVideo)
宇崎ちゃんは遊びたいの宇崎ちゃんとウマ娘タマモクロスが同じ声優
声優は大空直美さん。
【ウマ娘/グラブル/プリコネ】画像あり/2ゲーム以上に出演する声優まとめてみました【Cygames】
ウマ娘タマモクロス / グラブル召喚石ザ・サン / プリコネRユキも。
ニュイさんの配信で「宇崎ちゃん好き」「声優同じなの!?」「漫画で読んでる(アニメ見てない)」と話題が出ました。
気づいていませんでしたが、確かに言われてみれば大声を出した時のガラッと具合とか同じで、なるほど。
アニメ化よりかなり前の、宇崎ちゃんゲーム実況動画(公式)
確かに声は同じなのに、標準語、ていねい語、ウザ絡みでしっかり別人です。ゲーム配信というより日常ラブコメ風景
アニメでガッツリ見るなら:宇崎ちゃんは遊びたい!(U-NEXTで見る/無料トライアルあり)
宇崎ちゃんは遊びたい! (Amazon PrimeVideo)
以上。
みんながタマモクロス実装を待ち焦がれていた理由がわかった気がする。
画像の8割くらいはニュイさんの配信▼のスクリーンショットです。 ©︎ ANYCOLOR, Inc. © Cygames, inc,