中の人 – らく百科

らく百科VTuber
スポンサー

概要

中の人とは、VTuber、キャラクター、着ぐるみで役を演じる、またはアバターを使っている者を指す俗称である。

ここでは特に、VTuberの中の人について解説する。

定義

VTuberを含めてアバターの使用や、アニメやゲームの声を当てる声優、着ぐるみを着ている人を指して言われる。

たいていがイラストやCGの外見を用いている者を言い、映画の吹き替えでは外も人なのであまり「中の人」とは言わない。

また、配信画面で生身とアバターを同時に映し出してもやはり「中の人」とされる。

VTuberが本人役の場合でも「中の人」がいることに変わりはなく、やはり演じているかどうかではなく、生身の外見のみでないことが定義となる。

中の人の言及について

名前も姿も変えて配信している者とそのファンに対して中の人を言及するのは基本的に好まれない。

100%個人情報を守ることが目的でないかぎり、実名以外を名乗っていることは多少なりともキャラクター、あるいはペルソナであり、ロールプレイとも言える。

たしかにVTuberなどは自身の価値観や体験を話すが、ペルソナを用いている以上は「中の人」とは大なり小なり異なる存在である。

すなわち「中の人」について本人やファンに言及するということに限っては、得意になってサンタの話をするようなものである。

中の人情報の需要

中の人情報の需要は高いと言わざるを得ない。取り扱った動画やサイトは高いアクセス数を誇る。

その目的は様々で、例えば下記のような例がある。

  • ただの好奇心
  • 好きなのでもっと知りたい
  • ストーカー
  • アンチ
  • アクセス稼ぎ
  • マスコミなど

好奇心

好きではないが単に顔や正体を知りたいというもの。

美人であったりそうでなかったり、正体が声優であったりと様々。

好き

単純に「好きな人のことをもっと知りたい」という場合もある。

あるいは中の人がVTuber以外でも配信活動をしていたり、いわゆるVTuberの転生であり前世のアーカイブが残っていれば楽しめる推しコンテンツのストックが増えることにもなる。

また、中の人を知ることで転生先がわかることも多い。

「その姿と名前のV」を好きなことと、その「中の人」を別に考えることと、両方が好きなことは両立する。

姿と名前が違うだけで同じ声と価値観をもった相手なのだから、両方好きになるのは自然なことである。

ストーカー

「好き」の最悪な形の一つであるストーカーが目をつけたのがVTuverであった場合、顔やその他情報はリアルで探すために必須であるし、一つでも多くの情報を求めるだろう。

アンチ

アンチを指して、「アンチ対象のこと好きすぎでしょ」と揶揄されることもあるように、下手をすればファンよりも知りたがりである。

中の人情報を得れば叩ける要素が増えるかもしれないし、特になくても好奇心を満たせる。

アクセス稼ぎ

需要が高いため、中の人を書いたり動画にしたりすれば伸びる。そこには悪意や好意がある場合もあるし、単に金になるから、というパターンもあるだろう。

ひどければアクセス稼ぎのためになんの情報もなく「中の人を調べましたがわかりませんでした!いかがでしたか?」などという俗称「いかがでしたかサイト」も存在する。

マスコミなど

まだ前例は聞かれないが、VTuberがもっと認知され一般化すればさらに中の人情報の需要は増える。

そうなればマスコミが中の人を特定しようとしても不思議はない。

需要が高いのは有名なVに限られ、それを報道すれば力ある企業から損害賠償を請求されるだろうが、芸能人から訴訟されても古くからゴシップを報じる週刊誌がなくならないことを考えれば同様のことがVに起きる可能性はあるだろう。

また、個人が探偵に依頼することも考えられ、法整備や各人の良識がなければリアルで危険にさらされる恐れもある。

ただし、現状はネット検索のみでわかるものが多く、マスコミが動く可能性はまだ低いだろう。

定義の例外 ※閲覧注意

過激作品「スクールデイズ」では、ヒロインが「おなかに赤ちゃんがいる」と言い、別のヒロインが主人公とヒロインを殺害。

ヒロインの腹を裂き「なんだ、やっぱり嘘だったんじゃないですか 中に誰もいませんよ」と言った。

この衝撃的なシーンに対し、「中の人がいなかった」などと語られることがある。

タイトルとURLをコピーしました