【ライフハック】脳内で思考・音楽が止まない時のカンタン応急処置

心理

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わたしたちは頭の中が忙しい

現代の日本人ならほとんどの人が陥る

あれこれ悩みがちな人や、ADHD特性でずっと思考がめぐる人。そうでなくても「頭の中で音楽が流れ続ける(イヤーワーム)」というのは、どんな人でもあるあるですよね。

頭の中で止まらない音楽を止める方法
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これはある意味、現代病。昭和と違って、聴きたい音楽はレコードを買わなくてもすぐ聞ける。わからないことは図書館行ったり老人に聴かなくても検索すればすぐわかる。

脳がめっちゃ進化したわけでもないのに、得られる情報量とスピードが半端ない。そりゃ頭の中がごちゃごちゃになるわけです。

超カンタンな一時しのぎ方法

上を向く。

真上を見るくらい顔をあげるほど効果が高まりますが、首を痛めないよう注意。

これだけで、不思議なことに思考が止まります。読むのを止めて、いますぐ試してみてください。

いかがでしょう?軽い考えならできますが、少なくとも通常姿勢でいるよりは頭の中のぐるぐるや、”勝手に”鳴り続ける音楽は止まります。

ちょっと上を向く程度だと、すこしネガティブな考えが収まるかどうかな感じですが、真上を向くと考え事自体がむずかしくなります。音楽も、音量がちっちゃくなったり止まったり。

学校の教室や職場など、人が多いと少しやりにくいかもしれませんが数秒なら目立ちませんし、一人になれる場所があれば数分やることもできます。

追加効果も

呼吸が楽になります。

ストレスを感じている方や、スマホを長時間見ている方で、原因のよくわからない息苦しさを感じることはないでしょうか?

うつむいた姿勢でいると、呼吸の時に肺を動かす横隔膜(おうかくまく)という筋肉が抑えつけられていて、呼吸がしにくいんですね。上を向くと喉・肺・横隔膜を抑えつけられなくなるので空気を取り込みやすくなります。ラジオ体操でも深呼吸の時に上を向きますが、ちゃんと理由があったんです。

ストレスを感じている人は呼吸が浅くなりますが、呼吸が浅くなるとストレスに弱くなるという逆説的な現象もあります。息苦しくなれば酸素を求めてため息も増えます。

息苦しい・思考や音楽が止まらん!という時には上を向いてみましょう。深呼吸しましょう。

正面を向くとまたもとに戻ったりしますが、一時的にでも脳や肺を開放することで、心身への好影響が期待できます。

昔の人も知っていたこと

「上を向いて歩こう」

暗い顔してないで明るく行こうぜっていう言葉の定番ですが、メンタルは姿勢に影響を及ぼし、姿勢はメンタルに影響を及ぼします。

ネガティブな思考が強かったり落ち込んでる時は上を向くのに抵抗があるんですけど、効果はたしかにあります。吸い込める酸素が増えれば脳が活性化しますし。

上を向くストレスが強すぎるなら無理せず。しかしたまにやってみるといいかもしれません。

「考える人」

超有名美術品、ロダンの「考える人」

トイレで座っているようなあのポーズはうつむき、ひざにひじをついて、アゴに拳を当てています。

上を向くのとは真逆のポーズ。あれこそ考え込む姿勢であり、あの逆のポーズが上を向くってことなんですね。

映画やアニメでも、絶望した人が呆然と空を見上げる描写はあるあるです。「立ち向かいたい」じゃなく、「嫌な考えから一時的に逃れる」という精神防衛的なポーズとも言えるでしょう。

まとめ

  • 止まらない思考・音楽・息苦しさは、上を向くことで一時的に止められる
  • 下を向くと元に戻るけれど、一時的に心身を休められる効果は大きい
  • 人前でやるのがむずかしければ一呼吸だけ。必要なら人気のない所で30秒~1分やるだけでも落ち着ける
  • 首を傷めないようにね(普段うつむいてる人が急に上を向くと痛めやすい)

効果はありましたか?

人間、考えるのにはエネルギーを消費します。「なんか考えがまとまらないな」っていう日は、止まらない思考や音楽にリソースを食われてるのかも。ときどき上を向いて、脳を休めましょう。

(15分~30分程度の昼寝ができたらもっといいです。こっちは気軽じゃないですが、科学的に証明されまくってる最強回復法。寝れなくても、目を閉じてるだけで効果あり。)

以上。効果があれば儲けもの程度に思って、ぜひお試しください。

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