フロネシスの学園編はほぼ全てスキップして未だに見ていませんが、今回は他に何も手につかない状態だったのでじっくりストーリーをオート再生できました。
フルボイスをしっかり聞くとやはり数時間持っていかれるので忙しい時は見るのが難しいけれど、やっぱりグラブルのストーリーはめちゃくちゃ面白くて、自分にストライクな映画を一本観た気分です。
ストーリー、合間合間に感想あり
主人公のことは「グラン」と書きます。内容や順序はあまり正確じゃありません。
次の島へ
「蒼の解放戦線」所属のレホスは、グランたちに自分の正体がバレたことを悟りそのショックから意識を失う。(この前のストーリーはスキップしちゃってるんで、何があったかはよくわからない)
共にして移動していた「蒼の解放戦線」が捕らわれ娯楽島リバタリアへ移送され、グランたちはこれを追う。
娯楽の島リバタリア
リバタリアは副王アマールが統治していて、アマールはレホスの母親だった。アマールはレホスのことをセルカと呼び、セルカはセルカとして生きてほしいと説得する。
グランたちは酔っ払い客に絡まれていたドラフ女性アルバを助け、島について色々な情報を得る。
この島では「仮面」に記憶や体験を記録し、それを他の人がつけることでそれを追体験できるというものが当たり前に使われていた。ルリアはこの仮面から星晶獣の力を感じとる。
手分けして島を探索しているグランは盲目の劇作家レプティと遭遇し、これと別れた後にロキ&フェンリルとも遭遇。
この島にはドレスコードがあるため、グラン、ルリア、ロキ、フェンリルもおめかし。かわいい。
148章までクリアすると、主人公男女それぞれのドレススキンがもらえる。
レホス救出
レホスが助けを求めて投げ落としたスカーフから、ロキらと協力してレホス救出へと向かう。
気付かれないように侵入していくが、フェンリルが作戦を無視して兵をぶっ飛ばして騒ぎに。
レホスを救出して逃走していたところ、アルバが助成に来て彼女の家へと案内される形でひとまず逃げ切った。
なお、ロキは侵入した目的である「自分とミカボシ以外の星の民がいる」ことについての情報を、副王アマールも白の騎士も持っていないことで目論みが外れ撤退する。
アルバの家で
この時、イスタバイオン兵のハイラックが来る。敵としてではなく、レホスとアルバの元同校生徒として。
レホスがアルバをかばって島から落ちた過去、今いるレホスはレホスの妹セルカが兄を演じていた姿であることが発覚する。そしてセルカはレホスではなく、セルカとして行動し始める。
セルカ、レホス、アマール。親子で話すために
セルカがもう一度母と話したいという想いに応え、グラン、ルリア、ビィ、セルカ、アルバは副王アマールの元へ向かう。
セルカが「自分は嘘をついていたのに、どうして協力してくれるの」と疑問を口にした時、仲間達の反応が感慨深い。
- ラカム「見てくれは立派な騎空艇でも、中はツギハギなんてのはよくあることだ。大事なのは仲間を乗せて飛べるかどうかだ」
- オイゲン「胸を張れたもんじゃねぇが、一応、子を持つの親としてどんな協力も惜しまねぇ」
- イオ「私も大事な人がずっと悩んで苦しんでた時、どうして相談してくれなかったのって思ったけど、まだ子供だった私に心配させないようにしてくれてたんだって今ならわかる。それからお師匠がもっとかっこよく思えるようになった」
みたいなことをそれぞれ話す。今までのストーリーやリミテッドのフェイトエピソードを知ってると胸熱。
カタリナ、オイゲン、イオ、ロゼッタは「蒼の解放戦線」メンバー救出へ。ラカムは留守番、グランサイファーを放って置けるわけもないので。
「神」の顕現
アマールは劇作家レプティによってそそのかされ、セルカの中からレホスを消し去るために複合星晶獣の権限を貸す。
デミウルゴスはそれによって、レプティが考える「神」を顕現させようとする。
神は全てであり、全てを集約すれば神を作り出せると言う考えから、仮面をつけた人々を1つの精神体に統合し、神の精神を作り出すというもの。
グランたちはこれを倒そうとするも、海に溶け込んだリヴァイアサンのように「どこにもあってどこにもない」状態の存在に攻撃対象すらわからない。
しかし、レプティは神の器を求めていて、そのためには「存在していて存在していないもの」であるレホスが唯一神の器たりえる存在だった。
これはレホスとセルカを別れさせたいアマール、神を顕現させたいレプティ、解決手段=倒すべき相手を捉えたいグランたち、母の目を醒ませたいセルカの目的と全て合致し、セルカはすすんで器となる。
こうして軍体神アニマ・アニムスが顕現する。
グランはルリアを庇い、仮面をつけた人々と同様に統一された精神の1つになり戦闘不能に陥るが、ルリアとの深い繋がりと記憶によって精神を取り戻し、アニマ・アニムスを撃退する。
白騎士の葛藤
レプティは逃げ、アマールは職権濫用などの罪で白騎士に処刑されそうになる。
しかしアマールの夫、つまりセルカの父は白騎士を庇ったことで命を落としていた。
白騎士はずっとこのことについて葛藤していて、自分が誇りに思う両親に胸を張れるのか、自分の命を救ってくれた人の愛妻の妻を手にかけるのか、セルカから間接的に両親を奪うのか、ということで揺れ動いていた。
グランはその動揺を見抜き、白騎士に声をかけ、二人は剣を交えることとなる。
しかしその最中、ハイラックの悲鳴が聞こえて白騎士はアマールへの刑を保留し、「あの男」の面影を強く思わせる子供であるグランの実力を認めるとその場を離れた。
レプティの記憶
逃げるレプティを追うハイラックとアニシダだったが、不意を疲れてハイラックが仮面をつけられてしまう。
ハイラックが見た仮面の記憶は、畏怖などの感情と共に焼き尽くされるような感覚だった。
その感覚にハイラックは絶叫し、レプティは「急いで治療すれば失明は免れられるかもしれない」と話した。
これ以降、ハイラックはメガネをかけるようになる。失明は免れたが相応の視力を失ったと思われる。
ハイラックは視力を失った記憶の中に「グランに似た雰囲気を持つ男性騎空士を見た」と話した。これは今までにない、直接的な父親についての情報である(らしい)。
その後レプティは白騎士に捕まっていて真王と話している。その時に「イスタルシアから生還した。その証がこの光を失った目である」とも発言。
ちなみに、その記憶のシーンでは光の中にバハムートらしき影が見える。
レプティは本名をデミウルゴスと言い、どうやらわざと捕らえられて真王に会い、お互いに合成星晶獣と星晶獣製造の技術を交換しwin-winになる目論みの様子で、それは成功しそうだ。
デミウルゴスは「星晶獣アレスはなかなか納得できる出来だった」と、自身が作り出した星晶獣の1つがカタリナと契約した星晶獣アレスであることを明かしている。
さらに感想
ドレス。フェンリル。
描き下ろしのドレス衣装良いですね。
フェンリルは終始ドレスを脱ぎたがっていて、オレは獣だから人間に見られて恥ずかしいとかはないとか、ルリアの妹役やらされるとか、今回の和ませ役でかわいかった。
普段は鎖で繋がれてるんですけど
ロキのさじ加減なのか、普通に外せるんですね。
アルバ(CV阿澄佳奈)
最初に島で情報をくれたドラフ女性のアルバですが、モブ顔じゃないという以上に声が阿澄佳奈だったので後からがっつり絡んできてくれる重要キャラなのはすぐわかりました。オタク特有の声優ネタバレ。
私は声優に気付けないことも多いんですが、アルバは戸惑いながら「◯◯だった…です、はい。」とか言いそうな、フランクな感じと丁寧語が混ざったような、阿澄佳奈キャラに多いタイプだったのでわかりやすかったと思う。
アルバはレホスのことが好きで、両思いだったっぽい。レホスは心だけで体はセルカだったので、報われない恋だったんでしょうけど。
今回はちゃんとフルボイスでストーリーを見れて最高だったのが、アルバのセリフでした。
他の時は優しくて明るい雰囲気で話すんですけど、レホスの話題の時だけ声が震えて、あふれそうな感情を抑えながら話してるのがわかってめちゃくちゃ良い。
こういう演技を聞くと、やっぱり人気があり活躍し続けてる声優は実力も確かなんだなって思います。
アルバの仮面で記憶を見た時に「あたしドラフだから目線低かったでしょ」ってセリフがあるんですよね。
こういう種族の体型に関する話は、種族差別がほとんどなくなっているグラブルではめずらしいので印象的でした。
オイゲン(CV山路和弘)
しかし引き継いでくださった山路さんのオイゲンも本当にすごい。
語気を荒げた時や凄んだ時は山路さんの演技はやっぱりならず者っぽくて怖いんですが、普段の話し方は本当にオイゲンで違和感がなさすぎてびっくりします。
そのならず者っぽいと感じる部分も、荒くれ者をまとめていた歴戦の戦士であるオイゲンらしくてぴったり。
なんだか藤原啓治さんのオイゲンと、山路さんのオイゲンについては何度も語りたくなるくらいどちらも素晴らしいのです。
最後に
最近は色々なことで心が折れて、だからこそ何も手につかずストーリーをちゃんと見られたと言う不幸中の幸い的なことでもありました。
完全に落ちていた時はストーリーを見ることさえできなかったので、東方ダンマクカグラでちょっとだけ元気をもらえたことに感謝です。私が知ってる好きな曲、特に石鹸屋の曲入らないかな……。
グラブル、ウマ娘、プリコネRも、サイゲームスのゲームはストーリーがいいとわかってるんですが、時間と気持ちに余裕がないとなかなかちゃんと見るチャンスないんですよね。
だからこれだけストーリーを楽しんでいながらも、未読ストーリーまとめてスキップ機能欲しいと想ってます。全スキップしたい時はスキップだけで疲れる。
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