【第二章】ネタバレ&感想【ヘブバン】

ヘブンバーンズレッド考察|感想|分析|ネタバレ
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ネタバレについて

(追記:この記事は、ガイドラインで第2章Day24ネタバレNGだった頃に書かれています)

第二章Day23までネタバレ&感想、Day24は2022.2.22時点の配信ガイドラインに則り、感想のみ。第一章と、イベント「優しさと切なさと心強さと」のことも知っている前提。

画像は実際のシーンと違うイメージ的な載せ方もしてます。

第二章 あらすじと感想

第二章は31Bと深く関わる物語でした。

31B部隊長:蒼井えりかの地獄

31B部隊長の蒼井えりかはハイパーサイメシア(超記憶症候群)。

一度見たことを全て記憶する、してしまう。自分の意思で忘れることはできないので、嫌なものを見たとしたらいつでもそれを鮮明に思い出せてしまう。

我が身で考えるとただそれだけでも地獄だけど、蒼井はすでに戦場に出ていた経験があり29Aの生き残りだった。

31Aもそうだけど、「A」はもっとも戦闘力が優秀であるために先遣隊で、最もキャンサーと多く戦い、最も命を落としかけない隊。

実際に29Aは蒼井を除いて全滅していて、ハイパーサイメシアの蒼井はその光景を「映像を見るかのようにいつでも鮮明に思い出せてしまう」。

私たちもふと「そういえばあんなことも」と突然頭をよぎることがあるみたいに、自分で思い出そうとしなくてもそれは起きる。

「そういうゲームだから」で終わらせない情報が多いように感じる

31Bの部隊長に任命された後も蒼井は何も言わずに部屋の隅で震えていたり、突然まわりからの情報を遮断するように「ぽかーん」とするようになる。

「軍に女性しかいない」という事実も、そういうゲームだからで済ませるものでは無くキャラが疑問にする不可思議なことだった。

蒼井が「ぽかーん」とするのも、そういう和むキャラ付けだけじゃなく過去の傷が原因の逃避行動。

暗殺者の水瀬姉妹が辛く当たる理由

蒼井は暗殺者姉妹の水瀬いちご、水瀬すももが強く出たり、サボったりするのに押されっぱなしだった。

これは見ていてあまり気分のいいものじゃなかったんだけど、あとあとその理由もちゃんとわかった。

最初は優しく声かけなどもしていたものの、蒼井からの反応はほとんどなかったらしい。

そこで荒療治として「蒼井が部隊長としてしっかりしなければ隊が成り立たない」というほど、水瀬姉妹が好き勝手動くようになり、きつく言うようにした。

それでもやりすぎだと思っていたんだけど、多分その理由もわかった

月歌たちにそのことを伝えなかったのも、月歌があんな調子だから何も考えずお気楽にやっていて蒼井に軽い気持ちで関わってると思っていたから。

これを月歌を知った後は明らかに水瀬姉妹が蒼井に優しい表情を見せるようになっていて、最初は「ご都合主義?」かとも思ったんだけど多分そうじゃない。

プレイヤーは月歌視点で見ているので、月歌のフィルターがかかっていると思う。

水瀬姉妹や蒼井と関わる選択肢の時、私は仲を取り持ちたかったんだけど丸く収められそうな選択肢が出てこなくて、月歌が水瀬姉妹を煽ったり非難するものにどうしてもつながった。

月歌が「こいつら蒼井にひどいことしやがって」という意識を持っていたから、月歌が真相を知るまでプレイヤーにも「きつい表情しか見えない」ように演出されてたんだと思う。実際は態度が変わっていないのに。

最終的には蒼井が立ち直ったことで、実際に態度の軟化も実現。

そして実際に、水瀬姉妹のやったことは効果があった。部屋の隅で震えているだけだった蒼井が月歌たちの前で「自分に自信のない部隊長」という姿を見せられるだけでも相当回復している状態で、少し前なら表に出てこられなかったかもしれない。

だから、水瀬姉妹が「急に出てきて軽い気持ちで蒼井を甘やかすな!」ときつい態度をとったんは自然なことだった。

ただ、結果的に水瀬姉妹だけでも月歌だけでもダメだったと思う

「でもあの荒療治じゃ立ち直れなくね?」と感じてた。

蒼井に足りないのは自信だけっていう感じだったし、自信がない人は叩き潰された時にそれをバネにできない。潰された時にものに戻ろうとする力がもうなくなってる。

その力や自信を取り戻すきっかけをくれたのが月歌。蒼井をShe is Legendに誘い、全員で作詞したオリジナル曲を作り、みんなの前で演奏して代え難い感動と達成感を与えた。

月歌と蒼井はセラフについても話し、蒼井がもうダメだと思った時に自分と自分のセラフ盾を「無敵(インビンシブル)」と思うことに。

これらの後、そして月歌と一緒に部隊長として話し合う時にはかなり体調らしい振る舞いができるようになってた。

これは水瀬姉妹だけが荒療治をしていて、月歌がフォローしてくれなかったらもっともっと時間がかかったか、ここまで回復できなかったんじゃないだろうか。

インビンシブル

これは第二章Day24のネタバレになるので…と思うところなんだけど、公式PVに出てる。

第二章は来るであろう絶望を想いながらプレイしてました。それでも、クライマックスはわかっても最終的な結末はどうなるかわからないので最後までドキドキした。

「どうか安寧な記憶を」

あとでもちょっと書くけど、セラフィムコードは「本人が高揚するワード」として軍が勝手に決めてる。本人も知らない何かを分析されてるっぽく感じる。

「どうか安寧な記憶を」は、蒼井のセラフィムコード。

第二章Day24を観た後に見ると「あー」ってなる。

息抜きお笑いポイント「買い物勝負」

第一章とは違う店で「びっくりするようなもの買い物勝負」

月歌の買ったキャンサー等身大フィギュアは、みんながセラフを呼び出しそうになったほどのクオリティ。普段は忘れてるのに、イベントスチルが入ると「月歌って可愛いんだな」と感じさせられる。

かれりんは「今さばいてもらった鶏肉」で、つかさが悲鳴。

確かつかさが「ちんすこう」を買ってきて、タマちゃんが「ちん○すう」とピー音が入りユッキーがツッコむ。

「ちんすこう」は沖縄の名物お菓子で、第一章では北海道名物のお菓子「白い恋人」が買われてたので続編みたいな感じ。

前々から思ってたんだけど、壊滅した北海道と九州の文化は割と継承されている気がする。現代でもちんすこうや白い恋人は都市部の空港とかでも買えるけど。

めぐみは「食い倒れ人形」。いつか規制入るかもしれないけど、ヘブバンが商品名や店名をぼかさずそのまま言うの楽しい。

食い倒れ人形が本物かどうかはゲーム中わからなかったけど、関西から救出されたのかもしれない。ただしめぐみが勝負のために買って邪魔だから置いていける程度の値段で。

第二章Day24

公式トレーラーのネタバレならセーフ説

私は言えないことが多いけど、ファイナルトレーラーは「プレイヤーにはわかっちゃうネタバレ」が。

1分50秒ごろからもうあれです。クリアする前にもきつかったし、クリアした後にも見返すとまたつらい。

この映像の半分は蒼井の視点だったんじゃないかって思うレベル。

「鼻血が出たら限界のサイン」と司令官から聞いた後にこのトレーラーを見返した時点でもう。

ネタバレをなんとか避けたい箇条書き感想

感想で言えないことが多すぎるので端的に。

  • ユッキーの正妻感がすごい
  • こんな時でもタマちゃんは癒し
  • ここで倒せぇぇーーー!硬ぇ!(1度負けて出直した)
  • ボロ泣きした
  • ビャッコのことをちょっと忘れてたので、声が聞こえた時ちょっと涙を止まった
  • 結末はそっちか…
  • こいつの正体はそっちかぁー!!
  • 軍はすでに正体を知ってそう
  • 面白かった
  • さすがKey、さすがだーまえさん。久しぶりにここまで泣いた

全滅の話(ゲームプレイ上の)

ラスボスには一度負けた。

上画像はDay24のじゃないけど、負けちゃダメなバトルで何度かやられてるし、アリーナや記憶の塔ではもっとやられたり撤退してます。

記憶の塔に関しては戦闘前にキャンサーの属性がわからないので、確認するために入って即撤退とかしてました。

一部のキャンサーは名前と耐性をメモして、プリズムバトルなど弱点がわかれば耐性も頭の中で確認できるようになってます。

本編と逸れた感想・考察

野球ネタ

自室待機命令を無視してる時は野球してて「毎回野球するアニメみたいだにゃ」とすももが言ってたのは多分、シナリオ「麻枝 准(まえだ じゅん。あだ名は「だーまえ」)」さんのネタ。

ホロライブヘブバンWEEKとかでも確実に宣伝されるのは、だーまえさんがストーリーを担当!という点。そしてリトルバスターズ!はだーまえさんの代表作の一つ。

だーまえさんが野球好きゆえに他の作品でも野球は出てくるみたいなんだけど、強く印象に残ってるのは作中で野球チーム名にしてる「リトルバスターズ」がダントツだった。


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軍の人材配置は優秀説

月歌は自分が言うほど「テキトーに生きてる」ように見えて、実際は31Aメンバーをまとめられるほどの能力と、全キャラと仲良くなれそうなほど人当たりの良さがある。

テストの点も悪かったし、She is Legend時代は事務所戦略でクールキャラにされていて本性は見えなかった。

にも関わらず、軍は月歌のリーダー資質を分析されていて、軍が諜報員の記憶も改竄した疑惑がある。

軍は「本人も知らないこと」を何か知っている可能性がかなり高いと思う。

セラフィムコードも勝手に決める軍

セラフィムコードについても軍が勝手に決めていて、月歌は「ダサい」としっくりきてない様子で、タマちゃんも「なんでラーメン屋みたいなのでしょう!?」という反応。

でもセラフィムコードは「高揚するワード」に設定しているらしい。

そして、月歌とタマちゃんがちょっとツッコんだ以外はみんなしっくりきて疑問も口にせず使っている印象。月歌たちもそれ以降言及してない。

的外れなだけならいいけど、軍は本人すら知らない兵士の何かを知っているか、分析している可能性があるというか、今までの部分にしっかり伏線だらけだったのでメタ的にそこが無意味とは思えない。

しかも記憶改竄までしてるっぽいし。

つかさがポンコツなのは記憶を改竄されたせいなんだけど、記憶が戻った後も割とぽんこつなままっていうパターンだと予想している。

2022.2.22時点で、メインストーリーはここまで

フルボイスだし、他のイベントの準備もあるのかもしれないし、続きのメインストーリーはゆっくり公開されていく感じなのかな?

イベント「優しさと切なさと心強さと」は、メインストーリーと比べればDay3とかなり短いけど1章分くらいの重みや楽しさを感じる。

第一章が31C、イベントが31C深掘り、第二章が31Bと来たので次のイベントやメインもどこかの組と深く関わるのかと思う。

30Gとは浅く関わりがあるので、意外と早くメインで深掘りされるかも?

ヘブバンはマジで曲とボイスがいいので、ネタバレを観た後に自分でプレイしても全然楽しめると思う。

実際、ファイナルトレーラーはかなり蒼井のことを見せてくれていて「インビンシブル!」のシーンがくることはわかってたけど泣きました。

続きを早くプレイしたい。

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