
結論
広がアイドル活動をするのは、人類の損失なのだ。
広は、その頭脳を守るため、あまりにも大切にされすぎた。ちょっとショックな表現になるが、〝やさしい虐待(ぎゃくたい)〟に近い。
大切にされたのは頭脳だけで、広の気持ちや体は無視された。
篠澤 広(しのさわ ひろ)とは
学園アイドルマスター(以下、学マス)の篠澤広(以下、広)。彼女に魅力を感じるプレイヤーは多い。
- 超天才:数式を見ただけで解ける
- 友だちがいなかった:倉本千奈・花咲佑芽が初めての友だち
- 超虚弱体質(ちょう☆きょじゃく たいしつ):細すぎ。通学だけで倒れる。
私はトゥルーエンド条件すら満たしていない浅いプロデューサーだが、上記について、日々考えている。

失敗したことがない
衝撃的な発言がある
学マスではポンコツ枠にいる広だが、彼女は学マスに来るまで失敗したことがない。
その事実は、発言や歌の中で表現されている。
『ライブが成功する度に、しょんぼりすると思う。うまくいくばかりだった頃を思い出して、ため息をつくと思う。』

『失敗が成功の元ならば まだ私は 何も成してないのかな』(コンテンポラリのダンス内の歌詞)



『うまくいくばかりだった』『失敗が成功の元なら、まだ成してない』
これはつまり、『成功が失敗の先にあるなら、まだ一度も失敗していない私は、何も成功していない』という逆算。
一度も失敗していないのだから、常に成功していたはず。
しかし、一度も失敗していない広にとって、それは成功と呼べるような喜ばしいことではなかった。
どうせ成功してしまう。やればうまくいく。
それはきっと、とてもつまらない。
人は成長に喜びを感じる。ゲームでもそう。ゲーム内のレベルアップが楽しい。プレイヤーの腕で、むずかしいものをクリアするのが楽しい。
広は最初からチートで、Lv999。敵はスライムだけ。
そんな人生のRPG、飽きて当然だ。
ポンコツなのに失敗できなかったのは……
広はポンコツだ。花咲佑芽がアイドルとして最高の肉体なら、広は最低最悪な肉体を持っている。
なのに、なぜ失敗できなかったのか?
何もやらせてもらえなかったのだ。
トレーニングはできるのに。
広は育成でしっかり成長する。
学園に来るまでに力尽き、準備運動で力尽き、歌声が聞こえないレベルだった。
しかし特訓の甲斐があり生誕ミニライブでは『休憩をはさむ』というアイドルにあるまじき時間を取りつつも、3~4曲を見事に歌い、踊りきった。

ということは、広の弱さは生まれ持ったものではなく改善できるものだった。
なぜそんなに弱くなったのか?運動させてもらえなかったのだ。
学校までは車による送迎。運動会やスポーツ系サークルなんて入っちゃダメ。ケガをして、広の頭脳が失われるなんてことがあってはならないのだから。
友だちがいなかった
広は『千奈と佑芽がはじめての友だち』と言っている。
彼女にだって幼少期はあっただろうし、成長して大学を卒業したのに、初星学園に来るまで友だちが1人もいなかったのだ。
大学では浮いていた……なんて可能性もあるが、いや、広の性格だとその可能性もけっこうあるが、
誰だって『中学生が飛び級で大学来てんだけどwwwww』なんて面白いことがあれば、興味を持つだろう。
悪意でも善意でも、広に話しかけるはずだ。年の差があるとはいえ、その中から友だちができてもおかしくなかった。
広の周囲から、両親や教師が人を遠ざけていたのではないだろうか?
なぜ、そこまで守られたのか
保護者や周囲が広を過度に護ってしまったのは、広が歴史を変えるレベルの超天才的頭脳を持っているから。
広がヘンなクラスメイトの悪影響を受けたり、ケガをしてはその頭脳や時間が失われる。
スマホも電気も、太陽までの距離も400億光年先の宇宙観測も、すべては科学と数学で実現している。広はその分野で、歴史を変えるレベルの天才の可能性が高い。
広がやっていることは、『アインシュタインが学問を放棄してアイドル活動をしている』のと同じなのだ。
広が学問に集中すれば、宇宙の新常識や、新たな生活必需品の誕生、環境問題解決、テラフォーミング(地球以外の星へ移住)を実現して、ノーベル賞もとりまくり、歴史の教科書に載ったかもしれない。
◆歴史の勉強はしたことがない◆
ゲーム内で広は『歴史の勉強はしたことがない』と言っている。
数学や科学以外の勉強もさせてもらえなかったのかもしれない。
そして、そんな広が入試座学満点ということは、初星学園の入試に歴史は多分ない。でも授業では習う。
初星学園で変わった広の人生
入学前の広は……
- 失敗したことがない退屈
- 歩かせてもらえないレベルの過保護
- プライベートでは周囲の人間から遠ざけられた
(または、同年代と会うことがなくて、友だちになれなかった)
入学後の幸福
護りたい、この笑顔。

鬼畜メガネプロデューサー(イメージ)と出会い、花咲佑芽や倉本千奈という友だちができて、手毬たちとも友好(?)な関係を築いている。


広がアイドルをすることは人類の損失なのか?
最初に書いたことだが、広がアイドルをすることは、アインシュタインやブラック・ジャックがアイドルになるようなものだ。
人類レベルで見れば、『頼むから研究してくれ!!!』という話である。
しかし、広がやりたいのはアイドル(もっとも自分にむいていないこと)で、才能があって一度も失敗しない研究者の道ではなかった。
広がアイドルをすることは、人類の損失かもしれない。
だが、広という人間が自分の人生を生きるなら、アイドルが一番。
人類のために広をいう個人を犠牲にするか、広に自分の人生を選ぶ権利をもたせるかという、非常に重い問題である。
凡人なら後者を許してくれる人は多いだろう。
天才の場合は『いや研究してくれ』と思ってしまうが、天才だって凡人だって同じ人間で、私たちは等しく人権を持っている。
広がアイドルをすることは、人類平等の体現であり、素晴らしい贅沢なのだ。
蛇足:入学しようとできたこと自体がすごい!
読まなくても良い蛇足
※蛇足(だそく):ヘビに足なんていらない。よけいなもの、という意味の言葉。
入学への執念
それだけ過保護にされ、人類の財産になりえた広が初星学園に入ることを、周囲が認めるだろうか?
通常では考えにくいが、3パターン思いついた。
自分を人質にした
自由にさせてくれないなら逃げる、わざとケガをするなど、自分(と頭脳)を盾に強く主張した。
保護者達も「失われるくらいなら」と認めざるを得なくなった。
保護者は良い人だった
ケガをさせないようにしたのも、理系に集中させたのも善意だった。
でも広が望んでいたのは違うことだと知らされ、広がやりたいことなら……と、アイドル活動を応援してくれた。
交換条件
初星学園でアイドルになれなかったら科学者になる、行かせてもらえないなら科学者もやらないと宣言し、周囲は広の虚弱さなどからも「無理に決まっている」と送り出した。
または、アイドル活動を5年したら科学に集中すると約束した。
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アイドルとして成功しちゃって、でも波乱万丈 困難続きで充実した日々でありますように。
篠澤広に幸あれ!

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