フェディエル関連のエピソード
龍血戦争で登場
フェディエルは過去に開催されたイベント「龍血戦争」で初登場。作中は変なヒトだったけど、エンディングで正体を明かします。
この時はもうすでに「ヒトの番(つがい)が見たい」とかヒトの命の作り方(オブラートを破ると、性行為)を見たい知りたいという知的欲求が溢れてました。
エロい人なんじゃなくて、人間が「くらげってどうやって増えるの?交尾?」と気になるのと似た感情だと思う。そのくらいヒトと六竜は違いそう。
「島の復興が終わらなければ番をつくる余裕はない」という情報と、このイベントで死にかけた真龍であるスカーサハと、ヒトであるノイシュの組み合わせから番を見出し、島の復興に助力することにした…とのこと。
▼真龍スカーサハ(左)を抱っこするノイシュ(右)
ミアハや、性に関すること
その後、ヒトの文化や性行為やらについて教えてもらうと約束したミアハのところに転がり込んでいた模様。
ミアハは「体は男だけど家の事情で女として生き続けなければならない」という枷があるようです。声優は男性で、ルリアノートには「女子でなければならなかった」とあります。
龍血戦争でジャンヌダルクに体を触れられ、ジャンヌダルクが違和感を覚え『気のせいか?しかし、女のふりをする理由など…』と訝しんでるっぽい描写も。
▼訝しむジャンヌのうしろがミアハ
ジャンヌがミアハをかばったシーンなので、肩を触って骨や筋肉が男性っぽかったとか、腕で後ろへ押すように胸部に触れたとか。
ミアハの家ではフェディエルがヒトの文化に従うまで、裸でミアハの寝床に侵入して抱きついて眠るなど奔放。ミアハは家の事情で結婚を諦めていますが、恋愛対象が女性かどうかで反応の解釈が変わってきて面白い。
「性別を偽って生活する」設定好きなので結構刺さる。
『花ざかりの君たちへ(原作)』と『ミントな僕ら』好きでした。この設定の男性向け作品もあったと思うんだけど、タイトルが浮かぶ中で好きだったのはその2作。
ミアハくん、…ちゃん、さん?かわいい。ヒトとしてかわいい。
ヒトの文化
「なんで寝る時に寝巻きを着るんだ?」
「なんで食事のマナーがこんなに細かくて、食器もやたらと多く使うんだ?」
そんな疑問にも一つ一つていねいに答えるミアハ。スプーンやフォークを多く使う理由の一つに「財産アピール」があるのは完全に忘れてたので勉強になった。
意味を忘れてると無駄にしか感じないことって結構あるので、不満を覚えるものほど由来を知るのが大切なのかもしれないですね。由来に納得がいかないとフラストレーションが凄まじくなるのが悩みどころ。
「島を渡っても共通の通貨(ルピ)が使われているのは、星の民に統治されていた時の名残。便利なシステムは残され、不便なものは失われやすい」という話が面白かった。
星の民が置き去りにしていった星晶獣達も、空の民の生活をかなり支えてる。
もしも覇空戦争が無かったら、共通の敵がいないことでまだエルーン差別やドラフ奴隷がいる世界だったかもしれない。
今の空の世界、これだけ種族差があるのに種族差別発言するヒトが全然いなくてむしろビビるまである。
出産、命、ヒト。
産気づいた妊婦がいて、手が足りないとミアハたちが手助けに向かう。手助けと言っても部屋の前にお湯を置くなどで、「どうして中にまで運ばないのか」と疑問を覚えるフェディエル。
だいたい、大きな理由は2つ
- 衛生面の問題から、多くのヒトが立ち入るべきではない
- 人が多いほど母親に精神的な負担をかける
フェディエルは危険を冒して子を産む意味がわからない
フェディエルは出産自体にも疑問を覚える。
母子は命懸け、周りの人間も多くがそのサポートに回る必要がある、場合によっては数日がかりになる。どうしてヒトはこれほど大変な思いをして子を産むのか。
私も共感する面がかなりあるものの、理屈でいくつか理由が浮かびます。
種の存続・本能、好きな人との証、自分の子供が欲しい、自分が生きた証、家族が欲しい、家庭を作りたい、それが当然だと思っている…他にもたくさんありそう。
でもフェディエルって「空が生まれし時より在るもの」なんですよ。
寿命も死もまったく身近な話でなく、種を存続させる本能もない。なんなら生殖機能を持たないんじゃないかな。
ルリアノートで、フェディエルは性別不詳です。(同じく六竜のイーウィヤも。)
性別不詳、ではあるものの、体はちゃんと作ってあるらしく本人の申告通り「種族:ドラフ」扱い。
ミアハに正体を見破られた時にとぼけたシーンですが「ドラフの女性は背丈が低い傾向にあります。逆に男性は体格が良いことが多いようです」と突っ込まれ「同じ型なのに形(ナリ)がなぜ違う…?」と困惑してました。
フェディエルはエルーン(おそらく男子)のミアハより背が高い。女性ドラフのプロポーションと男性ドラフ…まではいかないものの、背の高さを取り入れてしまったらしい。
しかしゲーム内種族がドラフ扱いになるほど精巧なら、擬似的な性交はできるのかもしれない。でも子供はどうなんだろう。
それをいうならスカーサハもですが、真龍はフェディエルに言わせると消えやすい存在っぽい。スカーサハはしっかり女性とルリアノートで扱われています。
赤ん坊
母親はわずかに危険な状態ではあったものの、赤ん坊は無事に生まれました。
強い興味を持つフェディエルは、ちょっと大きな声を出してしまうだけで泣いてしまう赤ん坊の抱き方の説明をしっかりと聞き入ります。
その腕に赤ん坊を抱いたフェディエルは、その柔らかさ、弱さ、脆さに驚愕します。
めっっっっっちゃわかる。っていうか落としそうで怖いので抱きたくない。寝かせてそっと触るとかなら良いけど。
こんな吹けば飛ぶような命を、あれだけ大変な思いをして母親も命を落としかけて、大人数でサポートしながら産む。確かに、個人のリスクで考えれば見合わないように感じておかしくないと思う。
フェディエルはその率直な疑問を、容体の落ち着いた母親に問います。
夫は戦死し、残された子に父親が守った美しい島を見せてあげたいという母親。
それに対して「ヒトは子をつがいで育てると聞く。新たなつがいを探してその相手と子をつくればいいのでは」と再び問うフェディエル。人間だと愛情云々考えますけど、理屈だけで考えるならごもっとも。
しかし、母親も、子供も、どちらかがある日突然死ぬかもしれない。それなのに?と疑問を続ける。
それでも母親は、自分がもし死んでしまったとしてもアルスター島の人々が育ててくれるはずだと揺らぎません。
ここで、龍血戦争でミアハが言ったことを思い出すフェディエル。ここすき。
「パートナーを得て子を産むことも尊いですが、生き方はそれだけではありません」
ミアハが男性でありながら女性として生きなければならない。だとすれば、このセリフは実感のこもったものです。
グラブルの世界って、女性主人公に恋愛感情を持つ女性キャラクターとか、男性主人公を口説いてるようにしか見えない男性キャラクターにも寛容です。それでも性別変更可能な主人公相手以外に、同性に恋愛感情と思われるほどの情を見せてるのはヴィーラくらいです。
種族差別も薄いのに、アリーザとスタンでは「種族が違うと大変」とやんわり母親から諭される場面もありました。
ミアハの恋愛対象が女性で、同性婚がありなら一応結婚して子供を作る可能性は出ます。
でも恋愛対象が男性にしろ、そうでなくとも男性と結婚することになったにしろ、その場合は子供が生まれない。
フェディエルが求めるつがいに関することを色々と教えてくれるのが、子供を残せないかもしれないミアハというのが にくい組み合わせ。
母親と話すことで色々なことに納得するフェディエル。
さらに母親は、全ての出会いに感謝をする意思を見せ、その感謝と祝福をフェディエルにも向けます。
それに応えるように、フェディエルは祝福を唱えて赤ん坊と母親の額にキスをする。
祝福を唱えてはビィ、ルリア、主人公に口づけをする六竜ガレヲンの真似事です。
ガレヲン好きなのもあって、フェディエルが真似をするこのシーンもかなり好き。
その後、ミアハたちと約束していたチョコレートを食べる会。
感動するフェディエル。フェディエルから「あーん」で食べさせられるミアハ。
You達、つがいになっちゃいなよ。
その後、フェディエルは「OLD BOND」でデートの約束をしていたビィと主人公のデート現場に乱入。主人公たちがイスタルシアへ向かう助力もしてくれるとのことで、騎空団入りします。
ルリアが「フェディエルさんならイスタルシアにも瞬間移動できそう」と言った時に、フェディエルは否定しなかったんですけど、行けないのか、行けるけど主人公が地道に行く旅を応援してくれてるのかはよくわからない。
でも今すぐにイスタルシアに連れていかれても敵が強すぎて瞬殺されそうなので地道がいいと思う。ゲーム的に最終地点は最強の敵がいるんだきっと。
でも、Rank97のプレイを手伝ったらメインクエスト実装最後までいけました。(148章まで)
エリクシール制限とリベンジボーナス(攻撃力とHPが200%とかになる)不可にされなければ、今はLv200のシュヴァリエソード・マグナとか配布されてるし、戦い方がわかって縛りプレイをせず、ある程度SSRキャラが揃えば大丈夫。
それこそ、フェディエルみたいに毎ターン敵にダメージアビリティを発動するSSRキャラが加入すれば格上クエストがかなりクリアしやすい。水属性のアイザックも雑魚からボスまで薙ぎ倒してくれるあたりキャラだと思う。
フェディエルを好きになった
私がフェイトエピソードをプレイすると、だいたいそのキャラ好きになっちゃう説。
フェディエルも第一印象からかなり好感度上がりました。
グラブルの星晶獣とか六竜って、人間の価値観とのズレで「似てるけど何か別の存在」を感じられて好き。ゾーイの独特な抑揚のなさもただの人じゃない雰囲気あって好きですが、フェディエルたちは話し方が人間と変わらずに価値観が違いすぎるタイプで、これも良い。
月の民の価値観のズレはあまり刺さりきらなかったので、私にとって相手が友好的かどうかは重要ですね。彼らが友好的だったらめっっっっちゃくちゃ惚れてたと思う。
私は同キャラもカウントするとグラブルオリジナルキャラが497人。この内の490人以上は好き。これだけ多くのキャラを見て、そのほとんどを好きになれたくらいグラブルが好きです。
猫イーウィヤも、外見好きだけどちょっと性格が好みじゃないかな〜と思っていたらフェイトエピソードでやや好感を抱きました。
ソシャゲをほとんどやったことがない時にグラブルに触れて、かなり長くSRキャラどころかRキャラも編成して頑張ってた記憶がかすかにあります。
今ではソシャゲを新たに始めても「SSR出ないとクリア難しくて話にならん…」と感じてしまい、だいぶ擦れてしまったなと思う。グラブルで新規のアドバイスした時も、SSRキャラ一人の戦力がえぐい。フェディエルが居ればだいたいクリアできそう、誰にも不利にならない闇だし。
画像はGRANBLUE FANTASYゲーム内のスクリーンショットです © Cygames, inc,