「Subnautica(サブノーティカ。以下「前作」)」ではマルグリット・メイダ(以下「マルグリット」)に関する音声記録があり、「Subnautica: BelowZero(サブノーティカ:ビロウゼロ)」では生身のマルグリットに遭遇する
前作要素の小ネタ
マルグリットの室内にはリーパーリヴァイアサンの骨が飾られ、床にはブルータブレットの残骸が転がっている
攻略を進めてから再びマルグリットの拠点(温室では無い方)に行くと奥にも入れるようになり、救命キットの残骸やオーロラ号で拾える人形などを見ることができる
救命キットや一部のポスターに関しては、アルテラ職員の部屋でも見ることができたけど、マルグリットが人形を持ってきているのはギャップがあって好感度が上がってしまう
なお、これらは何故かスキャンできないので、ある意味でマルグリットに関する要素は前作からのファンへのサービスでもあると思うし、前作を知らなくてもまったく問題のない面白さがあると思う
前作のマルグリット音声記録
前作では音声記録のみが残り、その内容からも死んだと思われたが今作で登場したマルグリットと同一人物と考えて間違えないようだ
2526Bに落ちた経緯
マルグリットはデガシ号の船長に格安で雇われた
海洋惑星2526B付近を通りかかったデガシ号は、異星人施設によって撃墜された
異星人施設はバクテリアによる感染が蔓延し、異星人はそれを広めないために2526Bに侵入するものと脱出するものを自動撃墜する
前作の主人公が乗ったオーロラ号もこれによって撃墜され、海に入ったり原生生物を食べてバクテリアに感染
2526B脱出を目指すが異星人施設の自動撃墜プログラムを停止させるには、感染を治療する必要があった
前作の主人公は自分ばかりか2526B全体のバクテリア感染を治療する手段を見つけ、一人用の巨大脱出ロケットを作って脱出した
前作だけでは惑星脱出後にどうなったかわからなかったが、今作で見られるデータベースからオーロラ号唯一の生存者のニュース記事が読める
デガシ号の生存者
船員のほぼ全てが死亡 生き残ったのは船長、船長の息子、マルグリットの3人だけ 船長は80歳
船長は墜落後も保険会社が救助を出すと信じて、サバイバル生活になっても金と権力をちらつかせる
マルグリットのことを見下していて、マルグリットも権力者嫌いのためたびたび衝突した
船長がマルグリットをメイダと姓で呼ぶのも、その現れかもしれない
賢明な船長の息子は二人をたしなめながら食料の栽培を進めるが、嵐によって地上で生活するのは難しくなっていく
水深250mのデガシ号生存者の住居
そこで水深250mの特殊な洞窟バイオームに転居し、原生生物の養殖をしながら生活し始める
生物の養殖に使う大型水槽の材料に「エナメルガラス」が必要になり、それには敵性生物が落とす「ストーカーの牙」が必要だった
マルグリットは「ストーカー」を複数仕留めて素材を船長の息子へ届けた(ちなみに前作の主人公は生物を倒しても素材は取れない)
マルグリットはこの狩の際に「手のひらを食わせてやった」と発言しているが、ビロウゼロでは両手がある。スイムスーツを着用しているので中が義手の可能性も考えられるが
しかし250m住居もゆっくりと浸水し始め、咳が止まらないなどのバクテリア感染症状も現れ始めた
深海から謎の信号をキャッチしたことから、治療の可能性を求めて水深500mへ住居をうつす
水深500m
前作では実際に主人公が特殊なリヴァイアサン種の孵化を成功させたことで、バクテリア治療ができた
デガシ号の生存者はその特殊リヴァイアサンの発見までは至らなかったようだが、リヴァイアサン種にバクテリアへ対抗する酵素の可能性を見つけるまではたどり着けたらしい
そこでマルグリットはリーパーリヴァイアサンを半殺しにして住居まで運んできた
船長はリヴァイアサンが暴れたり、仲間がきたりしたらどうするのかと激昂
マルグリットはこうでもしなければ治療法の研究などできはしないと反論
船長の息子はどちらに偏っても研究はできないと説いた
デガシ号生存者の最期
連れてきたリヴァイアサンが暴れたのかリヴァイアサンの仲間が来たのかはわからないが、デガシ号の住居はリヴァイアサンによって破壊された
リーパーリヴァイアサンが群れているのはめずらしいので、捕らえたリヴァイアサンかもしれない
どちらにせよ、マルグリットがリヴァイアサンを連れてきたのは悪手だったらしい
船長がリヴァイアサンに襲われるというところで、マルグリットは片手にシーグライド、片手に金属片を持ちリーパーリヴァイアサンの首に金属片を突き立て、そのままリヴァイアサンにしがみついたまま海へ消えていった
船長は深い場所に光が見えたため、息子がそちらに向かったのかもしれないと海底へ向かった
しかし自分の血の匂いを感じながら、そこで記録が途絶えている
船長の息子は、どうやら地上で暮らした場所に戻ってきた?
父が言った通り(生き延びられないとしても)海へ向かうべきではなかったと考える
息子の最後の記録では「父さんとマルグリットはすでにこの星の生態系の1つになった。僕もそこに加われるのなら……」といったような内容がある
この一文も、マルグリットは死んだのだろうと思わせる一因だった
前作から今作にかけてのマルグリット
今作のPDA記録を和訳中で色々な事がわかってきた(エラー落ちバグによって、英語版プレイを和訳しているため時間がかかっている)
リーパーリヴァイアサンから手を離すか、しがみついて仕留めるかの選択で後者を選んだマルグリットは、水上に出た時に思ったより遠くまで移動したことを悟っていた
「私と水だけ」と語っていることから、やはりデッドゾーンに行ってしまったと思われる
しかし現在まで和訳できた限りでは、ゴーストリヴァイアサンは登場していない。デッドゾーンでもいる地帯といない地帯があるのかも
とはいえ壮絶なサバイバルが始まったようだ。なんたって周りには水しかない。前作主人公のPDAに記録されたデッドゾーンと同じなら、ゴーストリヴァイアサン抜きにしてもプランクトンしかいないことになる
遅れて浮上してきたリーパーリヴァイアサンの上に乗り、リペアツールで火を起こす方法を一週間かけて編み出し、この時点ではリーパーの肉を食べながら生き延びたらしい
後の話ではピーパーも出てきた気がする。体力と気力が回復したら和訳を進めたい
しかしこれらの経緯を考えると、リーパーの骨はともかくブルータブレットや人形の存在は不思議
アルテラ施設の廃墟を「私の縄張り」と言っていたので、そこから拝借したのだろうか
今作のマルグリット
エラー落ちバグにより英語版でプレイしているため、把握できていない情報が多く的外れなものが多いかもしれない
2526Bでの暮らし
マルグリットはビロウゼロの大地に来た後、主に地上に自分の拠点を築いた
生きるために植物の栽培をする温室をつくるまでに至ったが「こんなことより狩りがしたい」「だが自分の体はサラダを求めている」とぼやいている
ゲーム中の主人公が探索する時間はともかく、マルグリットのように長く生きるには野菜を取らなければやはり壊血病で死ぬのかもしれない
サムとの遭遇
今作の主人公ロビンの姉「サム」とマルグリットは、なかなか友好的な関係を築いたようだ
サムはバクテリア感染の解毒薬を完成させていた
素直に考えれば前作から2526Bにいるマルグリットが感染していなかったとは思えない、サムのおかげで感染を治療できた可能性がある
しかしアルテラはサムの研究に非協力的で、何も無い「前哨基地ゼロ(ぜんしょうきち ぜろ)」に追いやった
ちなみにサムが得意とするのはロボット作りで、スパイペングリンはサムが作ったもの
マルグリットはためらうサムの尻を叩き、行動を起こさせていた
マルグリットのアルテラ嫌いはここから来ているのではないだろうか
サムの最期
サムが決して手放さなかったペンダントはエンディング付近で入手できた、と思う
翻訳ミスでなければAl-anは「君の姉の最期は大きな爆発を伴ったようだ」と言っていて、サムは「姉は無意味なことはしない」のようなことを言っている
サムは何か偉業を成し遂げていたが完遂直前で命を落とし、その最終作業はサムとAl-lanが完遂させたようだ
マルグリットについて まとめ
前作の音声記録に残っていたデガシ号の生存者であり、ビロウゼロに来てからは温室を作ったりスノーストーカーを手懐けたりと、協調性はともかく有能さは健在
日本語版のエラー落ちバグが直ったら、改めてストーリーを攻略してみたい